2017年7月26日 公開

【座談会】駐在経験ママが考える!②子どもに最適な英語学習とは?

Chiik!の読者であり、ママライターも含めた4名の方にお集まりいただき、「わが子を海外で活躍する人材に育てるには」というテーマで意見交換をした前回に引き続き、今回は英語学習についてがメイン。海外生活を経て子育てをされている、ママたちのお考えはどのようなものでしょうか?

前回の記事はこちら

参加メンバー紹介

Yuzuさん:高校3年生と中学1年生の娘がいます。上の子が小学校4年生から中学3年生まで、約6年間台湾で暮らしていました。台湾に行くまでは、日本でずっと編集の仕事をしていて、帰ってきてからはフリーでライターの仕事をしています。

青海光さん:ちょうど1年前にインドから帰ってきて、インドには主人の仕事の都合で3年弱くらいいました。その前はインターネットの会社で広告販売に関わる仕事をしていました。

あずきさん:2008年から2011年の3年間、ドイツに主人の駐在で暮らしていました。当時子どもがいなかったので、とにかくアクセスのよい、便利なところを選んで暮らしました。

飯沼ミチエさん:2008年から上海に2年、そこからシンガポールに3年行きました。日本に帰ってきたものの、いつまた駐在に行くことになるか分からないので、「どこに行ってもできる仕事を」と思い、今はコーチングの仕事をしています。

海外経験から考える英語学習

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Q:みなさんが思うオススメの英語学習は?

Yuzuさん:ベネッセの英語の教材。DVDもオール英語で映像もきれいなので、よさそうかな、と思いました。
うちは台湾に行っていたとき、日本語のテレビは30分だけ。中国語のテレビはいくらでも見ていいよ、としたところ、意味が分からなくても見続けていて、そのうちに中国語が話せるようになりました。

子どもって見てるだけで覚えるし、発音もきれいになるので、一緒に英語のDVDを見るのもためになりそう。たぶんトムとジェリーのようなワンパターンのものを選ぶのがよいと思います。

青海さん:うちもテレビを活用していて、見たことのあるディズニー映画を「英語ならもう一度見てもいいよ」というと、英語でも繰り返し見るのですが、結構力になるな、と思います。

あと、アプリも今いろいろなのがあって、日本人用に出てくるものではなく、外国人が母国語として英語を覚えるアプリがなかなか使えます。下の子はそういうのをYouTubeでも見たりしているのですが、2歳になるくらいの下の子が、いきなり“A(エー)”といい出したりして、びっくりしました。

言語習得の鍵は繰り返しのインプットとアウトプット

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Mikkel Bigandt / Shutterstock.com
飯沼さん:上の子が2年生のときに帰って来たんですが、インターに通っていたのでシンガポールでは家では日本語、学校では英語、という生活だったんですが、帰ってきて忘れないように、くもんをやることにしました。外国語の習得に関していえば、言語は読み書きができてはじめて定着するそうなのですが、そうしたらやっぱりものすごく伸びて……。結局読み書きも大事だよな、と思ったわけです。

青海さん:何度も繰り返しのインプットが鍵なんだと思います。上の子も今くもんで英語をやっているんですが、インドにいたときは話せなかったのに、今は結構話せるようになって……。あの繰り返しが飽きずにはまる子は、伸びるんじゃないかと思いますよね。

海外でメジャーなのは……当然フォニックス

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Q:海外ではフォニックスがメジャーと聞きますが……?

Yuzuさん:フォニックスを日本で、親が教えるとなると難しいところがあるんですが、海外ではやはりメジャーです。台湾の英語塾でも、最初に1か月くらいみっちりフォニックスをやるといわれました。そこまでの必要性があるのかどうか正直悩んだので、たまたま語学学校で仲良くなったフランス人の男の子に相談してみたら、「フォニックス知らないでどうやって英語勉強するの?」と聞かれまして……。あ、じゃあやらせよう、となったわけです。

実際やらせてみると、コミュニケーションとしての英語がものすごく得意になったと思います。英検も上の子が中学1年のとき、下の子が小学6年のときにそれぞれ2級を取得しました。
フォニックスを習うと、知らない単語も読んで発音できたり、聞いて書けるようになるらしいんですね。うちの子には本当に役に立ったので、日本でもぜひ取り入れたらいいのにな、と思います。

飯沼さん:本当にそう思います。

青海さん:フォニックスを活用しない日本は珍しいほうかもしれません。インドもフォニックスでした。そもそも、日本で習うABC(エー、ビー、シー)だと、Apple=アップルとは読めないですよね。フォニックスだとA=アとして習うので。

英語の発音は気にすべき?必要ない?

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Yuzuさん:やっぱり、日本で中学くらいから英語をはじめると、発音は二の次三の次、となってしまうのは仕方がないような気がします。小さいうちから英語学習をしていれば、自然と身に付くというものだと思うので。耳の問題かな、と……。もちろん小さいうちから身に付けられていればそれに越したことはないというレベル。

それよりも私はやはりフォニックスの導入を推したいですね。SVO、といった文法を一切知らなくても英語を言語として使えるようになるのがフォニックスだと思うんですね。

青海さん:日本で【フォニックスを教えている】といった場所で説明を聞くと、「だから発音がきれいになります」という話を聞いたりしますが、フォニックスの神髄はたぶんそこではないだろうな、と感じています。

こんなにグローバル化が進んでいる中で、【職業として正しい英語を話さなければいけない】【きれいな英語を話せないとなりたい職業に付けない】という場合を除けば、そこまで発音に気を取られる必要がないのかな、と私も思っています。
インドでローカライズされた英語は通称ヒングリッシュと呼ばれたりするんですが、それはそれでアリではないかな?と考えています。

飯沼さん:特にアジアにいると、いろいろな英語に触れる機会があり、それもまたよいことなのではないか?とシンガポールで暮らして思った記憶があります。だから、個人的にはですけど、本当に発音に気を取られる必要はないと思っています。

今回の座談会まとめ

世界で活躍するにはどうしたらよいか、というところですが、親としてすべきことは、わが子をよく見て、チャンスを与えること。それくらいかもしれません。向き不向き、色々な特性があり、全員がグローバルリーダーになる必要がないのもまた事実。

今回の参加者の方がおっしゃっていましたが、「日本人は特に、教育メソッドにしろ学習法にしろ、よいと取り上げられるとすぐに飛びつきたがりますが、万人向けのものなどないので、わが子に合っているのかどうかよく見極めるのが大切」とのこと。

英語学習に関しては、何よりもアウトプットが大事なのはいうまでもありません。発音を気にするかどうかは個人の判断でしょうが、まずは臆せずにアウトプットしてほしい。フォニックスはそこで役に立つかもしれませんね。

あまり焦らず、気負わず、親子で一緒に成長していくことで、あとから結果は付いてくる……と考えましょう。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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LOA

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Natsu Yamaguchi Natsu Yamaguchi  大学卒業後、美術史を学ぶためフランス・リールⅢ大学に留学。帰国した後出版社勤務を経て、現在はフリー編集者・ライター。10歳と5歳、手のかかる2人の男の子の育児に奮闘中。趣味は長男出産後にはじめたフラダンス。