2018年2月21日 公開

今から頭が痛い大学進学とお金の問題!奨学金を正しく理解しよう

間もなく入試も終わり、進学の季節となります。新しい門出に向けて子どもたちは、ワクワクしているときだと思います。しかし、その一方で親の頭を悩ませるのがお金の問題。そんなときに、役立つかもしれないのが奨学金です。今回は現在の日本の奨学金にはどのようなものがあるかご紹介します。

進学シーズン到来!

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「やったー!受かったよ!」と、笑顔はちきれんばかりのお子さまたちが、喜びに溢れている様子が目に浮かんできます。

「入学金〇〇円だって、いつ振込に行くの?」「今週中に行っておくからね」と親子の会話が弾む一方で、夫婦間で「入学金〇〇円だって、お金大丈夫?」いう会話も聞こえてきそうですね。

進学とお金の問題は悩みどころ

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家計や貯金に充分な余裕があればいいのですが、大抵のご家庭では、このお金をどうやって捻出すればいいのかは、その都度悩むところだと思います。

特に、大学進学は、小さなお子さまをお持ちのご家庭では「まだまだ先だから関係ないや」と考えがちですが、お子さまが小学校に入学したあとは、中学、高校生活はあっという間。大学進学の際に悩まれるご家庭も少なくありません。

ではお金はどうやってつくればいいのか?

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この進学にまつわるお金、皆さんだったらどうやってつくりだしますか?そんなときに役立つかもしれないものが奨学金。

奨学金という制度は聞いたことがあっても、実際に使ったことがある人は、そう多くはないのかもしれません。この奨学金にはいくつか種類があります。

奨学金の種類はいくつあるの?

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現在、多くの進学者が利用できる奨学金の代表的なものとして、独立行政法人日本学生支援機構の奨学金制度があります。

この奨学金制度には、給付型奨学金と貸与型奨学金の二つの制度があります。

給付型奨学金とは、返還義務が生じない奨学金で、貸与型奨学金とは、社会人になったときに返還義務が生じる奨学金のことです。

返還する必要のない「給付型奨学金制度」は2017年度からはじまり、2018年度の進学者から本格実施。1学年約2万人が対象で、月額2〜4万円が給付されます。

給付型奨学金は、進学を後押しするため、進学前に採用候補者を決定する予約採用で、申込みは在学している高等学校等の奨学金窓口を通して行います。

その他の支援制度にはどんなものがある?

奨学金制度には、日本学生支援機構以外に、国内の大学や地方公共団体等の奨学金制度もあり、日本学生支援機構のwebサイトで紹介されています。

また、多くの大学には経済的理由等で授業料等の納付が困難な学生に対し、授業料免除制度も設けられています。その他支援制度として国の教育ローンや厚生労働省の支援制度もあります。

まとめ

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奨学金制度、授業料免除制度、国の教育ローン、厚生労働省の支援制度等、たくさん家計を助ける制度がありますが、注意をしなければいけないことは、その多くの制度はお金を借りる行為がともなう制度なのだということです。お子さまが社会人となった時に無理なく返還できる金額を想定し、よく考えてから利用することをおすすめします。

また、申し込む時期や条件も早めに理解しておく必要があります。「いざとなったら奨学金を頼ればいい」と思うより、奨学金制度をよく理解してから、お子さまが小さいうちに、教育資金をどうするかを長期計画で、家庭内できちんと話し合う機会を設けておくのもおすすめです。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

大木茂行 大木茂行  元ロンドン日本人学校教諭。J-SHINE小学校英語指導者。ファイナンシャルプランナー。群馬県出身。教師歴25年の中で、公立小学校・中学校・特別支援学校・海外日本人学校などの教育現場で子ども達を育ててきました。小6と中3の2児の父親でもあります。子育て中の皆様に語学や金融などにまつわるお話を中心にお伝えできればと思います。どうぞ宜しくお願いします。