アニメ・映画・小説などに主要キャラクターとして登場することも多い、伝説の生き物「ドラゴン」。子ども人気の高いドラゴンを折り紙で作ってみませんか。たった1枚の折り紙から、立体的でかっこいいドラゴンが完成します。子どもと一緒に作れる簡単な折り方を見てみましょう。
ドラゴンを折って手先を鍛えよう
折り紙で作るドラゴンには難易度の高いものも多く、折り紙を複数枚使うもの・大きいサイズの折り紙を必要とする作り方もあります。しかし折り方が複雑だと時間も長くかかり、子どもは途中で飽きてしまうでしょう。こちらでご紹介するのは「楽しく折れて」「最後まで完成できる」ドラゴンです。1枚の折り紙で、比較的簡単に作れます。
鶴・花・やっこさんなどよりは難しく工程も多いですが、手順を追って正確に折れば大丈夫。年長児~小学校低学年くらいだと、時間をかけて折れば1人でも完成させられそうです。幼児が折る場合はパパママが一緒に折る、または途中分からないところをアドバイスしてあげてください。適度な複雑さが、集中力・巧緻性・空間認識力のトレーニングになります。
立体的なドラゴンの折り方
折り手順
1.折り紙の角と角を合わせて、写真のように三角形に折ります。
2.折り目をつけたら元に戻しましょう。
3.さきほどの折り目と交差するように、別の角同士を合わせて三角に折ります。
4.写真のように2本の対角線がつくはずです。
5.長方形になるように半分に折って、折り目をつけます。
6.向きを変え、もう一度長方形に折って折り目をつけてください。
7.写真のような折り目がついていたらOKです。
8.三角形に折ります。
9.折り目を利用して、右側へ内側に折り込みます。
10.小さな正方形と、三角形をくっつけたような形に。同様に左側も折り込みます。
11.写真のような四角形になります。
12.左右の角を中心の折り目に合わせて折りましょう。
13.写真のような形になります。
14.裏側も12と同じように折ってください。
15.写真と同じ形になったら、しっかり折り目をつけます。
16.上に飛び出ている三角部分を内側に折りましょう。
17.折り目をつけたら、一度元に戻します。
18.小さな正方形の状態に開いたら、下の角を写真のように開いてください。
19.折り目を利用して、中心に合うように左右を折ります。
20.両方折ると、写真のような細長いダイヤ形になるはず。
21.そのまま裏返します。
22.同様に折り目を利用して、中心向かって左右を折りましょう。
23.ダイヤ形の上半分を、パタンと下に折り曲げます。
24.裏側も同様に、上半分を下に折り曲げてください。
25.上の角を十字の中心に合わせて折ります。
26.折り目がしっかりついていることを確認。
27.写真のように持ったら、持っていない残りの2つの角を左右に引っ張り、中心部分が膨らむようにします。
28.写真のように立体的になるでしょう。
29.折り目を活かして、写真のように内側へへこませていきます。
30.少し折りにくいですが、丁寧に折り込んで写真のような形にします。
31.横から見たときに、このような形に折れていればOKです。
32.中心線と十字の横線に合わせて、写真のように折ります。
33.左右同じように折ります。
34.裏側も同様に。
35.写真のように下の角をめくります。
36.折り上げると、写真のような形になっているでしょう。
37.裏返しして同様に折ってください。
38.折り上げた上側の部分を、写真のように十字に合わせて右に折り曲げます。
39.しっかり折り目をつけましょう。
40.同じパーツを、今度は左側に折り曲げます。
41.写真のように、ななめにクロスする折り目がつきます。
42.ななめの折り目に沿って押さえます。折る方向はどちらでも構いません。
43.そのまま袋をつぶして折ります。
44.裏側も同様に38~44のように折りましょう。
45.下側を左右ともに外側へ折り上げます。
46.しっかり折り目をつけてください。
47.まずは右側から、折り目を活かしして中割り折り(鶴のくちばしの折り方)します。
48.写真のような形になります。
49.左側もズレないように中割り折りにしましょう。
50.しっかり折り目をつけて。
51.両方折れるとこの形になります。
52.右側に飛び出ている三角形をゆっくり開いてください。
53.写真のように折ります。
54.しっかり折り目をつけて、下半分を後ろに折りましょう。
55.このような形になります。
56.左側も52~54の工程の繰り返しです。
57.しっかり折り目をつけます。3つの山が連なっているような形になるはず。
58.角を拡大するとこのような形です。
59.小さな山の、上に飛び出ている部分を前面に被せるように折ります。
60.このような形になります。
61.59~61の工程を残り3カ所(59で折った箇所の裏側・反対側の表裏)にも行いましょう。
62.折り被せた部分を一度戻し、手前の三角の部分に折り目を活かして折り込みます。
63.62の工程を他の3カ所にも行い、写真のような形にします。
64.前足となる部分を、写真のように後ろに折ります。
65.首と顔を作ります。先ほど作った前足に近い位置で1回、中割り折りをして首を立ち上げましょう。
66.これで首ができあがり。
67.次は顔部分です。鶴のくちばしのように一度、中割り折りをします。その後、適度な角度をつけてもう一度中割り折り。くちばしを中割り折りをして、逆方向に突き出すイメージです。
68.上から見るとこのような形になります。
69.翼部分を写真のように前側に折り曲げます。
70.後ろ足を後ろ側に折り曲げると、ドラゴンっぽくなってきました。
71.尻尾部分に指を入れて膨らまします。
72.写真のように根元を角ばらせましょう。
73.角部分を前側に押しつぶして、写真のような段をつけてください。
74.同様に2カ所、上方に向かって段をつけます。小さなお子さまだと難しいかもしれません。パパママが手伝ってあげましょう。
75.ピンと上にあがったかっこいい尻尾ができたら、完成です。
76.上から見るとこんな形になります。
かんたんおりがみドラゴン編 パート1
難しいぶん折ったあとの達成感が大きい
今回ご紹介したドラゴンの作り方は、工程こそ多いものの比較的シンプルな折り方で、再現度の高いものが作れます。ドラゴンのイメージを、折り紙一枚で表現した立体作品とも言えるでしょう。
時間をかければ幼児から作れるため、「達成感」を得るのにはうってつけです。難しい手順は、パパママが手助けをしても問題ありません。工程通り丁寧に折ることが大きな達成感を生み出します。たった1枚の紙も、立体的なドラゴンになると愛着が湧くもの。ぜひ親子でチャレンジしてみてください。