2018年12月12日 公開

くるみボタンを100均キットで簡単手作り!可愛い11のアレンジを紹介

簡単・手軽に作れるキットも販売されているくるみボタン。コロンとした丸みのある形が可愛いくるみボタンのさまざまな作り方からコツ、ポイント、アレンジ方法までご紹介します。ヘアゴムやマグネット、知育玩具などの11の活用アイディアや作例もお届けします。

くるみボタンとは?

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くるみボタンは、金属や木製のボタンの表面を布や皮革、編み地などで包むようにくるんである、コロンとした形のボタンのことです。つつみ(包み)ボタンやカバーボタンともいわれます。胡桃でできているわけではありません。

もともと、洋服のボタンとして古くから使われているもので、タキシードやウエディングドレスなど特別な時の装いやフォーマルなウエアによく使用されています。通常、ボタンは貝殻や水牛、木、プラスチックなどさまざまな素材で作られています。が、くるみボタンは洋服のトーンや生地、色に合わせた素材でオリジナルボタンを用意できるので、全体の雰囲気を壊しません。特にメンズ用はジャケットやコート用のくるみボタンも市販されています。

近年、100円ショップで簡単な製作キットが登場したこともあり、洋服のボタンとして使う以外にヘアゴムやブローチなどの雑貨やアクセサリーを簡単に手作りできるアイテムとして人気を集めています。

ハンドメイド初心者でも失敗しにくく、さまになりやすいこともヒットの理由でしょうか。

ちょっとした端切れを活用できること、小さなスペースに刺繍したりデコレーションしたりして可愛らしい世界観を楽しめることなどもあって、さまざまな作家さんがオリジナル商品を作って活躍されています。

今回は、くるみボタンの簡単な作り方とアレンジ方法をご紹介します。ちょっとしたお礼やプレゼント、バザーで販売する商品、または知育玩具づくりにも活躍しますよ。

ハンドメイドの子供服なら洋服に使った布を利用してくるみボタンを作って付けるのも良いですね。ママのピアスなどアクセサリーもお揃いで作るとさりげないリンクコーデが叶います。
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くるみボタンの作り方

くるみボタンに使用する布は綿・ダブルガーゼ・リネンなど基本的になんでも良いです。ほんのすこしの端切れで良いので、高級生地から不用になった洋服などでも活用できます。赤ちゃんの時に来ていた思い出の洋服の生地をリメイクするのも◎。薄い生地は、2枚重ねるか、接着芯を貼ると透けません。デニムやコーデュロイやフェルトシートなど厚手の布は不向きです。
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くるみボタンの作り方は主に3種類あります。

1:キットは不要。厚紙と布、針と糸とハサミがあればできる昔ながらの作り方です。
2:打ち具入りのキットで作る方法です。
3:打ち具無しのキットで作る方法です。接着剤を使用します。

順番にそれぞれ作り方と用途(向き不向き)、メリットとデメリットを紹介します。

1【キット不要】厚紙で作るくるみボタン

特にキットを用意する必要なく、家にあるもので作れること、好きなサイズで作れるのが大きなメリットです。市販品にはない大きなサイズも作れます。ボタン穴(足)を必要としないアクセサリーやブローチ、ロゼットを作るのにも向いているでしょう。比較的厚さのある布でも作れるのもメリットです。

厚紙を使用する場合のデメリットはぷっくりした厚みを出しにくいこと。ただし、キルト芯などを貼ることで解決もできます。

また、既製品を全く利用しない場合は、完全な手仕事になるので、雑な仕上がりになることも。針と糸を使用するので手間もかかりますし、比較的、器用さと丁寧さが問われます。

用意するもの

<材料>
・表布
・厚紙(ケント紙、もしくはティッシュボックスや食品、牛乳パックの空き箱など何でも良いです)もしくは、普通のボタンかくるみボタンの芯。

<用具>
・糸
・針
・ペン(チャコペンシルが望ましいですが、鉛筆やペンでも構いません)
・ハサミ(布切りハサミ)
・定規(コンパスがあれば尚可)

