2018年01月30日 公開

塾に行かずに『運動考査』の対策をするには?「『お受験』はじめました!」vol.12

小学校受験に塾に通わず挑んで合格した保育園児とワーキングマザーのママミーヤが、「お受験」に挑戦するまでに考えたことや実践したことを振り返ります!vol.12では一部の学校の入学考査に課される『運動』を家庭でどのように練習したかについてお伝えします。

小学校受験に塾に通わず挑んで合格した保育園児とワーキングマザーのママミーヤが、「お受験」に挑戦するまでに考えたことや実践したことを振り返ります!vol.12では一部の学校の入学考査に課される『運動』を家庭でどのように練習したかについてお伝えします。

小学校受験における運動考査の内容

一部の学校では考査の内容に「運動」が含まれます。
運動考査の中には集団で行うものと個別で行うものの2種類があります。
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集団運動

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はじめに先生が模範運動を見せます。
その後みんなで同じ動きをします。

個別運動

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クマ歩き、平均台、ボール投げ、ケンケンパーなどの動きを先生の模範運動を見た後で一人ずつ行います。さまざまな運動を組み合わせて一連の流れとして行うことを「サーキット運動」といい、慶應義塾幼稚舎など多くの学校で出題されます。

運動考査の概要を知るために単発講座を受講

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過去の出題内容は過去問題集を見れば大体わかりますが、どの程度できていれば合格なのかを知るために、ママミーヤとミヤピーは単発でやっている小学校受験用の運動講座に行ってみました。

2時間ほどの間でしたが、さまざまな項目を一通り行いました。先生の模範演技がありますので、許可を得て動画を撮影させていただきました。

この後、自宅で練習するにあたって先生の演技を「スタンダード」として、つまづいたときに何度も見直してフォームを修正していきました。はじめからできる子どもはいないので、運動も、とにかく繰り返しが重要です。

講習を見学するときのポイント

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授業を親が見学できるとき、わが子への注意だけメモを取る方が多いと思うのですが、ママミーヤはほかのお子さまたちが注意されているポイントもメモを取っていました。

注意されるところは受験で求められている水準に達していない部分です。逆にいえば、これをクリアできるようになることが、合格するためのひとつの指標になると考えました。ほかのお子さまへの指導も含めて先生の指導をしっかり見ておくことで、自分でミヤピーを指導していくときの声かけのバリエーションを増やせた、というメリットもありましたよ。

個別運動の練習とワーキングマザーの時間テク

家の中で練習したもの

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【前転】
布団のマットを敷いて練習しました。
はじめはとりあえず前に回ってドタッと寝転がるような感じです……。回転後、お尻を上げてはじめと同じ状態で終われるようになるまで時間がかかりました。

講習で撮ったビデオを何度も見ましたが、ミヤピーの姿をビデオに撮るのも効果がありました。百聞は一見にしかずと言いますが、幼児はとくに視覚に訴えた方がわかることが多いので、ビデオに撮ることは有効だと思います。

外で練習したもの

自宅での練習が難しいものは保育園の帰り道に公園に立ち寄って練習しました。

【クマ歩き】

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外ならばドタバタしても音が出ないので安心です。夜の公園は人も少なくあまり恥ずかしくありませんし(笑)。大人用と子ども用の軍手を購入し、親子で競争しました。

模試や直前講習でクマ歩きの見本を何度が見ましたが、塾によってフォームがやや違うように感じました。正解はないので、志望校に合わせてスタイルを作っていくといいかもしれません。

たとえば筑波大学附属小学校で出題されるクマ歩きは、スピード重視なので「クマ走り」です。スピードが出やすいフォームにしていくなど工夫が必要です。

クマ走りの練習中はよく転びますので、夏場でも長ズボンがオススメです。

【ケンケンパー】
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講習ではやりませんでしたが、出題される学校が多いようでしたので、「ケンケンパ―」をこまめに練習しました。ポイントは「リズム感」だと思ったので、テンポよくスピードに乗って、ケンパーができるように何度も練習しました。

ママミーヤも一緒にやったのですが、童心に帰って楽しんだのものの利き足の膝を痛めてしまい、年齢を感じました……(泣)

【鉄棒】

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腕の筋力や総合的なバランスが見られていると感じたので、何秒ぶら下がれるかタイムを測っていきました。だんだんとぶら下がれる時間が伸びてきて、サルといい勝負になるのでは!?というくらいに腕の筋力がついたと思います。

この練習では、タイムを記録するのがポイントです。だんだんとできるようになっていくことを実感させるとやる気がでます。腕の筋力がつくと逆上がりもたやすくできるようになってきますよ。

【ボール投げ】

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ドッジボール用ボールを購入して、距離と方角を定めて正確に投げる練習をしました。ミヤピーがボールを投げて、ママミーヤがキャッチできればミヤピーの勝ち、などと自分たちでルールを作って遊びました。

受験で使われるドッジボールの大きさは「1号」が多いそうですので、ミカサのドッジボール1号を購入しました。

運動考査の練習で気をつけたこと

受験のための対策というより、保育園の帰りにママと一緒に遊べる時間と捉えてもらえるように、ママミーヤ自身も楽しむことを心がけました。

しかし……。今にして思えば薄暗い公園で軍手をはめて四足で歩くいい年した女性……かなり奇妙な光景だったと思います(汗)

運動考査の練習をして良かったこと

保育園のお迎えの時間が18時30分。それ以降に遊ぶので公園には人気が少なく、思いっきり練習できました。時間を20分程度と決めて遊んだので、メリハリもついてよかったと思います。

ミヤピーも毎日公園で遊べて満足げでした。結果、毎日繰り返して少しずつでもやっていくことで、運動考査で求められる能力は充分に身につけられたと感じています。効果はあったようで、夏以降の模試において、運動考査はほぼ満点でした。

運動考査の練習は、親子で身体を動かす楽しい時間!

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夏の公園には蚊が多い、ケガをしないように夏も長ズボンだったから暑い……などなど、大変なことも多い運動考査の練習。体力が伸びていることを示すために、記録をしっかりとつけていくのが効果的ですが、その記録も手間ではあります。ママミーヤはスマートフォンにメモを取ったり、動画や写真で記録を残していましたよ。

運動考査は身体が健康に育っているか、手足の筋力が成長しているか、リズム感覚があるかといった部分を見られているようなので、技を競うものではありません。毎日体を動かすことで、運動考査で求められるレベルには十分到達できると思います。

また、先生の模範演技を見るときの態度や、お友達が試験をしているときに待つ姿勢なども採点対象になります。普段から先生のお話をよくことや、お友達が発表しているときには静かに待つなど、教えてあげておくといいと思います。

さまざまな運動があり、練習するのも大変ですが、身体を動かすことは本来子どもは大好きで、机に向かってするお勉強よりも楽しんでやってくれるはず。親子の触れ合いの時間と考えて、一緒に楽しく取り組んでみてください!

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター

ママミーヤ
ママミーヤ

フルタイムではたらくママ(時に数日にわたる徹夜あり)。 会社員から脱却し、フリーランスになるが前より忙しくなる誤算に悩む。 0歳から保育園に通う娘が一人。昨年、塾なしで小学校受験に挑戦して無事に入学。 0歳からの幼児教育・お受験の勉強を自宅で行うためのコツ・時間のやりくりなどをお伝えします!