夏休み! ワーキングマザーにとっては保育園から小学校になり夏休みの期間は長く感じるものです。
私自身は当初戸惑いがありましたのでその時の経験をもとに小学校低学年、特に入学間もない1年生に向けた夏休みの過ごし方をお話したいと思います。
この記事でご紹介する夏休みの宿題のタイムマネジメントは中学年・高学年、中学生以上にも大事なスキルなので、他の学年のご家庭もぜひチャレンジしてみてください。
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保育園児の夏休みと小学生の夏休みの違い
保育園児の時と小学生の夏休みはどう違うのでしょうか。大きな違いを2つに分けてお伝えします。
休みの日が固定化される
保育園は長期のお休みはなく、親の仕事の都合で一般的な夏休み期間も預けることができますが小学校は7月下旬ごろから9月上旬まで夏休みとなります。地域によっては早めに夏休みが終了し、秋休みを追加している場合もあります。
休み中の過ごし方は各家庭の方針に委ねられる
保育園では1日のカリキュラムに合わせて先生がついて一緒に遊んでくれますが、小学校では夏休みに宿題が与えられ、過ごし方は各家庭に任されます。
「夏休みの宿題」というのは多くの子供にとって人生で初めて与えられた大きな課題であり、タイムマネジメントを学ぶきっかけにもなるものだと私は考えています。
与えられた課題に対して休みの日数には限りがあります。
どうやったら課題がクリアできるか子ども自身が考えるのがいいと思いますが、はじめは親と一緒に考えるのが良いでしょう。
働く親としては一緒に計画を考えて実行させるということはとても面倒な作業なのですが、低学年のうちに習慣化させるとその後がとても楽になります。
低学年のうちに必ずやっておいたほうが良いこと
新学年の生活になれた頃、あっという間にやってくるのが夏休みです。親が事前に考えておきたいポイントをいくつかご紹介します。
やるべきことを先に済ませる習慣
実は・・・、私自身が出来ていなかったので、大変苦労しました!
子どもには必ず教えたかったことです。
しかし、ただ「はやく宿題をやりなさい!」というだけではうまくいかないでしょう。
まだ6・7歳くらいの子どもが計画性を持って自主的に行動できるとは思えません。
(できるお子さんもいるかもしれませんが…)
何を優先させるかを一緒に考えてみましょう。
効率よく済ませる方法を一緒に考えられるようにする
夏休み期間中にすべてを終わらせるようにするにはどうしたらいいかを子どもと一緒に考えてみましょう。
宿題の内容も人それぞれなのでやり方は異なってきますが、子どもに任せず、はじめは親と考えてみると良いと思います。
大量の夏休みの宿題をどう扱うか
私も働いているので日中子どもにつきっきりで宿題をさせることはできません。
自分で宿題の進捗を管理できるように親が工夫してあげれば、段々と子どもが自分なりに行動できるようになってくるでしょう。
以下は子どもが小学校1年生になった時に私が取り組んだことです。
1:すべての宿題を出し、リスト化する
どんな課題が与えられているのか、全貌を親子ともに理解するために全部洗い出します。
子どもと一緒にリスト化してみましょう。
私は子どもと一緒に確認しながら表計算ソフトに書き出していきました。
2:分類する
私は以下のように分類しました。
- 毎日やることが必要なもの(絵日記や観察系のもの)
- 自分のペースで進められるもの(ドリルなど)
- 完成までに準備と時間がかかりそうなもの(自由研究・制作など)
3:子供が取り組みやすいように工夫する
●1日でやることを視覚化する
これはとても重要なことです。
今日1日で済ませることを前日夜か当日朝に子どもと一緒に決めます。
最初から計画するのではなく、その日の調子に合わせて決めないと、場合によって達成できない時に気持ちが凹んでしまうからです。
毎日「ぜんぶできた!」という達成感を感じさせるボリュームにしましょう。
●必ずやらなければならないことがわかるようにする
例えば、絵日記や観察系の宿題などは毎日進めないと大変なことになります。
1日のうちに済ませるべきことは必ずやるようにしましょう。
●自分のペースで進められるものは制限を作らない
漢字ドリルなど自分のペースで進められるものは1日1ページ等の数を決めずにその日の調子に合わせてどんどん進めるようにします。
●タスクが減っていくことに喜びを感じられるように工夫する
すべての宿題が可視化できるようなシートを用意し、出来たものをどんどん消していくとだんだん達成感が感じられるようになります。
大人がよくやる「Todoリスト」を子どもでも扱えるように作ってみましょう。
我が家でも娘のミヤピーに毎日Todoリストを渡していましたが、出来たものにバツを付けていくのがとても快感だった模様。
今でも毎日やるべきことをノートに書き出してから宿題などに取り組んでいます。
学童などに預かってもらうときにどうするか?
こどもがお世話になっていた学童では宿題は各自持ち込んでいたそうです。
夏休みの間は勉強の時間が1日に1~2時間ほど設けられていたのでその時間を使って宿題を進められるようにします。
学童に行く前に予め「勉強の時間」内にどこまでやれるか話し合いましょう。
この時も優先順位を考えられるように誘導します。
例えば、
家でしか出来ない宿題はあるか?
学童でも問題なくこなせる宿題はなにか?
を考えます。
我が家の場合は絵日記などの日々やるべきことは自宅で行い、学童では自分のペースで進められる算数ドリル・漢字ドリル・プリントなどを中心に行うようにしました。
枚数は決めず、少し多めに持たせていました。たまに全部達成して帰ってくる時があり、大変充実した時間を過ごせたと喜んでいました。
まとめ
夏休みは初めて多くのタスクが子供に与えられる時間となります。(大げさな言い方ですが・・・)
義務を果たす重要さと、時間や仕事の管理の仕方、優先順位の付け方の基本となるところを夏休みを使って練習していくといいと思います。
こうしたことが習慣化できると、中学受験の勉強を始めた時に学校の宿題と塾の勉強をどのように両立するかなどを考えるための基礎になることでしょう。
結果として、後々親が楽になっていきますのでおすすめです。
夏休みを使って自分でタイムマネジメントをできるように親子で学ぶきっかけにしてみませんか?
次回もお楽しみに!