作り方

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1:厚紙を丸く切り取って芯を作ります(市販のくるみボタンの芯や既成ボタンを使用する方法もあります)。直径は用途と好みで決めます。瓶の蓋やコンパスを使って形をとると良いでしょう。

2:表布を1の直径×2+4mmほどの円形に切り抜きます。1を真ん中にあてて柄の場所を決めましょう。

3:2の周囲を荒く、ぐし縫い(並抜い)し、1で用意した芯を真ん中に置いて、糸をひきしぼります。

糸を引き絞ったところです。
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4:玉留めをし、布を内側に折り込みます。

裏は、一回り小さく切ったフェルト、または一回り小さく同じように作ったものなどを接着剤かまつり縫いなどで付けて完成です。
裏にブローチの金具を付けられたり、ストラップが付けられたりするキットを購入しても良いですね。

打ち具入りの【製作キット】で作るくるみボタン

100均で売られているくるみボタンのキット。製作キット付きのもの、無しのもの、補充用があるので注意しましょう。直径が12mm、22mm、25mm、27mm、38mm、48mmなどさまざまな大きさが揃います。
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針も糸も不要で、簡単なのに美しい仕上がりになるのが最大のポイントです。3〜4歳の子どもでも、押し込むときに親の手助けがあれば自分で作ることも可能です。簡単なので量産したいときにも大活躍。柄が見えるので受け具が透明のものがオススメです。

基本的に、輪っかのような「足」が付いたフタが奥に入り込むので、ブローチやピアスなど別の金具を付けて使用したい場合にはやや不向きです。また、使用する布が薄すぎると滑って下ボタンが抜けてしまうこと、逆に暑すぎると下ボタンが入らなくなってしまいます。しっかり固定したい場合は接着剤を薄く塗っておくのもオススメです。

用意するもの

<材料>
・布
・製作キット付きくるみボタンセット(セリアやダイソーなどの100円ショップの手芸コーナーで売られています。さまざまなサイズとタイプがあります。手芸店やwebショップの通販で買うこともできます)

<用具>
・ペン(チャコペンシルが望ましいですが、鉛筆やペンでも構いません)
・ハサミ(布切りハサミ)

作り方

1:付属の型紙(テンプレート。切り抜いて作ることも)を布にあてて形を取り、ハサミで切り抜きます。このとき、型紙の真ん中にボタンを置いて形を取り、切り抜いておくと、好みの柄が真ん中に来るように配置できます。

内側に織り込んでしまうので、布端も利用できます。
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2:受け具(ボタンホルダー)に布、ボタントップ(上ボタン)を重ね、上から打ち具(キャップ状のもの。押し棒とも)を乗せて押し込みます。

刺繍したり柄のある生地を使う場合は、ボタントップに両面テープを貼り、最初に仮止めしておくとズレを防げます。
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3:外側の布を内側に折り込み、打ち具を上から押し込んで整えます。

ひだが均等な方が綺麗ですが、引っ張られるので、あまり気にしなくても大丈夫です。
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4:フタ(下ボタン)を打ち具で強く押し込みます。カチッとハマるまで押しましょう。固いものを上にあててその上から力を加えるのも良いです。受け具からボタンを取り出せば完成です。

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接着剤でしっかり付けるくるみボタン

接着剤でしっかり固定するので、強く引っ張っても外れにくいというメリットがあり、ヘアゴムなどを作る際にも向いています。また、下ボタンの縁が、上ボタンの縁とほぼ同じ高さになるので、ブローチやヘアピンを作るときにもオススメです。

デメリットは、接着剤が乾くまで待つ必要があること。また、布によっては内側に織り込む際に立ち上がって来やすいので、ぐし縫いして引きしぼった方が綺麗にできる場合もあります。

打ち具セットを併用するのもオススメです。

用意するもの

<材料>
・布
・くるみボタンセット(セリアやダイソーなどの100円ショップの手芸コーナーで売られています。さまざまなサイズとタイプがあります。手芸店やwebショップの通販で買うこともできます)

