2016年05月04日 公開

デカルコマニーって?予測不能アートを楽しんじゃおう

子どもから大人まで楽しめる「デカルコマニー」というアート制作手法をご存じですか。まだまだペンを持ってお絵かきをするのは難しいお子さまでも、指先を使って遊び感覚で楽しめます。おうち遊びや雨の日にデカルコマニーをやってみてはいかがでしょうか。

子どもから大人まで楽しめる「デカルコマニー」というアート制作手法をご存じですか。まだまだペンを持ってお絵かきをするのは難しいお子さまでも、指先を使って遊び感覚で楽しめます。おうち遊びや雨の日にデカルコマニーをやってみてはいかがでしょうか。

「デカルコマニー」とは?

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via photo by Aomi_Hikari
「デカルコマニー」とは、子どもの好奇心を刺激するとっておきアートで「合わせ絵」ともいわれます。
紙を二つ折りにして、片側だけに絵の具をのせて、パタンと折り、少し押し付けたあと、静かに開きます。幻想的な模様ができたり、ステキな絵画のようになったりするのです。簡単にできますので、ぜひトライしてみましょう。

クレヨンを使う場合は、アルミホイルやクッキングシートをのせ、アイロンをあててください。ジュワーっと溶ける音がしてきます。くれぐれもやけどには注意して、大人の方が行ってください。冷ましてから紙を開いてください。

画材は自由なので、クレヨンを小さくくずして紙ではさんだ上からアイロンで溶かす場合や、マニキュアを使う場合もあります。
※フランス語で「転写法・転写画」のことなので、広い意味では転写プリントのことだったり、左右対称を表している場合もあります。

デカルコマニー(décalcomanie:仏)は、紙と紙などの間に絵具を挟み込み、その上から圧力をかけることで、絵具は押しつぶされて広がり、作者の意図しない偶発的な形態を得ることができる技法です。フランス語の「décalguer(転写する)」に由来します。

五感を使って色彩感覚を養う

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絵の具がひんやりペタペタくっつく感触、独特の匂い、紙を「そーっと」合わせる時の何とも言えない緊張感。

できあがると目に飛び込んでくる鮮やかさも、他では味わえない脳へのいい刺激になります。色同士が混ざった絶妙な発色は、驚きとともに色彩感覚を豊かにしてくれることでしょう。

また、デカルコマニーで描いた紙を軽く乾かしたあと、ちょうちょうや花、手袋などの形にはさみで切り取ると、より本格的な仕上がりになりますよ。

汚すのも楽しい?おうちで楽しくやるには?

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始めたら楽しむことに集中しましょう。少々の汚れは気にせず、けして怒らすに。ビデオや写真を撮っておくといい記念になります。

絵の具の汚れが気になるときは、新聞紙や大きいビニール袋を活用して、テーブルや床を保護したほうがいいでしょう。大きい段ボール箱を開いて、その上で作業するのもおすすめです。絵の具が染み込んでしまう布製のソファーなどは遠ざけましょう。洋服は汚れてもいいものに着替えてください。大人も汚れるの覚悟です。

デカルコマニーで用意するものは?

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■汚れ対策以外の道具

・「絵の具」の場合:画用紙、はさみ
・「クレヨン」の場合:画用紙、クッキングシートかアルミホイル、アイロン、はさみ

後片付けも一緒に遊びながら

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後片付けも一緒にしましょう。ゴミ袋に「ポイ」ができただけでも、子どもにとっては成長です。お子さまの「できた」という気持ちが、やる気を育てます。

また、油性の画材は、乾いた布やティッシュでふき取ってから水拭きするとキレイになりますよ。

親子の絆を深めるチャンス

自分で何かを作り出した時の感動を家族で共有できると、絆が深まります。
「次は何をつくろうか」「きれいにできたね」と声をかけながらフォローしてあげましょう。
できあがった作品は台紙をつけたり、窓ガラスに貼ったりしてインテリアにするのがおすすめです。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター