2019年2月27日 公開

幼児が腕の力をつけるには?親子で楽しくできる腕力トレーニング

幼児が腕力をつけることには、運動能力の向上だけでなく、危険から身を守る意味もあります。筋肉自体が未発達な幼児向けに、パパママと一緒に楽しみながらできる腕力トレーニングをまとめました。スキンシップを兼ねて、親子でコミュニケーションを図ってみましょう。

腕の力をつけるメリットとは?


子どもが腕の力をつけることには、次のようなメリットが期待できます。

転倒時に手が前に出るようになる

人間は何らかの拍子に転倒しそうになったとき、通常だと反射的に手が前に出るでしょう。しかし腕力のない子どもは、咄嗟に手が前に出なかったり、体を支えきれなかったりします。結果、顔などにケガをしてしまう恐れがあるのです。

腕力をつけることによって、ケガの頻度を減らすことができるほか、咄嗟に手を前に出すという瞬発能力も養えます。

日常生活にも役立つ

腕力が身についていると、日常生活にも役立つ場面が出てきます。重いものを持つ、フタを開けるなど大人なら平気でできることも、子どもには練習が必要です。反対にいえば幼少期から腕力をつけておかないと、園や小学校に上がってから苦労するかもしれません。

運動嫌いにならないためにも腕力は大切


日常生活をおくるうえでも、腕の力はあるに越したことはありません。しかし子どもが成長をし学校に上がると、自然とさまざまな運動に触れる機会が訪れます。跳び箱、縄跳び、マット運動、球技、鉄棒、水泳など、あらゆるジャンルで「腕力」は必要です。

跳び箱も腕の力がなければ、自分を支えて跳びきることはできません。水泳も腕の力で水をかかなければ、前に進まずに沈んでしまいます。将来、苦手意識から運動嫌いになってしまわないためにも、ある程度スポーツをこなせるくらいの腕の力は身につけておきましょう。

どのくらいの月齢から腕力がついてくる?


「ハイハイ」は、赤ちゃんの腕の力が成長を遂げているひとつの証です。腕の力がなければ前には進めませんし、自分の体を支えることもできないでしょう。赤ちゃんがハイハイできるようになるのは、平均的な目安として生後8カ月くらいから。ただし個人差があり、もっと早くできるようになる子もいれば、ずりばいから急につかまり立ちをしだす子もいます。

お部屋の中は、床近くを移動する赤ちゃんにとって安全な環境づくりをしてあげてください。おもちゃなどを使ってうまく誘導して、ハイハイをする距離や時間を延ばすだけでも、腕力は身につきます。疲れて急に腕の力を抜くと、顔面を打ってしまう恐れがあるため、適度な時間を見計らってあげましょう。

遊びながら腕力をつける5つの方法


0~3歳児にいきすぎた筋力トレーニングは不要です。遊び感覚でできて、自然と腕力がつく運動を取り入れてみましょう。パパママとスキンシップを図りつつ、コミュニケーションがとりやすい方法を5つご紹介します。

1.ほふく前進

腕の力だけで前に進む「ほふく前進」。フローリングなど、多少滑りやすい場所で行うのがベストです。パパママも一緒になって、横一列でレースをするのも楽しくて盛り上がります。子どもが口に入れてしまいそうなものはないか、障害物がないか事前に確認しておきましょう。

2.うんてい・鉄棒でおさるさんごっこ

最初はぶら下がるだけで精一杯。あまりに高いうんてい・鉄棒だと、ぶら下がるだけで恐怖を感じてしまう子どももいるかもしれません。低めのものを選んであげてください。

パパママも一緒に楽しくやれれば、あとは回数を重ねていくだけです。初めのうちはすぐに手を放してしまう子どもでも、次第に数十秒、数分間ぶら下がれるようになります。やっているうちに腕力が身につき、うんていで前に進んでいけるようにもなれるでしょう。

3.人間手押し車

【やり方】
1.子どもがうつぶせになる
2.パパママのどちらかが子どもの両足を持つ(ふくらはぎか膝あたり)
3.子どもは腕立て伏せの状態になる
4.子どもの腕の力だけで前方に進ませる

<やるときの注意点>
カーペットや畳の上でやると、万が一倒れたときにも衝撃が少なくて済みます。子どもはまだ自分の限界がわからないため、パパママで様子を見ながらやるようにしてください。

幼児のうちは数歩しか進めないことも多いですが、親子で楽しんでできます。逆バージョンとして、子どもに足を持たせるような形でパパママもチャレンジすると、コミュニケーションも取れて良い運動になりそうです。

4.手押し相撲

【やり方】
1.立った状態で向かい合う
2.掛け声とともに、手のひらだけを使って押したり、引いたりする(相手の手や体を掴むのはNG)
3.足が動いたら負け

単純な遊びですが、幼児から大人まで楽しくできます。雨の日のお家遊びにもぴったりなので、子どもが退屈したときなど、ちょっとした時間つぶしに取り入れてみましょう。

5.タオル綱引き

【やり方とルール】
1.立った状態で、1mくらい離れて向かい合う
2.真ん中に線を書く(真ん中がわかれば何でもOK)
3.1本のタオルの端と端をふたりで持つ
4.掛け声とともに、引っ張りあう
5.引っ張られて、真ん中の線に早く到達したほうが負け

綱引きの室内バージョンなので、どんなお天気でも気軽にできます。単純なルールで楽しめて、特別な道具も必要ありません。「よーいドン」と言われると子どもはついつい張り切ってしまうもの。遊ぶうちに、腕力と一緒に握力、バランス力、脚力も鍛えられそうです。

親子で楽しみながらトライ


幼稚園や小学校に入ると、鉄棒やマット運動が始まります。腕力が足りないことで運動全般へ苦手意識を持ってしまうのは、もったいないでしょう。トレーニング最大のコツは、親子で一緒に楽しむこと。遊び感覚なら、毎日の習慣として続けられそうです。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

noriko noriko  現在14歳になる多感な年頃の、一人っ子男子の母です。現在進行形の子育てについてや、これまでの育児経験などを元に、子育て中のパパママに役に立ちそうな情報を提供していきたいと思っています。