2020年01月09日 公開

ニュージーランド親子留学は魅力がいっぱい!特徴を詳しく紹介!

なまりの少ないイギリス英語が学べて、比較的、留学費用が抑えられるニュージーランドは、親子留学の滞在先としてもぴったりです。その魅力や親子留学の費用、おすすめの滞在都市、留学のスタイルなど、ニュージーランド親子留学で知っておきたいポイントを詳しくご紹介します。

なまりの少ないイギリス英語が学べて、比較的、留学費用が抑えられるニュージーランドは、親子留学の滞在先としてもぴったりです。その魅力や親子留学の費用、おすすめの滞在都市、留学のスタイルなど、ニュージーランド親子留学で知っておきたいポイントを詳しくご紹介します。

ニュージーランド親子留学の魅力とは?

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Sunny studio / shutterstock.com

留学初心者におすすめの環境

南半球の自然豊かな島国・ニュージーランド。英語で親子留学をしたいと思ったときに、真っ先にニュージーランドを思い浮かべる人は多くはないかもしれませんが、実は、はじめての親子留学にぜひおすすめしたい国です。その理由はまず、英語が公用語なのでネイティブの英語が学べること。そして、欧米の英語圏に比べると、比較的、物価が安いため、過ごしやすいこと。さらに、治安がいいため、海外生活に慣れていない人でも親子でリラックスして生活できることです。

都市が清潔でコンパクトであることも、親子で暮らしながら英語を学ぶ環境としては最適。学校の後は親子で緑豊かな川沿いを散策し、街のカフェでくつろぎながら周囲の人たちと気軽に会話をするような、のんびりとした滞在が可能です。

政府が留学生の受け入れに積極的

ニュージーランド政府は留学生の受け入れに積極的。政府が定めた留学生の生活保障に関する服務規程があるため、高い留学の質が保障されます。留学生を受け入れる初等、中等教育機関は、この規程を満たすよう定期的な監査を受けています。

ニュージーランドの小学校に当たるプライマリースクールは、5歳からYear1(1年生)がスタートし、留学生も5歳から現地の小学校で受け入れてくれます。学校ではバディと呼ばれるお世話係の生徒が面倒を見てくれるので、友だちの輪に入れなくて寂しいという心配もありません。

ニュージーランドは先進国のなかでも教育水準が高いことで知られています。将来、中学や高校などでお子様の長期的な留学を考えているご家庭の、お試しとしての親子留学にも最適です。

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Sorang / shutterstock.com

留学滞在先の環境が抜群

ニュージーランドは雄大で美しい自然に恵まれた国です。寒暖の差はあっても過ごしやすい春、カラッとして暑すぎない夏、紅葉に彩られる秋、スキーも楽しめる冬と、四季それぞれに魅力ある滞在が楽しめます。森林浴を楽しみながらのトレッキングや、広大なブドウ畑を見渡すワイナリー巡りも人気ですよ。

語学学校は、ヨーロピアンをはじめ多国籍の生徒が集まり、少人数でアットホームに学べるのが魅力。イギリス連邦加盟国であり、オーストラリアと比較しても独特の言い回しやなまりの少ないイギリス英語が学べます。

ニュージーランド親子留学のデメリットは?

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asiandelight / shutterstock.com

ニュージーランドは日本と同じく南北に長い島国です。温暖なイメージがあるかもしれませんが、南島のクイーンズタウンは南緯45度と、北半球では北海道の北端、稚内の緯度に相当。それでも北海道に比べるとずっと温暖で、東京より少し寒い程度ですが、意外に寒く感じることもあるでしょう。春は特に「1日のうちに四季がある」と言われるほど気候の変動が激しいのも特徴。日中が温かくても上着など寒さ対策が必要です。温泉大国なのは日本人にはうれしいところですが、火山が多く、日本のようにしばしば地震も起こっています。また、ホームステイ先や地方によっては、シャワーの時間制限がある場合もあります。

デメリットととるかどうかは人それぞれですが、日本人に人気の留学先であるため、語学学校では日本人が多いと感じるかもしれません。人口は日本に比べるとずっと少なく、のんびりしていて穏やかな反面、都市の中心部を離れると利便性という面ではいいとはいえません。郊外に出るときは、帰りの交通についても確認してから行くことをおすすめします。

ニュージーランド親子留学は目的で滞在先を選ぼう

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ニュージーランド親子留学におすすめな滞在先は、都市派あるいは郊外派でわかれます。快適な都市での留学もいいですが、郊外で羊たちと触れ合うファームステイも人気。ニュージーランドならではの環境で英語が学べます。

