2019年10月18日 公開

子供におすすめ!無料で遊べるプログラミング学習アプリ11選

プログラミング学習はスマホやタブレットを使えば自宅でも取り組めます。特に子ども向けのプログラミングアプリは、遊ぶ感覚でプログラミングの基礎に触れられるので子どもにもピッタリ!おすすめのアプリ11選を紹介します!

プログラミング学習はスマホやタブレットを使えば自宅でも取り組めます。特に子ども向けのプログラミングアプリは、遊ぶ感覚でプログラミングの基礎に触れられるので子どもにもピッタリ!おすすめのアプリ11選を紹介します!

2020年度から小学校で必修化することもあり、注目を集めている子どものプログラミング教育。授業以外でもパソコン・タブレット・スマホに親しんでおくことはIT化している社会の中で重要です。。

しかし、子どもにプログラミング教育をしようにも「プログラミングの何を教えれば良いかわからない!」「自分が子どもに教えるのは難しい!」と悩む方も多いです。

子どもがプログラミングに親しむ一歩目としては、プログラミング学習アプリがおすすめ。
アプリで遊んでいるうちに自然とプログラミングの考え方を身に付けられます。

プログラミング学習ではどんなことを学び、学習のポイントはどこにあるのか。おすすめのアプリと一緒に解説するのでぜひ参考にしてください。

プログラミング学習で育む「プログラミング的思考」

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Syda Productions / shutterstock.com

小学校でのプログラミング教育の必修化。国語や算数などのように「プログラミング」という科目が登場するわけではないと知っていましたか?

小学生は算数や理科などの今ある授業の中で、プログラムを題材とした課題に取り組みます。課題を通して「プログラミング的思考」を学ぶことがプログラミング教育の目的です。

また、ITへの興味を深め将来的にプログラミング活かすための下地作りという狙いもあります。

さらに詳しい内容を知りたい方は、文部科学省が設置した未来の学びコンソーシアム事務局で詳しい情報を発信しているので参考にしてください。

では、プログラミング教育で学ぶ「プログラミング的思考」とは、どのような思考なのでしょうか?

「自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが
必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたら
いいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に
近づくのか、といったことを論理的に考えていく力」
文部科学省ではプログラミング的思考を上記のようにまとめています。
ここからは具体的にどのような能力をプログラミング教育で身に付けるかをご紹介します。

論理的な思考力を養う

プログラミングとは「人間が意図した処理を行うようコンピューターにプログラミング言語で命令を下す作業」のこと。

例えば、ロボットを歩かせようと思ったら、「右足を上げて→右足を前に出して→左足のかかとを少し上げる」という順番で行動させます。

このように筋道を立てて、人間が意図した動きを実行させるプログラムを組み立てるのがプログラミングです。

プログラミングでは、物事を論理的に考えることがとても重要。ゴールに到達するための手法を明確にして、正しい順序で一つのルートを組み立てます。

この考え方は、ITの世界だけでなく、実社会においても活かせます。

困難な壁にぶつかった時には壁を乗り越える方法を考えて、正しい順序で一つ一つ行動することで乗り越えられます。ITの世界だけではなく、社会で必要な能力として論理的な思考力を育むのです。

プログラミング教育では、他に判断力や創造力などを同時に身に付けていきます。

学びに向かう力、豊かな人間性を育む

試行錯誤を重ねながら、思い通りにコンピュータを動かせたら子どもたちは達成感を得られるはず。自分なりに考えて工夫し行動することでゴールに到達する経験は、「考えることが楽しい」「もっと学んで難しいことをしたい」という学びに向かう力を育てます。

また、プログラミング教育を通してコンピュータの可能性を知ることで、子どもたちの未来の可能性もグッと広げてくれるでしょう。社会を良くするために、コンピュータをもっと活かそうという気持ちも芽生えるかもしれません。

このようにコンピュータを社会に活かすための豊かな人間性を育むこともプログラミング教育の狙いです。

プログラミング的思考をもっと知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。

プログラミング教育で親が気をつけるポイント

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Dmytro Zinkevych / shutterstock.com
プログラミング教育は今までにない新しい教育。子どもの学びのためには親はどのようなポイントに気をつけたら良いのでしょうか。

正解を教えない

プログラミング学習で大切にしたいのは「自分自身で考えること」。もし子どもが間違った選択をしたら、親としてはつい口を出したくなりますよね。
正解を教えてあげたくなる気持ちはとてもよくわかります。でも、そこはぐっとこらえて見守りましょう。

