2020年1月23日 公開

イギリスの親子留学丸わかり!人気の都市は?かかる費用も解説!【2020年版】

親子留学先に迷ったら、とりあえずここを選んでも間違いはないというくらい、おすすめの留学先であるイギリス。ロンドンやオックスフォードなど、イギリス親子留学で選びたい都市をはじめ、イギリス親子留学のメリットやデメリット、費用などを解説します。

親子留学とは?

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親子留学とは、文字通り親子で一緒に留学をすること。子どもにとって、吸収力が高い幼少期における留学は、将来の英語学習の基盤となる体験となります。また、語学だけでなく、異文化体験を通して視野を広げるすばらしい機会となることでしょう。親御様がスキルアップのための留学を実現させる手段として、親子一緒に留学をするケースもあり、親子留学の目的やスタイルは人それぞれ。特に、1週間や1カ月間など、短期間で行う「プチ親子留学」が人気です。

親子留学先にイギリスがおすすめの理由とは?

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学生の人気の留学先であるイギリスは、親子留学にとっても魅力的。代表的な3つの理由をご紹介しましょう。

①本場のクイーンズイングリッシュが学べる

英語発祥の地・イギリスで、本場のクイーンズイングリッシュが学べます。日本ではアメリカ英語が中心ですが、国際会議やビジネスシーンなど世界的に見るとイギリス英語が主流。比較的はっきりと発音するので、語学力に自信がないという人にも理解しやすいと思います。

②英国文化を体験できる

歴史ある国なので、放課後や休日には親子でさまざまな文化体験を満喫できます。世界的な美術館や博物館を周ったり、シェイクスピアの舞台や美しいガーデンを楽しんだり。紅茶とスコーンのアフタヌーンティーに、乗馬体験もいいですね。語学学校にも、英語とともにこうした英国文化やフラワーアレンジメント、アロマセラピーなどを学べるコースがたくさん用意されているので、英語+αの学びを目指せます。また、交通網が充実しているので、車がなくても電車やバスを使って移動しやすいのも特徴。学校外でも、親子で安心して動けます。

③子どもに人気のキャラクター、映画が多い

イギリスはピーターラビットやハリー・ポッター、機関車トーマス、くまのプーさんなど、子どもに人気の物語の故郷でもあります。夏休みにはボーディングスクールで学生寮に滞在しながら学べるコースもあり、まさにハリー・ポッターの世界を体感できますよ。ロンドン郊外にあるハリー・ポッター・スタジオツアーも人気。本場で大好きな映画やキャラクターに触れることで、物語で使われている英語にも、いっそう興味がわくのではないでしょうか。

イギリス親子留学のデメリット

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イギリス親子留学のデメリットは、しいてあげるとしたら費用が高いこと。アメリカとは同じくらいですが、カナダのほかフィリピンなどアジア諸国、ニュージーランド、オーストラリアなどの南半球の国々に比べるとやや高く感じられると思います。

成田空港からロンドン ヒースロー空港までの平均フライト時間は12時間25分と長く、時差も9時間(3月の最終日曜〜10月の最終日曜はサマータイムとなり8時間)あるので、小さいお子様だと少し負担に感じるかもしれません。

また、イギリスは歴史ある大国であり、自分たちの国に誇りを持っているため、ときに日本人留学生でも「人種差別的な扱いを受けた」と感じる人がいます(もちろん、そうした意識があるのはイギリス人でもごく一部の人に限られます)。

確かにカフェなどでボソボソと注文すると露骨に嫌な顔をされることがありますが、これは英語ができないことをバカにしているというよりも、聞こえないような声で話すことが子どもっぽいことだと受け取られているように感じます。イギリス人と英語でコミュニケーションをとるときには、多少文法が間違っていようが、恥ずかしがらずにはっきりと、大きな声で話しましょう。

郊外は治安もよく穏やかに過ごせますが、最近ではロンドンなど都市部の治安の悪化が問題視されています。夜間出歩くことは避け、スリなどに遭わないように貴重品の管理はしっかり気をつけましょう。

イギリス親子留学で費用はどのくらいかかる?

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イギリス親子留学でかかる費用の相場は1~4週間で40-120万円。内訳はこちらです。
航空券約18万円(大人が10万円、子ども(2歳〜11歳)1人8万円程度)
学費 授業料など:1週間で1万7000円~4万円程度
滞在費ホームステイの場合:1週間で約4万円~7万円
賃貸アパート:1カ月で5万5000円程度~
生活費雑費・日用品など:1週間で約3000円程度
※賃貸アパートで自炊の場合:1週間約1万5000円程度
ランチ代(テイクアウト)親子2人分で1500円程度
観光費アクティビティに参加する場合(半日/1日)親子で5000円程度~
その他
海外旅行保険代など:1カ月1万円程度~、交通費
空港送迎費:1~2万円程度必要
・航空券
ハイシーズンなどの時期や航空会社にもよりますが、目安として大人が10万円、子ども(2歳〜11歳)1人8万円程度で、親子の往復航空券代が約18万円と考えておくといいでしょう。オフシーズンに入学日を設定する、格安航空券を利用するなど、快適に、なるべく費用を抑えられるよう工夫しましょう。

