2019年02月08日 公開

兄弟姉妹の習い事選び:下の子は同じ習い事?違う習い事を選ぶ?

兄弟姉妹がそれぞれ習い事をはじめると、送迎や費用など、親の負担が増えますよね。できれば兄弟姉妹で同じ習い事をさせたいと思うパパママも多いのではないでしょうか?今回は下の子どもが習い事をはじめる際の選び方ポイントについて、わが家の兄弟の体験からまとめてみました。

兄弟姉妹がそれぞれ習い事をはじめると、送迎や費用など、親の負担が増えますよね。できれば兄弟姉妹で同じ習い事をさせたいと思うパパママも多いのではないでしょうか?今回は下の子どもが習い事をはじめる際の選び方ポイントについて、わが家の兄弟の体験からまとめてみました。

兄弟姉妹で同じ習い事をするメリット・デメリット

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Lopolo / Shutterstock.com

メリット

兄弟姉妹が、同じ習い事をするメリットはたくさんあります。家族でも共通の話題ができますし、ときに切磋琢磨しながら、兄姉からアドバイスをもらえ、兄弟姉妹のコミュニケーションが図れて、絆が深まることも。

また親としても、練習着や習い事に必要なグッズを使い回せて、さらに教室で兄弟割引があれば節約にもつながります。同じ場所のため、送迎やスケジュール管理も何かとしやすいでしょう。

デメリット

同じ習い事だと、どうしても能力や習熟度に差が出てしまうもの。兄弟姉妹はもともとライバル同士でもあるため、どちらかに劣等感を持たせる可能性もあります。特に年の差が近いと、それは顕著に表れがちです。いくら親が気を付けていても、何かと比べられてしまい、周囲からの発言で傷つく場合もあります。

また、下の子が上の子に付き合うようにはじめた場合、それほど興味や適性が無く、意欲に欠ける場合もあるようです。

兄弟姉妹で異なる習い事をするメリット・デメリット

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Zdravinjo / Shutterstock.com

メリット

兄弟姉妹で異なる習い事をする最大のメリットは、それぞれの好みや個性を尊重し、存分に能力を伸ばすしやすいことではないでしょうか。結果や習熟度をいちいち比較されるというプレッシャーを感じることなく、お互いを応援することもしやすいようです。

デメリット

デメリットを感じやすいのは、どちらかというと親側です。費用もかさみますし、教室の場所がバラバラだと、スケジュール管理や内容の把握が大変になり、送迎も大変です。それぞれのケアも必要ですし、お互いの内容に関心が無ければ、見学や発表が必要な場でも配慮が必要になります。子どもの気持ちを尊重したいところですが、親が無理せざるを得ない状況で、時間に追われ、長く続けられないこともあるようです。

わが家の場合:習い事に関する指針・考え方は……

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dangdumrong / Shutterstock.com
わが家には、小学5年生と小学1年生の兄弟がいます。今のところ、長男が歩んできた習い事の道を、次男もほぼ同じように選んでいます。そう決めた、わが家の習い事選びの方針・選択の理由についてお伝えします。

親としてさせたい習い事かどうか

●スイミング
水泳は全身を使ったスポーツで体力作りにつながるため、子どもの意志に関わらず、兄弟二人とも1歳から習わせました。小学校では、泳ぎ方をじっくり教えてくれないと、先輩ママから聞いていたこともあり、わが家にとってスイミングは外せない習い事でした。

●書き方教室
最初は、正しい字を書くためのドリルや問題集を買って自宅で教えていましたが、子どもがうまく書けないことにお互いにイライラ。兄弟共に同じ状況だったので、第三者の方がよいと判断し、書き方教室へ通わせることを決意しました。

筆者自身、幼稚園生のころに書き方教室へ通っていて、字の覚えはじめの時期に、正しい文字を学ぶ機会を作ってくれた両親に感謝しています。そのため、わが子にも書き方教室に通わせたいとずっと思っていたこともあります。

次男には長男が経験してよかった習い事をすすめてみる

長男が小学校へ入ってから、何か打ち込めるスポーツや、将来役立つことを習わせたいと考えていました。そのため、長男は小学1年生からサッカーと、集中力を高める目的でそろばんを習いはじめることに。体力がつき、集中力が身についたと実感したことから、次男にも「一度体験してみない?」とすすめました。

体験して次男本人が嫌だと言ったら、無理強いするつもりはありませんでしたが、両方とも「やってみたい!楽しい!」という反応だったため、習わせることを決めました。

これまで、次男の習い事選びのベースは、親と長男の好みや都合によるものが大きかったかもしれません。次男にとっては、選択の幅が狭かったかもという点は反省しています。
そのため、今後もし次男が次第に辛いと感じたり、他の習い事をしたいと言ってきたときは、次男の個性を見極めた上で、他の習い事を検討するつもりです。

兄弟姉妹の習い事を選ぶとき、親が注意すべきこと

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子どもの習い事を選ぶ際、パパママで同じ育児方針を持っているかが最も大切になります。もし、習い事をママが一方的に決めた場合、その習い事のフォローをパパにしてもらえないかもしれません。それはママにとっても子どもにとっても不幸なこと。パパママが同じ方向を向いて、一緒に子どもを応援してあげたいものです。

もし、兄弟姉妹が同じ習い事をする場合、比較することは絶対に避けましょう。比較された子どもは傷つきます。周囲からの発言も、フォローすることを忘れないでくださいね。

また、パパママの意見を子どもに押し付けることも避けましょう。わが家は、次男に対して長男を優先した選択肢で習い事選びをさせてしまったことは反省しています。子どもが何かを自発的にやりたいと思えるように、幅広くさまざまな経験をさせてあげることが必要だと感じてもいます。

兄弟姉妹の習い事選びは慎重に!

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一般的に、下の子どもは、小さいころから上の子どもの習い事の見学や送迎に付き合わされて、自分もいつか同じ習い事をするものだと思い込んでいたり、お兄ちゃんお姉ちゃんみたいになりたいと思ったりするケースはよくあることではないでしょうか。わが家だけでなく、周りでも兄弟姉妹で同じような習い事をしている家庭は多いと思います。

その際、性別が異なっていたり、きょうだいの年齢差が大きい場合は、同じ習い事をしても、うまくいくことが多いようです。双子や2歳差くらい、同性の場合は、違う習い事の方が比較されずに穏やかに過ごせることもあるかもしれません。

わが家も年齢差があることもあり、今のところ、問題もなくスムーズに進んでいます。また、習い事をはじめるときに、夫婦でしっかりと話し合って同じ方向を向き、フォローし合っていることも大きいと実感しています。

子どもの視野を広げ、さらなる成長のためにさまざまな経験をさせられる習い事。パパママの負担も考えつつ、慎重に選んでみてくださいね。

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この記事のライター