ゲーム感覚で楽しめ親子で学べる『1分間速音読ドリル』シリーズ第2弾が発売。息子たちが大はまりした本書の概要や使い方、子どもたちの変化についてご紹介します。
こんにちは。小学生・幼稚園・未就園児の3兄弟を子育て中のライター福岡です。
今日は小学生だけでなく弟たちもはまった、音読教材についてご紹介します。
国語力は全ての教科の基本となるため、ご関心の高い方も多いのではないでしょうか。良質な日本語を聞かせたい、絵本だけでなく物語や文学作品にも興味を持ってほしい…。でもわが家の場合、宿題の音読すらなかなかうまくいかず、お勉強というと親子バトルに発展していました。
そんな座学が苦手な子どもたちですが、遊びの要素が入っているだけで前のめり!ゲーム感覚で親子で学び楽しめる、そんなドリルの使い方のヒントをお届けします。
『1分間速音読ドリル』とは?
まずはじめに、今回使用した教材の概要をご紹介します。
この本は、明治大学の教授でNHK Eテレ『にほんごであそぼ』の総合指導を務めている齋藤孝氏が考案した「速音読」という音読のメソッドを本にした音読ドリルです。第1弾作品も小学生ドリルのジャンルでは異例の5万部を突破するなど大人気とのことで、わが家ではシリーズ第2弾『国語の力がグングン伸びる 1分間 速音読 ドリル2』を購入しました。
【対象年齢】
小学校全学年
ただし、就学前でもひらがなが読めるお子さんならチャレンジできると思います。(フォントは1cm四方と大きく、全ての漢字に仮名がふってあります。)
【定価】
1,200円+税
【期待できる効果】
本書によるとこの速音読を続けるとこのような効果が期待できるそうです。
・集中力アップ
・注意力アップ
・頭の回転が速くなる
・やる気が湧いてくる
・記憶力が高まる
・語彙力が高まる
・テキパキ話せるようになる
・文学の教養が高まる
・文豪たちの語彙が身につく
1分間速音読ドリル 国語の力がグングン伸びる /致知出版社/齋藤孝(教育学)
国語の力がグングン伸びる1分間速音読ドリル | 致知出版社 公式サイト
【特徴1】子どもが飽きずに楽しめるゲーム仕立て
”見開き1ページを1分で速く読む!”だけが唯一のルールなので、間違ったら訂正する、知らない言葉の意味を調べる、姿勢にも注意…なんてことは、忘れてOK!この点が親も子も楽にしてくれます。
ストップウォッチを片手に、よーいどん!制限時間を設け音読にゲーム性を持たせることで、やる気スイッチがオンになりました。
【特徴2】良質な文章に小さい頃から触れられる
2つ目は、扱われている素材が大人顔負けの名文学作品であること!
~目次より抜粋~
・杜子春
・蜘蛛の糸
・羅生門
・鼻
・名人伝
ほか万葉集や漢詩など
正直なところ、母親の私ですらまともに読んだことがないラインナップ…(汗)に、大丈夫かなと一瞬不安になったのですが結果オーライ!(ちなみに、第1弾には『ごん狐』や『走れメロス』といった小学校高学年で出てくる作品もあります。)
自分が知っていると、ついつい教えたり間違いを指摘したくなるものですが、そもそも分からないため、ゲームにとことん集中することができました。
最初はたどたどしくても、繰り返すことで驚くほど正確に読めるようになっていくので、大人も子どももまずは挑戦。心配ご無用です。
【特徴3】続けるとタイムが縮まり、成長が自分で分かる
見開き1ページの最後に「繰り返し挑戦しよう!」という言葉とともに10回分時間を記入するスペースが用意されていて、これが習慣化に一役買ってくれました。
「よーいどん」で読む、読み終わったらストップウォッチで時間を確認(その後、ぎゃーとかきゃーとか盛り上がり)、最後は記録。この欄があることで、自分の成長が一目でわかるようになりました。
【小学3年生の息子】コツコツ続けて自信につながった速音読
活字が苦手なお子さんには、遊び道具として手渡そう!
この本の中身は、イラストもなければ白黒印刷で、正直子ども心に楽しそうには見えません(笑)そのため、お勉強のにおいがプンプンすると遠ざかってしまいそうなご家庭の場合は、ぜひ「パパママとゲームしよ!」と言って手渡されることをおすすめします。
実際息子も文字だらけな中身を見て、最初「いらない」の一点張りでした。でも、ストップウォッチを片手に誘ってみると、お試し感覚で乗ってきて、気づけば「あーーーおしかった!もう1回」と大はまり。今では「ここまでを15秒でいけたら1分いけるなー」と作戦を練るまでになりました。
結果はめでたく1分間で全文完走!
1分間速音読ドリル2実践中
6歳・3歳の弟たちもゲームに参加。言葉を覚えて大喜び!
幼稚園年長6歳の場合
3歳児の場合
1分間速音読ドリルでわが家が得たもの
音読の宿題バトルがなくなった
間違っても、意味が分からなくてもとにかく読む。そうするといつの間にかスムーズに自分の言葉になることを実感したため、学校の教材も今は途中で止めずに最後まで聞くようにしています。間違っていたら、交代で読もう!とかママの番!なと言って、自然に修正する技を身に着けました。息子も宿題を嫌がらなくなり、声を出して読むことも当たり前に!それだけでも平日夜に穏やかな時間を過ごせてほっとしています。
息子の自己肯定感アップ
知的好奇心の源に
親子で遊んで学んで国語力を伸ばそう!
速音読のご紹介、いかがでしたでしょうか?まだ小さいうちは、お勉強といってもパパママと一緒にゲーム感覚で取り組めるのが子どもには嬉しいのかもしれませんね。
この教材は、国語力を高めるだけでなく、自己肯定感や家族の絆をも育んでくれる1冊という点に筆者は魅力を感じました。
皆さんのご家庭にも、熱気と笑顔があふれますように!
1分間速音読ドリル 国語の力がグングン伸びる /致知出版社/齋藤孝(教育学)
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