・学費(授業料など)
語学学校の場合、1週間で1万7000円~4万円程度と、学校によって差があります。留学のスタイルによっても大きく異なるので、全体の予算に差がつく部分でもあります。

・滞在費(家賃など)
ホームステイの場合、1週間で約4万円~7万円。食費や水光熱費も含まれていることがほとんどです。アパートを借りる場合は1カ月で5万5000円程度~が目安です。

・生活費(雑費・日用品など)
日用品代やこまごまとした雑費は1週間に約3000円程度。アパートを借りて自炊する場合は食費を1週間約1万5000円程度見ておきましょう。ランチはテイクアウトで簡単に済ませれば親子2人分で1500円程度です。

・観光費
どこにどれだけ観光するかにもよりますが、半日や1日からのアクティビティに参加する場合、親子で5000円程度~と考えておくといいでしょう。

・その他(海外旅行保険代など)
いざというときの医療費などを考えると海外旅行保険は入っておくべき。1カ月1万円程度~で加入できます。また、ロンドンは地下鉄の料金が高いので、通学などに使う必要があるかどうかも確認しておきましょう。空港送迎費も1~2万円程度必要です。

イギリス親子留学で人気の都市は?

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滞在先都市の選び方のポイント

ハリーポッターの世界やイギリス最先端のカルチャーを楽しむならロンドンへ。利便性に優れ、海外生活に慣れていない人でも過ごしやすいでしょう。平日は自然豊かな郊外でのんびり英語を学び、週末にロンドンに遊びに出かけるというスタイルも人気です。美しい世界遺産の街や教育レベルの高い学術都市など、親子留学に適した人気の主要都市をご紹介します。

ロンドン

おなじみの赤い2階建てバスが走るロンドンは、交通の便も買い物なども便利な、留学生にとっても住みやすい街。大英博物館やバッキンガム宮殿の衛兵交代式、国会議事堂の時計台ビッグ・ベン、街を見渡す大観覧車のロンドン・アイなど観光スポットが多く、週末には各地で開催されている屋台料理やスイーツ、骨とう品などが並ぶマーケットを見て歩くのも楽しいですよ。日本料理店など日本人スタッフがいる店や場所も多いので、お子さんの偏食が気になるときや、英語力にあまり自信がなくても大丈夫。郊外に比べると滞在費は高めになりますが、語学学校の数が多く、質にこだわった学校から、少人数制や授業料を抑えた格安語学学校まで、幅広い選択肢から選べるのがロンドン留学のメリットです。

オックスフォード

名門のオックスフォード大学を中心に発展してきた大学都市。教育レベルが高く、留学生に人気の都市の一つです。歴史ある建造物が数多い落ち着いた街並みで、美術館や博物館、植物園などの施設もあり、文化的な雰囲気の中で英語が学べるのが魅力。古いものばかりではなく、モダンな音楽コンサートやさまざまなアートにも触れることができますよ。ロンドンからは電車で1時間ほどと比較的近く、バーミンガムやマンチェスターなどの都市にもアクセスも良好。平日は静かな環境でじっくり学び、ロンドンなどへ週末旅行したいという人にもおすすめです。

ケンブリッジ

こちらもかの名門、ケンブリッジ大学とともに発展してきた街です。ケンブリッジ大学が理系に強いことから、ハイテク産業の中心地としても知られ、街全体に非常に知的な雰囲気が漂います。歴史を感じさせる大学キャンパスと、大学名の由来ともなっているケム川が織りなすゆったりとした景色が特徴的で、学校の後はケム川でボートを漕いでくれるパントと呼ばれる舟遊びも楽しめます。街自体はコンパクトで、学生たちが自転車でのんびり走る風景もケンブリッジならでは。学術都市だけに治安もよく、英語の勉強に集中できる環境です。

カンタベリー

イギリス最古の教会であるカンタベリー教会をはじめ、3つの世界遺産を擁する美しい街・カンタベリー。ロンドンから電車で1時間ほどのイギリス南東部に位置し、中世にタイムスリップしたかのような歴史ある街並みは、散策しているだけでも楽しめます。ケント大学とカンタベリークライストチャーチ大学の2つの大学があり、外国人留学生が多いインターナショナルな雰囲気も魅力。イギリス国内の中では有数の治安がいい街として知られ、気候も穏やかなので、親子でのんびり過ごしながら英語を学ぶにはぴったりです。

ブライトン

イギリス南東部に位置するブライトンは、古くから海辺のリゾートとして知られる街。ビーチ沿いに遊歩道が続き、ホテル、レストラン、カフェなどが集まっています。桟橋のブライトンピアは、遊園地やゲームセンター、屋台などが並ぶ、街の象徴的な存在。留学生も多く、ゆったりとした開放的な雰囲気の中で、のんびりと英語が学べる環境です。治安も比較的よく、小さな街なので動きやすいのもメリット。週末には電車で約1時間ほどのロンドンにも遊びに行けます。

イギリス親子留学にはどんなプログラムがある?

