2018年08月05日 公開

東京で「防災体験」ができる施設・スポットおすすめ5選

体験したことのないことで、子どもに危機意識を持たせるのは困難です。防災についても、話を聞くだけではなく体験した方が学びが深いもの。東京にも防災を学ぶ体験型の施設があります。ここでは、防災を体験として学ぶことができる東京の知育スポット・施設を紹介します。

体験したことのないことで、子どもに危機意識を持たせるのは困難です。防災についても、話を聞くだけではなく体験した方が学びが深いもの。東京にも防災を学ぶ体験型の施設があります。ここでは、防災を体験として学ぶことができる東京の知育スポット・施設を紹介します。

子どもが防災について学ぶ必要性

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最近、日本列島では地震が頻発しており、防災について世の中の意識が高くなってきています。いつ起こるかわからない災害について、知ることは大変重要なことです。

子どもたちも幼稚園や学校、地域で防災についてさまざまな知識を学んでいます。しかし知識として持っていても、実際に自分の身に起こったときを想定して考えられているお子さまは少ないのでないでしょうか。

体験できるおすすめ防災スポット施設をご紹介

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お子さまに災害について知っておいてほしい、考えてほしいと思っても、いつ起こるかわからないものをどう説明したらいいのか悩んでしまいますよね。そんなパパママにおすすめなのが、「無料で防災について体験ができる施設」です。

身近なところでも、しっかりと体験しながら学べる施設が意外とあるものです。ここでは東京都内の施設を紹介します。

東京で防災体験ができる施設・スポット5選

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そなエリア東京

「そなエリア東京」は、国土交通省が管理する国の防災体験学習施設です。この施設では、地震発生後72時間の生存力をつける体験学習ツアー「東京直下72h TOUR」に参加が可能。被災した市街地をジオラマで再現し、体験者はタブレットを使って、被災したシミュレーションを動画で体験できます。

また映像や壁面グラフィックで津波について学習できる「津波避難体験コーナー」でも、意外に知られていない津波の知識が身につきます。

30人未満の場合は、予約不要で入館可能です。

【営業時間】
午前9:30〜午後5:00(入場は午後4:30まで)

【入場料】
無料

【所在地】
東京都江東区有明3丁目8-35

【アクセス】
・りんかい線国際展示場駅より徒歩4分
・ゆりかもめ有明駅より徒歩2分
・都バス 門19甲・虹01系統「研有明病院前」停留所より徒歩2分

・駐車場 なし(障がい者用は正面に2台分)

本所防災館

本所防災館は、地震、煙、火事、暴風雨の模擬災害の体験通じて、防災知識や防災行動力をより高めてもらうことを目的とした、東京消防庁の防災体験施設です。

館内は、自由見学コーナーと体験コーナーがあり、体験コーナーはインストラクターさんに案内してもらうツアー形式となっています。

ツアーは防災シアターに加え、「地震体験コーナー」「都市型水害体験コーナー」「煙体験コーナー」「消火体験コーナー」「応急手当体験コーナー」「暴風雨体験コーナー」の中から、計4体験ができる約2時間の「基本コース」と、計2体験ができる約1時間の「ショートコース」から選ぶことができます。年齢によって体験できないコースがあるため、詳細はHP等でご確認ください。

いずれもスタート時間が決まっています。個人の場合は、電話での予約が必要です。

【営業時間】
午前9:00~午後5:00

【休館日】
水曜・第3木曜 ※ただし、祝日に当たる場合は翌日になります。
年末年始(12月29日~1月3日)

【入場料】
無料

【所在地】
東京都墨田区横川4-6-6

【アクセス】
・JR総武線・半蔵門線 錦糸町駅から 徒歩10分
・都営浅草線・京成押上線・半蔵門線ほか 押上駅から徒歩10分 

立川防災館

東京消防庁の立川防災館は、子どもでも楽しみながら防災体験ができる施設です。

体験コーナーは、「防災ミニシアター」「地震体験」「煙体験」「応急救護体験」「消火体験」に加え、日本初となる「救出救助」が新設。計6つある各防災体験コーナーは、インストラクターさんによる約30分のツアー形式となっています。年齢によって体験できない場合があるため、HPでご確認ください。

