2019年04月15日 公開

リトミック?ピアノ?最初におすすめの音楽系習い事とメリット

音楽に親しむことは子どもの成長にポジティブな影響がたくさん!でも、数ある音楽系の習い事の中から、何を何歳ぐらいからはじめるのがいいのでしょうか?音楽科出身の筆者が、最初の音楽系の習い事としておすすめのリトミック、ピアノ、歌のメリットを紹介します。

音楽に親しむことは子どもの成長にポジティブな影響がたくさん!でも、数ある音楽系の習い事の中から、何を何歳ぐらいからはじめるのがいいのでしょうか?音楽科出身の筆者が、最初の音楽系の習い事としておすすめのリトミック、ピアノ、歌のメリットを紹介します。

子どもの心を育てる音楽系の習い事

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MIA Studio / Shutterstock.com
子どもが音楽に触れるメリットが語られるときに「情操教育」という言葉が出てきます。ところで、「情操」の意味を説明できますか?
美しいもの、すぐれたものに接して感動する、情感豊かな心。道徳的・芸術的・宗教的など、社会的価値をもった複雑な感情。
via デジタル大辞泉
つまり、幼いころから音楽に親しむことは、主に聴覚からの感性や情緒を育て、豊かな心を持つことにつながるということです。

筆者は、プロ・アマ問わず多くの音楽家と出会ってきました。彼・彼女らは、皆さん子どものころから音楽に親しんできた音楽家です。演奏に対してはストイックですが、普段は明るくおおらかな方たちばかりです。また、発想が豊かで、話がとても面白いです。

では、どうやって幼少期から音楽に親しんでいくといいのでしょうか。本記事では、最初の音楽系の習い事としておすすめのリトミック、ピアノ、歌について、その理由を紹介します。

リトミックがおすすめの理由

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リトミックのクラスでは、音楽に合わせて踊ったり、歌ったり、タンバリンやカスタネットなどの打楽器を叩いたりします。全身で音楽に触れることで心と身体を育てます。また、同じ年齢の子どもたちと一緒に活動することで社会性を育むこともできます。

ピアノなどの楽器の演奏と異なるリトミックのメリットは、気軽にはじめられることです。家で練習しなくてもいいのでとにかく親は気楽です。もちろん、クラスで習ったことを家庭でも取り入れられると遊びの幅が広がります。楽器を購入しなくいいので、費用はほとんどの場合レッスン代だけで済みます。

リトミックは何歳からはじめられる?

リトミックは0歳からはじめられ、未就学児を対象にしたクラスが多くあります。まだ楽器が弾けない年齢から音楽系の習い事をはじめたい場合は、リトミックがおすすめです。0歳から2歳ぐらいまでのクラスは親子で参加するのがほとんどなので、ママにとっても息抜きや情報交換の場になります。

リトミックについてさらに詳しく知りたい場合は「リトミックって?知育効果とリトミック教室の選び方」をぜひご覧ください。

ピアノがおすすめの理由

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ziggy_mars / Shutterstock.com
ピアノには心を豊かにするだけではなく、頭が良くなる効果があるといわれています。ピアノを演奏するときは、楽譜を見て、音を聴き、鍵盤に触れ、視覚、聴覚、触覚をフル活用します。また、指を複雑に動かしたり、楽譜を暗記したりすることで集中力が鍛えられます。これによって脳にもいい効果があるといわれています。

同じ鍵盤楽器ならエレクトーンなどの電子オルガンもありますが、子どもが小さいときは足の鍵盤が届きませんし、左手は主に和音の演奏でリズムを刻むので、ピアノのように両手を複雑に動かすということはありません。

ピアノと電子オルガンでは鍵盤の重さが違うことも特徴的です。ピアノの方が重いので、子どもなら電子オルガンの方が弾きやすいと感じるでしょう。しかし、最初にピアノの鍵盤に慣れておくと電子オルガンも弾きやすく感じるのに対し、電子オルガンからピアノへの移行は少し難しいと感じる場合もあります。

ピアノは何歳からはじめられる?

一般的なピアノレッスンの場合は、レッスンの間(30分ぐらい)は、ピアノの前に座っていられるようになってからはじめるのがおすすめです。そのほうが、子ども、親、講師の3者にとって負担が少ないです。個人差はありますが5歳ぐらいが目安になります。近年、絵を使って楽譜を表現したり、レッスンに歌を取り入れたりして、3歳からはじめられる教室も増えてきました。

ピアノについてさらに詳しく知りたい場合は「ピアノを習わせるのは何歳から?メリットと必要な準備とは」をぜひご覧ください。

歌がおすすめの理由

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歌は家や保育園、幼稚園でたくさん歌うから習い事にしなくてもいいと考える方は多いかもしれません。けれども、身近な人にたくさん聴いてもらう機会があるからこそ、歌が上手だと、褒められる機会も増えます。これが自己肯定感を高めてくれます。これは、歌を習う大きなメリットです。

また、いろいろな歌を繰り返し歌うことで語彙が増えます。普段はあまり使わないような難しい言葉でも、音楽と一緒だと覚えやすいです。

歌は何歳からはじめられる?

歌やミュージカルのレッスンは、幼児からはじめられる教室があります。リトミックでも歌を多く取り入れている場合があります。

子どもが楽しめる習い事を見つけよう

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習い事が楽しくなければ、音楽が子どもに与える良い影響が半減してしまいます。今回は音楽系の習い事のメリットをいろいろと紹介しましたが、まずは子どもの好きを最優先してくださいね。たくさんある音楽系の習い事の中から、子どもが興味を持ったものからはじめるのが一番です。体験レッスンを開催しているところが多くあります。おでかけのひとつと考えて親子で気楽に参加してはいかがでしょうか。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター

LOA
LOA

カナダ在住の英日翻訳者・フリーライター。Web媒体で子育てや語学学習についての記事を多数執筆。8歳の息子が0歳のときからはじめた絵本の読み聞かせは、今では私たちの生活になくてはならないものになっています。これまでに息子と読んだ絵本や児童書は、日本語、英語、フランス語を合わせて数千冊。息子が笑顔になる絵本を見つけるのが喜びです。