都市部で滞在したい場合

オークランド
北島北部に位置するオークランドは、ニュージーランド最大の都市。古くから交通の要所であり、ポリネシアを中心に国際色豊かな人々が暮らしています。アメリカやオーストラリアからの移民も多く、イギリス英語が一般的なニュージーランドの中で、さまざまなアクセントの英語を耳にするのはオークランドならでは。街で洗練されたレストランの食事やアート、ショッピングが楽しめる一方、近隣の島々で原生林の森を訪れるなど、多彩な自然も体験できます。

クライストチャーチ
クライストチャーチは南島最大の都市であり、南島の文化・経済の中心地。街の随所に緑豊かな公園や庭園があることから「ガーデンシティ」の異名を持つ、洗練された美しい街です。街を流れるエイボン川でのんびり舟遊びを楽しむこともできますよ。ニュージーランドの中でも教育水準が高く、世界中から訪れる留学生にも人気。震災後は日本人の建築家、坂茂氏の設計による、すべて段ボールで作られた持続可能な「紙の教会」が街のシンボルとなっています。

ウェリントン
北島の南端にあるニュージーランドの首都、ウェリントン。ニュージーランドの都市の中では日本人観光客が少ない印象ですが、カフェ文化が発達していて、先住民族のマオリ文化から最先端のアートシーンまで触れられるエキサイティングな街です。2015年には、BBCによる「世界で一番ホットな都市ランキング」で1位に選ばれたことも。日本人留学生も他の都市に比べると多くはないので、できるだけ日本語を話さない環境に身を置きたい人にもおすすめです。

大自然のなかで滞在したい場合

クィーンズタウン
南島のクィーンズタウンは、「女王が住むにふさわしい」という名の通り、山々と湖の風景が広がる美しい街。高原の澄んだ空気と緑や花々の自然を楽しみながら、穏やかな気持ちで英語学習に集中できます。トレッキングや乗馬、サイクリング、リュージュなど、アウトドアスポーツやアクティビティが豊富なのも魅力です。

ネイピア
北島東海岸にある港街・ネイピアは、日本ではあまり知られていませんが、欧米からの留学生に人気の街。年間を通して温暖なので、お子さんの体調管理もしやすく、のびのびと生活できるでしょう。ワインの産地としても知られ、学校の後にワイナリー巡りも楽しめます。都会の喧騒から離れ、自然に囲まれた環境でゆったりと英語を学びたい人におすすめです。

コロマンデル
北島のコロマンデルは、豊かな原生林やひっそりとした輝く白砂のビーチなど、手つかずの大自然が広がるリゾート地。スカイダイビングやシーカヤックツアー、ブッシュウォークなどのアクティビティのほか、地元の人や旅行者に人気のイベントも数多く開催されています。語学学校では、英語+アクティビティが楽しめるコースも。ここにしかない自然に、親子で魅了されること間違いなしです。

ロトルア
ニュージーランド屈指の温泉地帯として知られるのが北島のロトルア。街のあちこちから温泉の湯気が見られる風景は、日本の温泉街さながらです。ニュージーランドの大空の下、温泉で体をゆっくり休めながら英語を学ぶ貴重な体験ができます。マオリ文化の中心地としても有名で、トレッキングなどのアクティビティも楽しめます。

ハミルトン
北島にあるニュージーランドで4番目に大きな都市にして、国内有数の酪農地帯。ワカイト川沿いにカフェやショップが立ち並ぶ街があり、郊外にのんびりとしたファームが広がっています。ファームに滞在し、ニュージーランドの酪農に触れながら、教職免許を持つファームファミリーなどからマンツーマン英語を学ぶプランもあります。

ニュージーランド親子留学の予算はどのくらい?

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ニュージーランド親子留学は、英語圏の中では比較的費用を抑えられるのが特徴。滞在先やオン・オフシーズンの渡航費用、留学のスタイルなどによって差がありますが、滞在期間別のおおまかな予算感は以下の通り。

ニュージーランド親子留学の予算

 

 

1カ月 35~70万円
3カ月 100~150万円
6カ月 200~300万円
1年 280~500万円

 

ニュージーランド親子留学で人気のプランは?

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子どもを現地の学校、または語学学校に通わせて親も語学学校に通う

5歳以上のお子様なら、現地の公立小学校に入学体験することができます。英語ノンネイティブ向けの特別授業もあるので、アクティビティなどを通して無理なく英語を学べますよ。親御さんはお子様の学校の間、語学学校に通えますが、ニュージーランドでは14歳未満の子どもの通学には必ず保護者の付き添いが必要なので注意しましょう。語学学校では学校によって6歳以上、11歳以上など、お子様の受け入れ年齢が定められているので、入学条件をクリアしていれば親子で語学学校に通うこともできます。

■小学校に通う場合はタームごとの休みに注意
お子様が現地の小学校や幼稚園に通う場合、ターム(学期)ごとの休みに当たらないよう留学時期を調整する必要があります。日本は3学期制ですが、ニュージーランドは4学期制。親子留学を計画する前に、その年の休みの日程を留学エージェントなどに問い合わせて確認しておきましょう。

