2019年9月3日 公開

[Chiik読プレ]現代を代表する絵本作家たちが描く震災をめぐる或る日の記憶

9月1日の防災の日そして9月の防災月間にちなんで、現代を代表する絵本作家たちが描く、記憶を集めた絵とエッセイ集「あの日からの或る日の絵とことば」をご紹介します。親子で一緒に防災について考えるきっかけにもおすすめの一冊です。[読者プレゼントあり]※読者プレゼントのご応募は2019年9月16日にて締め切らせていただきました。たくさんのご応募ありがとうございました。

現代を代表する絵本作家32人による「あの日」の記憶

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書籍名:「あの日からの或る日の絵とことば」
編集者:筒井大介
発行元:創元社
本書は、2011年3 月11日に起きた東日本大震災にまつわる、絵本作家32人それぞれの記憶を絵とことばで綴ったイラストブック。

「あの日」どこにいて何をしていたか、何を感じていたか、「あの日」から8年経った今、どんなときに「あの日」のことを思い出すのか。

「被災者とは言えない、でも何も被っていないとは言えない、どちらでもない人々の物語から見えてくるものがあるのではないか、そう考えるようにもなった」という、編者の呼びかけに応えて、集められた記憶の数々
-慌てて家を飛び出した時の街の様子、家族が帰宅難民になったり余震に怯える日々を過ごした不安な気持ち、誰かといることの心強さ、無邪気な子どもの姿に心和まされた瞬間。身近にある生と死を考える出来事-。

世にある震災関連本とはまったく違うアプローチで編まれたそれぞれの「あの日」の物語は、「被災者ではない」ものの、あの震災を少し離れた場所で体験したり、テレビやインターネットの画面越しに見ていた読者の私たちにもリアルに迫ってくるものがあります。

折に触れ思い出す「あの日」の記憶。デパートのエスカレーターで。隣で眠る子どもの横顔に。スーパーの食品の産地やレシートの日付を見て。町でティッシュを渡される時に。ふっと湧き上がる不安や恐怖、諦め、希望。さまざまな気持ちを抱えながら「あの日」から続く日々をみんな生きているということ。それぞれの作家の物語は、自分のものとは同じではないけれど、どこか根底に通じるものを見つけることがあるはず。それが心強く感じる時がくるかもしれません。

文章は子どもには難しいものが多いですが、イラストを見て感じることがきっとあると思います。文章について簡単に説明したり、絵を見て何を感じたか、ぜひ親子で話し合ってみてください。

「いつも旅をしているようで でもそこはいつもの街で」荒井良二
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「いつも旅をしているようで でもそこはいつもの街で」荒井良二
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【編者より】(前書きより抄録)

僕は絵本編集者だ。2002年からこの仕事をしているのだが、2011年3月11日以降、出る絵本の傾向が変わったと感じるようになった。生命力にあふれたもの、逆に死をテーマにしたものも増え、以前なら「怖い」といって避けられたようなインパクトのある絵や物語を描く絵本作家も多くなった。
僕が日々感じる「楽しい」も「嬉しい」も「悲しい」も「寂しい」も、その根っこはあの日を境に大きく変わった。読者の中にも見えない、でも消えない感覚がうずき始めたのかもしれない。そして、絵本作家はそのことをより切実に抱え込んで、絵と言葉を紡ぎ始めたように思えるのだ。

§

この本は32人の絵本作家による、ごくごく個人的なエピソードの集積で出来ている。それは一見あなたには関係ない、もしかしたら些細に思える、あの日にまつわる、ある日の物語。
しかし、読み進めるうちに、いつしか自分を重ねる瞬間がやってくるかも知れない。自分の物語を誰かに聞いて欲しい。近しい誰かの物語を知りたい。他の誰かが抱えているものを、気持ちを、共有することはきっと出来ない。それでも、みんなあの日から同じ地続きの日々を生きている。何かを乗り越えたりせず、ただただ抱えて生きている。

§

あの日にまつわる、個人的な、他人にとっては些細な物語。そんな物語を沢山聞いてみたい。

どこからでも、この本を開けば、誰かのそんな瞬間の物語に出会う事ができる。そしてそれを、心強く思う日があるかも知れない。


あの日からの絵と言葉の物語は、僕やあなたと同じ日々を歩んでいるはずだ。



【イラストとエッセイ】(五十音順)

阿部海太/荒井良二/飯野和好/石黒亜矢子/植田真/及川賢治/大畑いくの/加藤休ミ/軽部武宏/きくちちき/坂本千明/ささめやゆき/スズキコージ/高山なおみ/tupera tupera 亀山達矢/寺門孝之/中川学/中野真典/nakaban/長谷川義史/ハダタカヒト/原マスミ/樋口佳絵/穂村弘/牧野千穂/町田尚子/ミロコマチコ/村上慧/本橋成一/本秀康/ヨシタケシンスケ/吉田尚令

「野球少年」長谷川義史
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「野球少年」長谷川義史
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「あの年の5月ごろ」ヨシタケシンスケ
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キャンペーン概要

応募フォームからご応募いただくと、抽選で3名さまに書籍「あの日からの或る日の絵とことば」をプレゼントします。

応募締切は2019年9月16日(月祝)23:59まで。

たくさんのご応募ありがとうございました。
本キャンペーンは2019年9月16日23:59をもって終了させていただきました。
当選者の方には賞品発送をもって当選のご連絡とさせていただきます。
(2019年9月17日追記)

応募要項

応募締め切り

~2019年9月16日(月祝) 23:59

応募資格

日本国内にお住まいの方で、かつ賞品のお届け先が日本国内の方に限らせていただきます。
ご応募はご本人様限りとさせていただきます。
※当キャンペーン関係者は応募できません。
※応募はお一人様一回限りです。

当選発表

当選の発表は、賞品の発送をもって かえさせていただきます。
賞品の発送は、2019年9月下旬ごろを予定しております。
ただし、諸事情により賞品の発送が多少遅れる場合がございます。

※ 賞品の送付先は日本国内に限らせていただきます。
※ 賞品の発送に関しては宅配業者などを利用させていただきます。
※ 賞品の発送日時のご指定はできません。

注意事項

次の場合は当選権利が無効となりますので、ご注意ください。
 ・当選者様の連絡先が不明、不在等の理由により、ご連絡がとれない場合
 ・キャンペーンの当選権利を他人に譲渡・転売した場合または換金した場合
 ・その他、応募に関して不正な行為があった場合
※応募受付の確認、抽選結果に関するお問い合わせは受けかねますのでご了承ください。

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9月1日は『防災の日』。大正12年に「関東大震災」が発生した日であり、台風被害が多い時期であることから、地震や風水害に対する認識を深め、対処する心構えを準備するよう定められました。この機会に親子で自然災害について学び、防災対策について家族で考えてみてはいかがでしょうか。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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