最近日本でもきかれるようになった「ブラックフライデー」。本場アメリカでのブラックフライデーの様子は?予想を上回る当日の様子を現地からお伝えします。
ブラックフライデーって何?
その木曜に続く金曜日も祝日となり、アメリカの学校や職場では、土日も含めて4連休に。その金曜日が、「ブラックフライデー」と呼ばれる日なのです。
ブラックフライデーとはさまざまな店舗で大々的なセールを行う日です。この日を狙って買い物をするアメリカ人はとても多く、家具から洋服までさまざまなものがセールになります。アメリカではこの日は黒字になることから、ブラックフライデーと呼ばれています。
筆者は「サンクスギビング=お正月」で、それに続く「ブラックフライデー」は初売りのようなものだなと思っています。
理由は、遠くからでも家族や親戚が集まって、伝統的なお料理をみんなで食べるところがおせち料理を皆で囲む日本の正月の風習に似ており、セールも初売りとそっくり。みんなが楽しみにしている買い物日和のところが共通しているように感じます。
本場ハワイでのブラックフライデー事情
毎年、お店によってオープンする時間が違うので、お目当てのお店がある場合は、まず開店時間を確認します。真夜中の0時にオープンするお店もあれば、夜中2時や朝6時からのオープンするところなど、店舗によって時間はまちまち。普段お店が開いていない時間にオープンしているお店もたくさんあるので、真夜中にも関わらず、ショッピングモールはとてもたくさんの人で賑わっていますよ。
金曜日のお昼ごろまでは、セールになっているものがたくさんあります。もしこの時期に、旅行でハワイにいらっしゃる予定なら、ぜひお買い物されてみてはいかがでしょうか。日本では値引きしないような高級ブランド店もセールを開催するので、大行列をなしています。
他にも、それぞれのショッピングモールでセールが行われています。「ワイケレアウトレット」というアウトレットは、ワイキキから40分くらい離れているため、バスツアーまで。こちらも夜中のオープンに合わせて出発するようですが、かなり混雑するようです。
甘くみた……!!ブラックフライデーの実体験
東京出身の筆者は、混雑には慣れており、「ハワイの混雑といえど、東京に比べたらどこも大したことがない……」と高を括っていました。……がしかし!当時、小さな娘を連れての買い物は想像以上に大変。店内や店の外まであふれる人!人!人!今まで目にしたこともないような大混雑で、カートが行き交うスペースすらありませんでした。
娘を抱っこしていないと、はぐれるのではないかと思うほどの混雑ぶり。他の客は、家族一同で買い物に来ているのか、一家族でテレビを何台も購入したり、とにかく大物家電など、安くなっているものすべてが飛ぶように売れていきました。
その様子を見て、本場のブラックフライデーとはこういうものなのかと驚愕。後に、ハワイのローカルの人に聞いたところ、アメリカ本土では、買い物の争奪戦で、ケンカが起きることも珍しくなく、毎年あると聞きました。日本から旅行で来られる方は、決して無理をしない範囲でのお買い物をおすすめします。
ブラックフライデーの翌週?サイバーマンデーとは?
しかし、近年では、ブラックフライデーのセール自体も金曜からオンラインでも行われることもあり、区別しにくいという事情があります。
どちらにせよ、買い忘れしないためには、このセールに向け、自分が買いたいものや欲しいものは、事前にリサーチすることが重要です。
日本でも増えているブラックフライデー!
アメリカは、この日が一番安く買い物ができる日ですが、そのままクリスマス商戦に突入するため、1カ月間ずっとセールが続く印象です。アメリカ人はクリスマスに家族や友人に買うギフトの数がものすごく多いので、買い物三昧のはじまりの日でもあります。
日本でも徐々に、ブラックフライデーを取り入れている小売業も増えていると聞きます。おもちゃ屋さんでお子さまのクリスマスプレゼントを買うのにもぴったりですよね。事前にどのお店やネットショップで開催されるかチェックして、欲しいものを安く手に入れてみてくださいね。