4歳以下の子どもの場合は、幼稚園・保育園に預ける

4歳以下のお子様の場合、日本の保育園に当たるチャイルドケアや、幼稚園(プリスクール)に通うことができます。ニュージーランドは英語圏の中でも0歳から留学受け入れをしている貴重な国。オークランド、ロトルア、コロマンデルなど、都市によって0歳児を受け入れているので確認してみましょう。
預けている間、親御さんは語学学校に通うだけでなく、ショッピングなどアクティビティを楽しむことができます。

英語教師の家にホームステイする

ニュージーランドでは、英語教師の家に親子でホームステイをする親子留学も人気です。教師の家で一緒に生活をしながら、マンツーマンで英語のレッスンが受けられるのが魅力。お子様の英語力や学校のお迎えなども気にすることなく、お母様やお父様、そしてお子様のペースで学べます。

日中には料理やチーズ作りなどの体験プログラムを英語で楽しむなど、自分たちらしい親子留学を計画できます。

ニュージーランド親子留学に必要なビザの準備は?

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2019年の10月1日より、ニュージーランドへの観光ビザ事前取得免除国の国民の入国にはNZeTA(NZ電子渡航認証)とIVL(海外渡航者観光保護税)が必要となりました。そのため、これまで日本人が3カ月以内の短期滞在をする場合、事前の手続きは必要ありませんでしたが、現在は事前のNZeTA申請とIVLの支払いが必要になるので注意が必要です。

NZeTAはアプリやPCから簡単に申請でき、費用はアプリ申請でNZ$9.00、PC申請でNZ$12.00とアプリのほうが安くなります。学生ビザやワーホリビザ、就労ビザを取得している方はNZeTAは免除になります(1NZ$=およそ80円)。

IVLはNZ$35.00で、学生ビザやワーホリビザ、ガーディアンビザなどの入国者を含めすべての人が対象となり、NZeTAやそのほかのビザ申請時に同時に徴収されます。

親子留学に必要なビザは、留学の期間などによって以下のように異なります。

親子とも学校に通う場合 親のみ通う場合 子どものみ通う場合
3カ月未満 不要(NZeTA+IVLのみ必要) 不要(NZeTA+IVLのみ必要) 不要(NZeTA+IVLのみ必要)
3カ月以上 学生ビザ(+IVL) 学生ビザ(+IVL) ガーディアンビザ(+IVL)
5歳未満の場合:観光ビザ(+IVL)
5歳以上の場合:学生ビザ(+IVL)
学生ビザ(+IVL)

3カ月未満の短期留学の場合

3カ月以内の留学の場合、事前にビザの申請は必要ありませんが、NZeTA(NZ電子渡航認証)とIVL(海外渡航者観光保護税)の申請・支払いが必要です。

3カ月以上の長期留学の場合

親御様が語学学校に3カ月以上通う場合、学生ビザが必要です。その際、お子様が5歳未満であれば、観光ビザで滞在できます。ちなみに2014年1月から、14週間以上の就学であれば、学生ビザを持つ留学生の週20時間のパートタイムでの就労が許されるようになりました。

学生ビザの申請には、教育審査・諮問機関NZQA(New Zealand Qualifications Authority)認定校の入学許可証や銀行の残高証明などが必要です。

親子ともに3カ月以上、学校に行く場合はそれぞれ学生ビザが必要

お子様が5歳以上であれば、3カ月以上学校に通う場合、学生ビザが必要です。親御様も語学学校にフルタイムで通う場合は学生ビザを、そうでない場合はガーディアンビザを取得しましょう。ニュージーランドでは、13歳以下の子どもが留学する場合、必ず法的な保護者が一緒に滞在する義務があり、ガーディアンビザはその保護者のためのビザです。

ガーディアンビザで語学学校に通える?

ガーディアンビザでは、基本的に就学や就労は許されていません。ただし、現地で条件変更の手続きを行えば、滞在可能期間内で平日9:30~14:30の時間帯などに語学学校のパートタイムコースや仕事に就く許可が下りることがあります。

豊かな自然に囲まれたニュージーランドで親子留学を成功させよう

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豊かな自然の中で、のびのびと英語が学べるニュージーランド親子留学。週末に訪れたい絶景スポットも盛りだくさんなので、英語学習とともに親子でかけがえのない体験ができるはずです。滞在期間や行きたい都市、留学スタイルなどの希望を決め、ニュージーランド親子留学の実績がある留学エージェントに依頼すれば、滞在先や学校などの手配を任せることができるので安心ですよ。

ニュージーランドでの親子留学は、1週間~2週間などの短期留学から豊富に用意されています。政府のサポートを受けた、質の高いニュージーランドならではの親子留学を、ぜひ楽しんでくださいね。

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