一生懸命考えて答えを選ぶというその過程を経験することで、子どもの思考力はどんどん高まります。たとえ間違った答えを選んでしまっても、間違った理由を知るチャンスになります。

子どもからヘルプを求められた時だけ、アドバイスを。その時も正解を教えるのではなく一緒に考えてヒントを出して上げることが大切です。
幼少期のプログラミング学習では、思考のプロセスをしっかり評価してあげてくださいね。

親子で楽しむ

「プログラミングって何?」と自分自身が分からない方もいるかもしれません。むしろ、子どもよりも苦手意識が強い方も多いでしょう。

算数や理科であれば、親が教えられますが、プログラミング学習はまだまだ新しい分野。そのため、親も子どももスタートラインは同じ。子どもと一緒に学ぶ、親子で楽しむというスタンスで取り組めば、プログラミング学習へのハードルは下がるのではないでしょうか。

また、子どもにとっても、プログラミング学習=パパやママと楽しめる!という意識が芽生え、やる気につながるはずです。

こちらの記事ではIT教室の先生が親子でプログラミング教育を楽しむためのポイントを解説しています。ぜひ参考にしてください。

プログラミング教育でアプリを使うメリット

子どものプログラミング教育には主に3つの方法があります。
・アプリを使う
・スクールに通う
・オンラインスクールに家で参加する

他の手法と比べてアプリを使うメリットとはどんなものでしょうか?

お金をかけずに気軽にチャレンジできる

プログラミングアプリは無料で始められるものも多く、有料でも数百円〜と手軽に始められます。

まずはアプリで子どもにプログラミングに慣れさせて、より本格的に学びたいという気持ちが子どもに芽生えてから、スクールに通わせてみてはいかがでしょうか?

アプリなら親子で一緒に学べるので、プログラミング教育の一歩目として親子でチャレンジしてみましょう。

どこでも楽しくプログラミングを学べる

プログラミングアプリはほとんどがゲーム形式となっており、勉強というよりは遊びながら自然と学べるように作られています。「勉強」というと嫌がる子どもでも楽しんでチャレンジしてくれるでしょう。

また、スマホやタブレットさえあれば場所や時間を選びません。お出かけ時の移動中でも暇つぶしを兼ねてプログラミングを学べるのでおすすめです!

幼児から遊べる無料プログラミングアプリ11選

ここからは実際に多くの子どもが遊んでいる人気のプログラミングアプリをご紹介します。
スクールの教材として利用されるくらいクオリティの高いものも多く、無料のアプリでもしっかりとした内容になっています。

幼児や初心者でも簡単に始められるアプリを紹介しているので、気になるものはぜひダウンロードして遊んでみてください!

1:Code Karts

Code Karts - 3歳からのコード作成を学ぶ - Google Play のアプリ (148298)

対象年齢 4歳〜
料金 無料※APP内課金あり
動作環境 iOS・Android

方向を指示するブロックを使って、レーシングカーをゴールまで導くゲームが楽しめる「Code Karts」。レベルは70以上あり、レベル10までは無料で遊べます。

どのブロックをどのように置いたら、ゴールまでたどり着けるか。この考え方はプログラミングにおけるコーディングの考え方と一緒です。パズルを解いているうちに自然とコーディングの考え方が身につきます。

クラシックモードと競争モードがあり、一人で遊んだり親子で遊ぶことも可能な「Code Karts」。車好きな子どもにぴったりですよ!

2:ピタゴラン

‎「ピタゴラン 楽しい仕掛けが作れるアプリ」をApp Storeで (148299)

対象年齢 4歳〜
料金 無料※APP内課金あり
動作環境 iOS・Android

自分で仕掛けを作って、ボールを転がしてゴールさせるゲームが楽しめる「ピタゴラン」。

画面上を指でなぞって線を描くと、その道順に沿ってシンプルな仕掛けが出てきます。ドミノやループ、坂道、滑車など仕掛けは多数用意されており、タップするだけで簡単にカスタマイズしていけます。

仕掛けの組み合わせ方によっては、ボールが外に飛び出してしまうことも。そんなときは一歩戻って再チャレンジ!ボールをゴールまで運べたときの達成感は、次へのチャレンジ精神を高めてくれます。

適切な仕掛けを置くことで上手く動くのはコンピュータの世界でも一緒。仕掛けの組み合わせを考えることがプログラミングにつながるのです。

ピタゴランについてはこちらの記事で詳しく遊び方を紹介しています。

3:スクラッチジュニア(Scratch Jr)

ScratchJr - Apps on Google Play (148300)

