2018年05月29日 公開

折り紙とつまようじで回して遊べるこまを作ろう!

折り紙2枚とつまようじで、回して遊べる本格的なこまができます。作り方はとても簡単なのに、奥が深いこま遊び。親子でこま対決をしたところ、息子たちは夏休みの自由研究のように、条件を変えて、いろいろなこまを作って研究しました。折り方から遊び方の工夫までご紹介します。

折り紙2枚とつまようじで、回して遊べる本格的なこまができます。作り方はとても簡単なのに、奥が深いこま遊び。親子でこま対決をしたところ、息子たちは夏休みの自由研究のように、条件を変えて、いろいろなこまを作って研究しました。折り方から遊び方の工夫までご紹介します。

つまようじで回る折り紙のこまはこちら!

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こちらが、今回のつまようじこまです。折り方はびっくりするほど簡単で、5歳児も次々と仕上げていました。お正月には、玄関に置いておくだけでもすてきな飾りになりますね。

折り方をマスターしたら、回して遊ぶのも楽しい時間です。わが家の3歳児でも回せましたが、長く回すには少し練習が必要かもしれません。上達すると、楽しみ方も工夫次第でぐーんと広がります!好奇心旺盛なお子さまたちにおすすめの、つまようじこまの魅力をたっぷりお届けします。

つまようじこまの材料と折り方

【材料】 
・折り紙 2枚(色違いがおすすめです)
・つまようじ 1本 
※あれば針、もしくは安全ピン
・テープ

つまようじで回る折り紙のこまの折り方

【1】2色の折り紙を両方とも三つ折りにします。
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【2】黒い斜めの線のところで折ります。2つとも同じ向きに折ってください。
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【3】2つのパーツを組み立てます。十字に重ねたら、三角の部分を1枚ずつ内側に折ります。最後は1番下に折り込んで、形を整えましょう。
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【4】中央に穴を開けて、つまようじをさしたら完成です。
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製作のポイントと回しやすくするコツ

【ポイント1】穴のあけ方

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一見とっても簡単な作品ですが、一番大変だったのは「つまようじの穴を開ける」工程でした。

折り紙が重なっている部分は厚みがあり、つまようじだけで開けようとすると、こまがよれよれに……。そこで筆者のおすすめは、針や安全ピンを使うことです。もしお手元になければ、いったんばらして、1枚ずつにつまようじで穴をあけると、いくらかスムーズです。

※いずれの場合も、先がとがっていて危ないため、穴を開ける作業は大人が十分注意して行いましょう。

【ポイント2】穴のサイズの調整

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穴の大きさは、つまようじぴったりが理想ですが、なかなかうまくいかないことも。そんなときは、裏側をマスキングテープ等で留めておくことをおすすめします。

この工程を加えるだけで安定感のある、よく回るこまができあがりますよ!少しヒダをつけて留めるのが、ポイントです。

【ポイント3】つまようじの位置

いろいろな位置で試したところ、つまようじの先から1~2cmくらいが最も回しやすかったです。短すぎるとこまが落ちてしまい、少し長めにすると難易度の高いこまになります。お子さまと、ほどよい場所を探してみてください。

遊びながらこまで実験してみよう!

完成したら、たくさん回して遊びましょう。はじめて、かつ小さなお子さまには、パパママが回して見せるのもよいですね。何秒くらい回るかな?と数えてみたり、模様の変化を楽しんだり、こま回し大会をするのも盛り上がります。

回し方のコツをマスターしたら、いろいろと条件を変えて遊んでみませんか?わが家でブームとなった遊び方を3つご紹介します。

いろいろな場所で回してみよう

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外だと風があり、一味違うこま回しとなります!
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回しやすいところはどこだろう?大人は、直感で硬い安定した場所を選びがちですが、お子さまが自由に実験するのも、よい経験になるかと思います。

息子たちはフローリング以外にも、ジョイントマット、机、革のソファー、椅子の布、お風呂場、発砲スチロール、コンクリート、土の上……とやっていました。意外なことに、布団の上でも回り、親の筆者がびっくりしました。

こま相撲で対決してみよう

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ベイブレードが欲しくてたまらないわが子が没頭したのが、「こま相撲」です。

ルールは「いっせーのせ」で回して、土俵の中で最後まで回り続けたこまが勝ちというシンプルなもの。こまとこまがぶつかり合うと、すごいスピードで投げ出されるなど、展開は読めず、ハラハラ・ドキドキの試合が続きます!

バリエーションを増やして遊んでみよう

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しゅりけんこま(右上)もちゃんと回ります!兄は周囲を丸く切り、つまようじの位置を変えてこんな回し方も(左下)。
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折り紙は、切って薄くするのと分厚い紙とどちらがよく回る?形を変えたらどうなる?もっと大きい&もっと小さいこまはどうかな?お子さまの自由な発想で、バリエーションを増やしてみてください。

息子たちに好評だったのは、チラシで作ったつまようじこまならぬ、「竹串こま」。見た目はシャビーですが、回すと一番きれいに模様が浮かび上がってきて、「おぉ~~~っ!」と声が上がったほどです。

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右が折り紙のつまようじこま、左がちらしの竹串こまです。竹串こまはとてもよく回ります。

つまようじこまは奥が深い!家族で楽しもう

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「こま相撲」が大ヒットしたわが家。最後には陣地ができルールも複雑になり(笑)、大盛り上がりです。
折り紙のこまは、いろいろな種類がありますが、このつまようじこまは「回しがい」のある作品です。

作る楽しみ以上に回す楽しみがあり、さらにいろいろと実験したくなります。特に「こま相撲」をはじめてからというもの、子どもたちは練習したり改造したり、好奇心旺盛に取り組んでいました。

折り紙とつまようじだけで、こんなに楽しい時間が過ごせるなんて!この新鮮な感動を皆さまにも、お届けできればうれしいです。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター

福岡すみれ
福岡すみれ

東京都在住、3人のやんちゃな男の子のママです。外遊びが大好きな息子たちと日々いろいろな公園を巡りつつ、3度の食事(とおやつとお酒)を何よりも楽しみに過ごしています。