<用具>
・接着剤(布用ボンドなど。速乾性のものが便利)
・ペン(チャコペンシルが望ましいですが、鉛筆やペンでも構いません)
・ハサミ(布切りハサミ)

作り方

1:付属の型紙(テンプレート。切り抜いて作る場合も)を布にあててペンなどで形を取り、ハサミで丸く切り抜きます。このとき、型紙の真ん中にボタンを置いて形を取り、切り抜いておくと、好みの柄が真ん中に来るように配置できます。

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2:布の真ん中にボタントップ(上ボタン)を置きます。両面テープか薄く接着剤を塗って固定しても。さらに内側にもたっぷり接着剤を塗ります。

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3:外側の布を内側に折り込み、整えます。さらにその上に接着剤を垂らします。

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4:フタ(下ボタン)を強く押し込みます。きちんとハマるまで押しましょう。しっかり乾かしたら完成です。

ちょっとした一手間でさらに可愛く!

ブローチなどに加工する場合、足つきの下ボタンはラジオペンチで金具を取り除く必要があります。コツを掴めば簡単です!
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アンティークや古布、思い出の布などお気に入りのファブリックなどテキスタイルそのものの美しさを楽しめるくるみボタンですが、さまざまな加工を加えることでさらに楽しめます。

・刺繍:イニシャルやワンポイント、こぎん刺しも人気です。
・印刷:プリンターで専用の布にオリジナルの柄や模様、メッセージ、写真を印刷できます。
・スタンプ:布用インクを使って、スタンプやステンシル、消しゴムハンコなどができます。
・ビーズ:ビーズを縫い付けたり、接着剤で貼り付けたりできます。
・ビジュー:ネイル用パーツやアクセサリー用パーツを貼り付けてデコレーションできます。
・フェルト:羊毛フェルトやシートフェルトを貼り付けてデコレーションを楽しめます。
・ペイント:アクリル絵の具や布用ペンで直接お絵描きやメッセージを書けます。
・レース:上からリボンやレース、毛糸などを貼り付けてデコレーションできます。
・パッチワーク:布を複数使って生地の組み合わせを楽しめます。
・編み物:刺繍糸やレース糸、細い毛糸で編んで作ることもできます。

ヘアゴム

ダイソーで販売されていたファー素材でティペット(付け襟)とヘアゴムをセットで作りました。簡単にお揃いが作れるのも良いところです。
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女の子やママのヘアアクセサリーとなるヘアゴムはいくつあっても良いもの。プレゼントやバザーの販売品としても人気です。

プレゼントのリボンがわりにしてラッピングのアクセントにしたり、手帳などを止めたりするのにも使えますね。

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くるみボタンを二つ組み合わせるか、大きめのビーズを通しておくと、結びやすくなります。

ゴムは金具に通して固定します。表に結び目が出ないよう、解けないようしっかり結びます。接着剤や透明マニキュアなどを結び目に塗るのもオススメです。また、腕にはめられるくらいの長さにしておくと便利ですよ。

ヘアピン

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パッチン止めに接着剤に固定したり、アメピン、Uピンをボタンの足に直接通したりすれば、オシャレなヘアピンができます。ベビー用のヘアーアクセサリーやママ用のシックなヘアアクセサリーにアレンジしてもいいですね。

ビジューシールやネイル用パーツ、レースやリボンを貼り付けてデコレーションも楽しめます。

ピアスやイヤリング

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裏にピアスやイヤリング用の金具を接着剤で固定すれば、簡単オシャレなアクセサリーのできあがりです。

金具は100円ショップや手芸店などで販売されています。使わなくなったものを利用してもいいですね。

靴用アクセサリー

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クリップタイプのイヤリング用金具は、パンプスやサンダルに付ける靴用アクセサリーとしても使えます。カラーや柄を工夫すれば、コーディネートのアクセントとしても映えます。ポップなデザインのものをスニーカーに付けるのもいいですね。

ブレスレット

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ビーズブレスレット、革紐、リボン、チェーンなどを通してブレスレットに。時計のようなフォルムがブレスレットとしてしっくり来ます。大小さまざまなサイズのくるみボタンを連ねてもステキです。