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世界中から数多くの留学生が訪れるイギリスでは、さまざまな親子留学プログラムが用意されています。主な内容をご紹介しましょう。

教師宅ホームステイ

イギリス親子留学で人気のプランの一つが、親子で一緒に英語教師宅にホームステイするプログラムです。日中に家の中でレッスンを受け、レッスン後や休日には先生やその家族と過ごしたり、街に出て観光を楽しんだり。親子留学では、子どもと親のスケジュールをどう合わせるか、学校までの送迎はどうするかなどを考えなければなりませんが、教師宅ホームステイならそうした細かい点を気にせず、ゆったりと気軽に英語学習ができます。また、語学学校に比べて授業時間を柔軟にカスタマイズでき、英語教師と一緒に生活しながら自然な会話を通して英語を学ぶことで、1、2週間の短期留学でも比較的高い効果が期待できます。

親子とも語学学校

大人向けのコースは16歳以上が基本ですが、学校によって、3歳くらいからのお子さんも受け入れてくれる親子留学プランやクラスが用意されています。6歳以上であれば、語学学校のジュニアコースに通うことも可能。親子ともに学校に通い、他国からの生徒たちと交流しながら学びたいという場合は、お子さんの年齢に合わせたプログラムを検討してみましょう。

親は語学学校、子どもは現地学校(サマースクール、サマーキャンプ)

イギリスの各名門校では、夏にサマースクールやサマーキャンプを開催している学校がたくさんあります。サマースクールなどの主な参加資格は、8歳(学校によっては6歳)から17歳の高校生まで。将来、お子さんの長期留学を考えている場合や、現地の学校で他の友達との交流を通して英語を身につけてほしいというときには、ぜひこうしたプログラムに申込みましょう。お子さんが学校に通っている間、親御さんは語学学校へ。お互いに成長しつつ、お子さんも親御さんがそばにいることでホームシックにならず、安心して学べます。

また、エージェントやプランによって、短期留学でもお子さんが現地のプリスクールやキンダーに通える場合もあります。お子さんが小学生や中学生での長期留学であれば、お子さんが現地の学校に通い、ママがお子さんの生活をサポートしながら語学学校に通うというケースも見られます。

イギリス親子留学中の滞在先は?

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イギリス親子留学の滞在方法で、最も一般的といえるのがホームステイです。イギリスにはホームステイの受け入れ家庭がとても多く、学校から近いところなど利便性のいいステイ先が選択できます。ホームステイで親御さんが語学学校に通っている間、保育ママと呼ばれるシッターさんを手配して、お子さんと英語のやり取りをしながら保育してもらうことも可能です。留学が1カ月以上の長期で、朝晩はホストファミリーに気を遣うことなくお子さんとゆっくり過ごしたいという場合は、ホテルや自炊のできるコンドミニアムなども充実。留学生が多い分、さまざまな選択肢の中から親子にあった留学スタイルを選べるのがイギリス親子留学のメリットです。

イギリス親子留学で必要なビザは?

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6カ月以下の滞在であれば、事前にビザを申請する必要はありません。ビザを気にせず、6カ月という比較的長期まで親子留学できるのは、イギリスに親子留学する上で一つのポイントといえるでしょう。ただし、6カ月以上の滞在となると、格段にハードルが上がるのも特徴。親御さんは長期学生ビザを取得しなければならず、お子さんを同伴する場合は修士課程以上のコースを履修しなければならないなどの厳しい制限が設けられているので、早めにエージェントなどに問い合わせましょう。

目的に合った実りの多いイギリス親子留学を

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日本から遠く、移動時間や時差を考慮しなければならないこと、費用が比較的かかることなどのデメリットはありますが、それだけ保護者・お子様ともに高い効果を期待できるのがイギリス親子留学。事前に親子でどんな留学生活を送りたいのかをよく考え、希望の街や留学スタイルを選択すれば、理想的な親子留学を経験できることでしょう。お子様の英語教育にとっても、親御さん自身のスキルアップのためにも、イギリス親子留学はきっと実り多い体験になるはず。イギリス留学は経験者が多く、情報も溢れているので、エージェントに早めに留学相談をするなどしっかりと下調べをして、ご家庭にぴったり合った留学を実現させてくださいね。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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suna suna  ライター/エディター。東京で出版社に勤務後、フリーランスに。結婚を機に広島県に移住し、男女男の3人育児と仕事との両立に奮闘中。子育て、旅、グルメ、住宅、動物など幅広いジャンルで編集・執筆を担当。イギリス、アイルランド等に留学経験あり。