2017年02月10日 公開

室内で思いっきり楽しめる「東京おもちゃ美術館」の遊び方

世界中の良質なおもちゃを集めた東京・四谷の「東京おもちゃ美術館」。小学校の校舎を再利用して作られた広い空間には、大人までワクワクする、楽しいおもちゃの世界が広がっています。主に未就学児のお子さんと一緒に訪れる際に、オススメの設備と遊び方や回り方をご案内します。

世界中の良質なおもちゃを集めた東京・四谷の「東京おもちゃ美術館」。小学校の校舎を再利用して作られた広い空間には、大人までワクワクする、楽しいおもちゃの世界が広がっています。主に未就学児のお子さんと一緒に訪れる際に、オススメの設備と遊び方や回り方をご案内します。

親子共に癒される屋内スポット

photo by Yuka Arioka (40369)

via photo by Yuka Arioka
小学校の校舎を利用した館内は、どこか懐かしい雰囲気で落ちつきます。床や間仕切りなどに木の素材が使われていて、優しいぬくもりに包まれているような気分になれるのも大きな魅力です。子どもが思いっきり遊んでいる間、パパママも癒しを感じられますよ。

ちなみに、校庭だった場所には遊具もたくさん併設され、晴れている日は外遊びもできて(無料)1日遊べます。無料の消防博物館も近くにあるので、はしごもオススメです。

【所在地】
東京都新宿区四谷4-20 四谷ひろば内
【開館時間】
10:00~16:00(入場は15:30まで)
【定休日】
毎週木曜日、年末年始/年2回(2月、9月)特別休館日あり(詳細はHPでご確認ください)
【アクセス情報】
東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目駅」2番出口より 、お子さま連れで徒歩7分
【入館料】
子ども(6カ月~小学生) 500円
大人(中学生以上) 800円
大人子どもペア券 1,200円
シニア(65歳以上) 500円

※平日のみ利用可能な半年間パスポートもあります(子ども1,800円/大人2,500円)
※館内は飲食禁止です。
※駐車場はありません。

木のぬくもりに包まれながらパワー発散!「おもちゃのもり」

photo by Yuka Arioka (40037)

via photo by Yuka Arioka
館内は9つの部屋に分かれていて、それぞれのテーマにそったおもちゃがたくさん並んでいます。

どこから遊ぶか迷ってしまいますが、ショップなどを最後にし、まずは2Fの奥にある「おもちゃのもり」からスタートするのがオススメです。元音楽室という広いスペースに日本各地の職人が作った木のおもちゃが置かれていて、あちこち歩き回りながらいろいろなおもちゃで遊べます。

特に、動くのが好きな元気なお子さんにはまずこちらで身体中で楽しんでみてください。

photo by Mie.S (40038)

via photo by Mie.S
中にある「木の砂場」には2万個もの小さな木のボールが敷き詰められていて、体を沈めて遊ぶこともできます。思わずパパママも入りたくなっちゃうくらい、気持ちよさそう!

本気で「ごっこ遊び」を楽しめる!「おもちゃのへや きいろ」

photo by Mie.S (40041)

via photo by Mie.S
3Fにあがったら、廊下のおもちゃも楽しみながら一番奥へ。

「おもちゃのへや きいろ」では、充実のおままごとセットはもちろん、キッチンやテーブルなど部屋全体が木で作られた「ごっこハウス」、おしゃれなカウンターでお店屋さんごっこができる「ごっこショップ」、さらに木の野菜を収穫して遊べる「ごっこファーム」と、子どもが夢中になりそうな仕掛けがいっぱい! 

お友だちと一緒に行けば、空想の世界がどんどん広がって、壮大なごっこ遊びが楽しめそうです。

photo by Mie.S (40043)

via photo by Mie.S
お隣の「おもちゃのへや あか」では、コマやお手玉、けん玉など、昔懐かしい日本のおもちゃで遊べます。

世界各国のゲームで遊べる「ゲームのへや」

さらにお隣の「ゲームのへや」では手元のハンドルを回して人形にボールを蹴らせるテーブルサッカー、オセロや将棋などのボードゲームが楽しめます。

世界各国のボードゲームが集められていて、見たこともないようなゲームができるのも魅力的。

常駐している赤いエプロンのボランティアスタッフ、「おもちゃ学芸員」さんがいつでも遊び方を教えてくれるので、どんどん新しいゲームにチャレンジしてみましょう。

ゲームの難易度をシールで色分けしてあるので、小さなお子さんも自分に合ったゲームを探すことができます。

向かいにある「おもちゃこうぼう」では様々なワークショップ(主に3歳以上)も開かれているのでスケジュールと内容をチェックしておきましょう。

photo by Yuka Arioka (40063)

via photo by Yuka Arioka

乳幼児でも安心!の「赤ちゃんの木育ひろば」

1Fにある「赤ちゃんの木育ひろば」は優しいフォルムの木のベンチや温かみのあるおもちゃに囲まれた、0~2歳までのお子さん専用の遊び場です。大きなお子さんがいないので、ママも赤ちゃんを遊ばせながら、安心してくつろいだり、おしゃべりを楽しんだりできます。

「スギコダマ」という手作りの木のおもちゃは、造形作家の有馬晋平さんが1つ1つ手で削り出したもの。ツルツルとした優しい手触りが、パパママの心までも癒してくれそうです。

室内に授乳スペース、隣におむつ替えスペースが併設されているのも嬉しいですね。

photo by Mie.S (40061)

via photo by Mie.S

「グッド・トイ」認定おもちゃコーナーやショップも

photo by Mie.S (40070)

via photo by Mie.S
入り口から2番目の「グッド・トイ展示室」には、全国のおもちゃコンサルタントが毎年選ぶ優良おもちゃが並んでいます。

「展示室」といっても、ただ眺めるだけでなく、実際に触って遊べるのがこの美術館のよいところ。流行りすたりの激しいおもちゃや電子ゲームにはない、発見が多く、素朴な面白さを味わうことができます。

また、何かおもちゃを買ってあげたい場合、まずはこちらで様子を見てから、長く遊べそうなもの、子どもが気に入ったものを隣のショップで買うこともできます。

photo by Yuka Arioka (40062)

via photo by Yuka Arioka
入って最初にある日本全国のおもちゃ作家さんたちの作品が並ぶミュージアムショップは、ぜひ最後に行ってみましょう。

優しいぬくもりの木のおもちゃや絵本などちょっとしたお土産やプレゼントにも喜ばれる選りすぐりのグッズが揃っています。

ちなみにショップのみの入場は無料ででき、オンラインショップもあります。

おもちゃインストラクター、おもちゃコンサルタントの養成講座も開かれているので興味のあるパパママはチェックして見てくださいね。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター

YUZU
YUZU

フリーライター。東京都在住。出版社で書籍編集の仕事をしていましたが、夫の仕事の都合で2009年より台湾・台北へ。6年間の駐在生活中は娘二人を日本人学校に通わせながら、台湾師範大学の語学センターで中国語を勉強。帰国後はライターとして、主に台湾や子育てに関する記事を書いています。