2017年06月03日 公開

想像力を育める!「だるまさんシリーズ」で言葉遊びをしよう

お子さまのファーストブックとしても人気の「だるまさんシリーズ」。「だ・る・ま・さ・ん・が」に続く言葉とイラストがほんわか優しく、おちゃめで楽しい絵本です。絵本のストーリーに親しんだら、今度はお子さまと一緒に続きなどを考えて、言葉遊びをしてみませんか?

お子さまのファーストブックとしても人気の「だるまさんシリーズ」。「だ・る・ま・さ・ん・が」に続く言葉とイラストがほんわか優しく、おちゃめで楽しい絵本です。絵本のストーリーに親しんだら、今度はお子さまと一緒に続きなどを考えて、言葉遊びをしてみませんか?

わが子が絵本作家に!だるまさんの続きを考えよう

大好きな絵本は何度読んでも飽きないもの。また、いくつになっても大事なもの。

今回のだるまさんシリーズは、まさにわが家でそんな存在。おしゃべりをするようになった2歳の息子はもちろん、字が読めるようになった4歳の息子にとっても大切な絵本です。普通に読む以外にも、今は親子で続きや〇〇編を考え、お話の世界に一層親しんでいます。

気軽に楽しめて親子の会話が弾む、言葉遊びを紹介します。

だるまさんが……何する?何する?

だるまさんが | かがくい ひろし |本 | 通販 | Amazon (45260)

タイトル:だるまさんが
著者:かがくい ひろし
出版社:ブロンズ新社
まずは定番の「だるまさんが」。こちらは「だ・る・ま・さ・ん・が」、「どてっ」と転んだり、「ぷしゅー」っと空気が抜けたり、「びろーん」と伸びるなど、シンプルな展開の中に、日本語ならではの擬態語とわかりやすいイラストが掲載されています。

何度も何度も読んでいると、擬態語などという難しい言葉を使わなくても、子どもたちには感覚で絵本のルールがわかるもの。

絵本を読み終えたあとで「だ・る・ま・さ・ん・が」と問いかけると、替え歌のように「ぱくぱく」「ぽいぽい」「ゆらゆら」「にょろり~」などと言いはじめます。ぜひ体をいっぱい使いながら、自由に表現してみてください。

もしなかなか出てこないようなら、「クッキング」「運動会」「お風呂に入る」などテーマを設定するとよいでしょう。すると、「こねこね」「ジュージュー」「ぱんぱかぱーん」「ずるっ」「ごしごし」など、出てくる出てくる……。

知らず知らずのうちに、たくさんの擬態語を子どもが習得していることに気づかされます。

だるまさんの……どのパーツに注目?

だるまさんの (かがくいひろしのファーストブック) | かがくい ひろし |本 | 通販 | Amazon (45267)

タイトル:だるまさんの
著者:かがくい ひろし
出版社:ブロンズ新社
「だるまさんの」は、目、手、歯、毛など、身体のパーツが表現されている絵本です。すべて1文字でまとめられているのが特徴です。

身体にはいろいろなパーツがありますよね。そんな名前を覚えつつ、親子で交代でやってみましょう。
「だ・る・ま・さ・ん・の」の掛け声に続いて、「みみ~」「あし~」「せなか~」など大きなパーツから、「おやゆび~」「かかと~」「おへそ~」「みぎて~」というように細かい分類まで、指で指すと分かりやすいですよ。

慣れてきたら文字数を決めるのが上級編。
2文字しばりで「みみ~」「めめ~」「かた~」。3文字だと「おみみ~」(「お」をつけると文字数の調整が簡単です!)「あたま~」「てあし~」(セット!)、4文字だと「おやゆび~」「ふっきん~」「ふともも~」など。長い言葉シリーズでは、「弁慶の泣き所~」「けんこうこつ~」「うしろがみ~」など……。

このゲームで優位に立とうと、兄弟で競うように「身体のここはなんて名前?」と聞いてきたり、パパにこっそり「難しいのを教えて」と仕込んでは披露する息子たちです。

だるまさんと……だれ?だれ?

だるまさんと〈3〉 (かがくいひろしのファーストブック 3) | かがくい ひろし |本 | 通販 | Amazon (45265)

タイトル:だるまさんと
著者:かがくい ひろし
出版社:ブロンズ新社
最後はだるまさん以外に登場人物が出てくる「だるまさんと」。絵本では、かわいい果物たちが登場して、それぞれ挨拶をしたり、くっついたり、触れ合いながら最後には曲芸を演じるというものです。

こちらはぜひお子さまを登場させてみてください。〇〇ちゃんと「ねんね」、「手でたっち」「なかよしぎゅー」など、誰かと一緒にできる行為をたくさん表現してみましょう。ぬいぐるみなどを用意して、パパママの掛け声でお子さまに演じてもらうのもよいですね。

テーマを設定すると最後の「ぱっ」の部分がうまくいきます。例えば、動物園、水族館、運動会、など。
イルカショー好きのわが家では、バンドウイルカと飛んだりくぐったり最後にみんなでジャンプするという展開が人気です。お風呂でやられると水しぶきが大変ですが、素直な子どもたちの発想力には楽しませてもらっています。

わが子のアイデアには大げさに反応して盛り上げよう!

この遊びで大事なことは、とにかくお子さまを褒める!ということ。自分のアイデアを披露して、それが認められる喜びや、新しいことを創り出して表現する喜びをぜひ伝えたいものです。

褒めるといっても、笑う、「すごーい、よいねえ」とまねる、手をたたく……など何でもよいのです。
だるまさんシリーズで、お子さまの発想力や表現力が豊かになり、またご家庭に笑顔があふれれば何よりですね。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター

福岡すみれ
福岡すみれ

東京都在住、3人のやんちゃな男の子のママです。外遊びが大好きな息子たちと日々いろいろな公園を巡りつつ、3度の食事(とおやつとお酒)を何よりも楽しみに過ごしています。