東京新宿区の廃小学校が東京おもちゃ美術館になって、10周年となりました。東京おもちゃ美術館は、木を暮らしに取り入れていこうという木育を、おもちゃを通して広げています。また、当館監修の姉妹館も全国に続々オープン中。今回は、開館10周年記念式典の模様と、おもちゃ美術館の今後について紹介します。
東京おもちゃ美術館って?
かつての教室は、おもちゃの世界に。20,000個の木のボールがある「木の砂場」や、0~2歳の赤ちゃん限定・木育広場、世界中のアナログゲームが楽しめる部屋に変身しました。
赤いエプロンが目印のおもちゃ学芸員さんが、おもちゃについて説明し、一緒に遊んでもくれます。
室内で思いっきり楽しめる「東京おもちゃ美術館」の遊び方 – Chiik! – 3分で読める知育マガジン –
楽しさいっぱいの10周年記念式典
廃小学校がどのような工事を経ておもちゃ美術館に生まれ変わったのかや、ボランティアのおもちゃ学芸員の育成秘話などが披露されました。
最後には、東京おもちゃ美術館のオリジナルソングにのってのスペシャルライブ。おもちゃ学芸員&会場が一体となっての大盛り上がりです。
パネリストの「カリスマおもちゃ学芸員」さんからは、ネットの口コミを見て、マレーシアからわざわざ来た親子もいたとの逸話も。おもちゃと木育への熱意にあふれるスタッフが支える東京おもちゃ美術館は、海外からみても魅力的なミュージアムなのです。
「やんばる 森のおもちゃ美術館」と「長門おもちゃ美術館」
沖縄県国頭村の「やんばる 森のおもちゃ美術館」は2013年に開館。やんばるの森を代表する「イタジイ」の木が美術館の床に敷き詰められ、ヤンバルクイナの卵を模した木のたまごのプールなど、木のぬくもりでいっぱい。
この4月に開館したのは、山口県長門市の「長門おもちゃ美術館」。館内には長門産の木がふんだんに使われています。こちらの目玉は、廃船を再利用したキッズクルーズ船。船内には木のたまごプールもあります。
「鳥海山おもちゃ美術館」
おもちゃ美術館までは、全国初の木質化された「おもちゃ電車」に乗って行けるとのことです。
また、郷土資料館にあった収容品が美術館内にちりばめられるそうです。
「森の恵みのおもちゃ美術館(仮称)」
他にも、計画中の姉妹館も数館あり、日本の木材を活かした木育の輪がどんどん広がっていきます。
まとめ
「東京おもちゃ美術館は」東京のど真ん中で、東京名所へのアクセス抜群。
「やんばる 森のおもちゃ美術館」は、オートキャンプ場や樹上ハウスなどの充実した施設のある国頭村森林公園内にあります。
「長門おもちゃ美術館」は、山口の食材あふれる道の駅・センザキッチン内に。海も近く、風向明媚な土地。
これからオープン予定の秋田や岐阜も、自然あふれる地域です。
家族みんなが楽しいお出かけに、おもちゃ美術館、オススメですよ!
東京おもちゃ美術館
【営業時間】
午前10:00~午後4:00(最終入館は午後3:30)
【入館料】
おとな(中学生以上)800円
こども(6カ月~小学生)500円 6カ月未満無料
おとなこどもペア券1,200円
【休館日】
毎週木曜日(木曜日が祝日の場合は開館。後日振替休館あり)、年末年始
特別休館日(4月・9月・10月・2月)あり
【所在地】
東京都新宿区四谷4-20 四谷ひろば内
【アクセス】
東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目駅」2番出口より お子さま連れで徒歩7分