対象年齢 5歳〜
料金 無料
動作環境 iOS(iPad専用)・Android

スクラッチは、小学生向けに開発されたビジュアルプログラミング言語のひとつです。キーボードを使わなくてもプログラミングができ、プログラミング初心者でもゲームやアニメーションを作ることができます。

スクラッチの操作方法をよりシンプルにして、幼児でもプログラミングできるようにしたのが「スクラッチジュニア」。上下左右に進行する、ジャンプする、踊るなどの動きを命令ブロックを使ってキャラクターに指示できます。

最初は少しの命令ブロックを使うだけでも、遊ぶうちに複雑な動きや繰り返しの動きなど、高度なプログラムを組めるようになるはずです。

スクラッチJrの体験談もあるので、ぜひ参考にしてください。

4:light-bot

Lightbot : Code Hour - Apps on Google Play (148301)

対象年齢 4歳〜
料金 無料(有料版アプリあり)
動作環境 iOS・Android

「light-bot」は、ロボットに指示を与えてステージをクリアしていくゲーム型プログラミングアプリです。無料で遊べる「Code Hour」のほか、有料版で4~8歳の子ども向けの「Jr Coding Puzzles」と対象年齢が9歳以上の「Programming Puzzles」があります。

各ステージの目的は、すべての青いタイルを黄色く点灯させていくこと。ステージをクリアするごとにルートが複雑化し、点灯させるタイルが増加します。

「light-bot」はプロシージャ(関数)の概念も取り入れており、複数の動きを1つにまとめて実行することもできます。点灯させたいタイルの配置に規則性を見つけたら、プロシージャを利用することで、効率よくステージをクリアすることができます。論理的に最適な手を考えて、自分で組み込んでいくのは、まさにプログラミングの世界の醍醐味です。

5:アルゴリズムシティ

アルゴリズムシティ:動物を持つ子供たちのためのコーディングゲーム - Google Play のアプリ (148302)

対象年齢 4歳〜
料金 無料※APP内課金あり
動作環境 Android

ルート上にあるコインを集めていくゲーム型プログラミング学習アプリ「アルゴリズムシティ」。キャラクターを設定し、どうやって進んでコインをゲットするかを考えて、コマンドブロックを使って指示していきます。

「light-bot」と同様にプロシージャ(関数)を利用して無駄なくキャラクターを動かすプログラムを組んで遊びます。

集めたコインを使って、アプリ内でかわいい動物キャラクターを購入することも可能。コレクションが好きな子どもにもぴったりです。

日本語対応はしていませんが、直感的に操作ができるので、遊ぶうちにプログラミングの概念が自然と身につきます。

6:デジタルパペット

デジタルパペット - プログラミング思考が身につくプログラミングパズル - Google Play のアプリ (148303)

対象年齢 4歳〜
料金 無料※APP内課金あり
動作環境 iOS・Android

プログラミングを取り入れたシンプルなバトルゲーム「デジタルパペット」。画面上の白いパペットが自分で、敵の赤いパペットを全滅させたらステージクリアです。ステージは40種類以上あるので、飽きずに楽しめます。

最初は、どう動かして相手を倒すかを考えてプログラミング。慣れてきたら、いかにコマンドの数を少なく倒せるか考えてみましょう。最小コマンドで倒す手順を考えることで、プログラミング的思考が磨かれていきます。

7:プログラミングゲーム

プログラミングゲーム | ゲットコイン | - Google Play のアプリ (148304)

対象年齢 5歳〜
料金 無料※APP内課金あり
動作環境 Android

さまざまな障害を越えてコインを集めていくゲームを通して、プログラミング学習ができます。一見行き止まりのように見える場所も、コマンドの組み合わせ方次第では通過できるかも……?キャラクターの動きを想像してコマンドを組むことがプログラミングの考え方です。

現時点でステージは全部で28用意されています。プログラミングをするというよりも、迷路遊びを楽しむような感覚ではじめられるので、初心者にぴったりです。

8:ビスケット

‎「viscuit」をApp Storeで (148305)

対象年齢 4歳〜
料金 無料
動作 iOS・Android

ビスケットは子どもでも扱えるビジュアルプログラミング言語。このビスケットを使って、アニメーションやゲーム、絵本などを手軽に作って遊べるようアプリ開発もされました。

ビジュアルプログラミング言語と一見難しそうでも、本当に遊ぶようにプログラミングに触れられるのがビスケットの特徴です。

好きな色を選んで画面上に絵を描き、それを思い通りに動かしていくのがビスケットの基本の使い方。星を描いて夜空でキラキラ光らせたり、お魚を描いて海で泳がせたり。自分が描いた絵が思い通りに動くなんて、きっと子どもはワクワクが止まらないはず。楽しくプログラミングに触れることができます。