片方無くしてしまったピアスのパーツ、リボンなど自由にデコレーションを楽しんでみてください。

カーテンホルダー

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上記のブレスレットと同じものですが、カーテンホルダー(カーテン留め、カーテンタッセル)としても使えます。カーテンの余り布を使って作ってもいいですし、インテリアに合わせて、マリメッコやリバティプリントなど高級感のあるブランド布を使うのもステキですね。季節に合わせて柄や色を変えるのも良いアクセントになりそうです。

キーホルダー

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100円ショップなどで売られているキーホルダーの金具をボタンの裏の足部分に取り付けるだけでキーホルダーの完成です。くるみボタンをキーホルダーにできるキットも販売されています。

フリンジやタッセルを付けてアレンジしてもステキですね。キーチェーンやストラップに付け替えても良さそうです。

タッセル付きマカロン型ストラップ

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リボンやトーションレース、チロルテープなどを切って、フリンジやタッセルのようにしてみました。こちらを二つのくるみボタンの間に挟み、ストラップ金具を付けて完成。カバンにアクセントとして付けたり、スマホに付けたり、オシャレに楽しめます。

ボタンの蓋の足(金具)にストラップの紐を通します。それぞれのくるみボタンは接着剤で固定します。
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ブローチ

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襟元や胸元のほか、帽子やカバンなど、さまざまな場所を飾れるブローチ。カット済みのフェルトシートを重ねて貼り、さらに刺繍を。ネイルパーツやフェイクハーフパールのデコレーションパーツを貼り、トーションレースをぐるっと接着、ワッペンも付けて仕上げました。

お花を重ねて、コサージュのようにアレンジするのも可愛いですね。

ブローチのパーツも100円ショップで販売されています。接着剤で貼り付けるか、ボタン穴の部分に縫い付けても固定できます。
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マグネット

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裏に磁石を付ければ、おしゃれなマグネットができます。冷蔵庫やドアなどにメモや写真を貼るのに便利です。

数字やアルファベット、ひらがなを付けましょう。
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マグネットボード、マグネットを利用すれば、知育玩具や万年カレンダー、お支度ボードも作れます。

数字・アルファベット・ひらがな・カタカナ、曜日などをくるみボタンに付けましょう。印刷・スタンプ・ペンで書く、シールを貼るなどの方法があります。市販品では、アルファベットが一つずつしかなくて単語が綴れないなどの問題がありますが、手作りなら同じものを幾つでも作れます。

・足し算や引き算など数字のおけいこ
・ひらがな・カタカナ・アルファベット学習
・万年カレンダー
・お支度ボード

やることリストや持ち物などをメッセージやイラストで書き入れて、子どもにわかりやすいようにタスクやToDoを見える化するグッズも作れますよ。

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クリップ

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木製のクリップにリボンとくるみボタンを貼ってアレンジしてみました。写真やメモ、子どもの作品や絵を飾る際のインテリアアイテムとして、または書類などをまとめる文房具としても大活躍します。書類整理の際に、緊急度が高いものを分けておく目印にするなど活用できそうです。

最後に

くるみボタンのヘアゴムとケープのボタンを揃えてコーディネート。
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アイディア次第でさまざまなアイテムに変身させられるくるみボタン。流行のロゼットの真ん中部分にも活用できますよね。

お子さまでも作れますが、指先をよく使う作業が要求されるので、巧緻性を高めるトレーニングにもなるかもしれません。ぜひ色々工夫して世界の一つのオリジナルくるみボタンを作ってみてくださいね。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

志田実恵 志田実恵  エディター/ライター。札幌出身。北海道教育大学卒業(美術工芸)。中高の美術教員免許所持。出版社でモバイル雑誌の編集を経て、様々な媒体で執筆活動後、2007年スペイン留学、2008〜2012年メキシコで旅行情報と日本文化を紹介する雑誌で編集長。帰国後は旅行ガイドブック等。2014年6月に娘を出産。現在は東京で子育てしながらメキシコ・バスクの料理本の編集のほか、食、世界の子育てなどをテーマにwebを中心に活動中です。