10人以下なら予約は不要。どのコーナーも毎時の15分、45分スタートになっています。

【営業時間】
午前9:00~午後5:00

【休館日】
毎週木曜・第3金曜 ※国民の祝日にあたる場合は直後の平日
年末年始

【入場料】
無料

【所在地】
東京都立川市泉町1156-1

【アクセス】
・バス JR立川駅北口(1番乗り場)より立川消防署バス停下車すぐ
・多摩都市モノレール高松駅より徒歩15分

・駐車場あり(台数制限あり)

池袋防災館

東京消防庁の池袋防災館も、インストラクターさんが案内してくれるツアー方式です。

所要時間1時間40分の「基本コース」(1日3回)は、地震、煙、消火の3体験に加えて
・視聴覚教室(防災ビデオ、またはアニメ)
・救急
・防災ブック学習コース
のどれか1つを選択し、合計4コースを体験できます。

また所要時間50分の「ショートコース」(1日1回)では、「地震体験×視聴覚教室」か、「地震体験×防災ブック学習コース」(土日、祝日のみ)のどちらかを選択可能です。

さらに特徴的なのが、夜間の発災を想定した「ナイトコース」(1日2回)。体験内容は、地震、煙、消火、視聴覚教室と昼の基本コースと同様ですが、照明を落として行われるので、ぜひ体験してみはいかがでしょうか。

【営業時間】
午前9:00~午後5:00 (毎週金曜日は午後9:00まで)
体験コーナーの最終受付は午後4:15まで(毎週金曜日は午後8:15)

【休館日】
火曜・第3水曜 ※祝日に当たる場合は翌日になります。
年末年始

【入場料】
無料

【所在地】
東京都豊島区西池袋2丁目37-8

【アクセス】
・池袋駅(南口・西口・メトロポリタン口)徒歩5分

しながわ防災体験館

品川区役所にあるしながわ防災体験館は、2016年3月にリニューアルしたばかりの施設です。

防災用品やシェルター模型などの展示、消化体験、要配慮者避難誘導体験 、シアター、センサーを利用した避難姿勢体験、応急救護体験などを行うことができます。

各コーナーでは、タッチパネル式のモニターで2分程度の体験内容のダイジェスト紹介映像の視聴と、おさらいのQ&Aクイズなど、子どもでも飽きずに防災について学べます。よりリアルに体験ができる、防災体験VRも導入されているので、親子でぜひ参加してみてください。

【営業時間】
午前9:00~午後5:00

【休館日】
月曜日・土曜日・祝日・年末年始

【入場料】
無料

【所在地】
品川区役所 広町2-1-36 防災センター2階

【アクセス】
・JR線・東急線、りんかい線大井町駅 徒歩8分
・東急大井町線下神明駅 徒歩5分

近くの市や区の防災センターへ出かけよう

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今回は、都内で防災体験ができる施設・スポットを紹介してきましたが、調べてみると、全国の市や区でも同様の防災センターがあることがわかりました。

体験内容や施設規模などはさまざまですので、ぜひお住まいの地域の防災センターを検索してみてください。お子さまと出かけることを考えると、近場で行きやすい場所にあるかどうかもチェックしましょう。

親子で防災について話し合う機会にして

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緊急時の連絡方法や避難場所、家庭における防災グッズについてなど、災害が起きる前に家族内で話し合っておくことは大変重要です。

しかし機会がなければ、なかなか時間をとって話し合うのが難しいのも現実。

防災体験をした日やそのあとの、お子さまやパパママの興味があるうちにしっかりと話をしておきたいものです。意識づけできるという意味でも貴重な体験になるはずです。

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