9:スクラッチ(scrath)

https://scratch.mit.edu/の利用画面より引用 (159091)

via https://scratch.mit.edu/の利用画面より引用
対象年齢 6歳〜
料金 無料
動作環境 iOS(iPad専用)・Android・PC

スクラッチは世界中で愛されているMITが開発したプログラミングアプリ。ビジュアルで感覚的に操作しながら自分でアニメーションやゲームを作ることができます。

上で紹介したスクラッチジュニアに慣れてきたらステップアップとして使ってみましょう。初心者でも使えるデザインながら、操作の自由度が非常に高いため、子どもの創造力に合わせて自由に遊べます。

スクラッチはプログラミングスクールでも教材として使われることの多いアプリ。システムエンジニアからもおすすめされています。

10:トライビット ロジック

トライビット ロジック - 論理パズルでバグを倒そう - Google Play のアプリ (148306)

対象年齢 6歳〜
料金 無料※APP内課金あり
動作環境 iOS・Android

論理演算を使って敵を倒していくゲーム「トライビット ロジック」。論理演算とはコンピューターの世界で用いられる計算方法のこと。「AND演算」,「OR演算」,「XOR演算」,「NOT演算」の4つの演算方法で0か1だけを演算していきます。

「トライビット ロジック」もこれまで紹介してきたアプリ同様、直感的に操作できるのですが、論理演算について理解を深めていかないとゲームをクリアするのが難しいでしょう。そういう意味では、やや本格的にプログラミングについて学びたいと考えている親子向けです。

論理演算はJavaScriptなどのプログラミング言語をマスターする上で欠かせないもの。上記のように文章で説明されても頭が混乱しそうですが、ゲームを使えば遊びながら覚えられるはず。ぜひお試しください。

11:プログラミングゼミ

‎「プログラミングゼミ【低学年から使えるプログラミングアプリ】」をApp Storeで (148307)

対象年齢 6歳〜
料金 無料
動作環境 iOS・Android

「小学生にもっと楽しくプログラミングに触れてもらいたい」という願いから開発された「プログラミングゼミ」。自分で描いた絵や写真をキャラクターにして、命令ブロックを使って動きを指示するオリジナルプログラムを作ることができます。

命令ブロックの数が豊富で、動きのパターンは組み合わせ次第で無限に増えます。プログラムを組み込んだキャラクターを使ってパズルを解いて遊んだり、作った作品をシェアすることも!

参考になるサンプル作品もたくさんあるので、プログラミング初心者におすすめのアプリです。スマホやタブレット版とは別にPC版のアプリもあります。

プログラミングスクールで学ぶとさらに効果的

プログラミングを本格的に学びたい子どもにはプログラミングスクールがおすすめです。

プログラミングスクールに通わせるメリットは次の3つ。
・レベルに合わせて段階的に学べる
・定期的にレッスンを受けることで学習習慣がつく
・他の子どもと一緒に学べる

例えば、小学生向けのオンラインスクール「プログラミングキッズ」は経験豊富なプログラマーやエンジニアが子どものレベルに合わせた内容を直接指導してくれます。
オンラインで受けられるため場所も選ばず、家の中から習慣的にプログラミングを学べるでしょう。

一クラスは6名。他の子どもたちや先生と喋りながら手を動かして学ぶので、飽きることなく仲間の子どもたちと楽しく学べるのが特徴です。

「アプリを使って楽しそうだった」「もっと本格的に学ばせてみたい」という方は、プログラミングスクールもチェックしてください。

プログラミングキッズの公式サイトはこちら↓↓

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アプリでプログラミングがもっと身近に

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unguryanu / shutterstock.com

プログラミングの概念は、見たり聞いたりするだけではなかなか理解が難しいです。現在は、スマートフォンやタブレットでプログラミング学習ができる優れたアプリがたくさんあります。「スマホでゲームさせるのに抵抗がある」という方もいるかもしれませんが、むしろ利用しないなんてもったいないです!ぜひアプリでプログラミングの概念に触れる機会を設けて、プログラミング的思考を育むきっかけにしてください。

今回紹介したアプリは、親も一緒に楽しめるものばかり。プログラミング教室などの習い事をはじめる前に試してみるのにも最適です。プログラミング学習のツールとしてアプリを活用し、親子で楽しくプログラミング体験できるといいですね。

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この記事のライター