小学校受験に塾に通わず挑んで合格した保育園児とワーキングマザーのママミーヤが、「お受験」に挑戦するまでに考えたことや実践したことを振り返ります!vol.7ではペーパー試験の対策を自宅でどのようにすすめていったかをご紹介します。
小学校受験のペーパー試験内容
小学校受験、気になる試験内容は?「『お受験』はじめました!」vol.2 – Chiik! – 3分で読める知育マガジン –
一般的な小学校受験塾のペーパー試験対策
この時期から塾に入る人も多いのですが、ペーパー対策としてはそれぞれの単元を少しずつ授業で取り上げていき、夏前までには一通り終えるスケジュールになっています。夏から先は演習をどんどんこなしていくようです。
塾でのペーパー対策のメリット・デメリット
メリット
特に大手塾の場合は模試も行っているため、多くの子どものデータがあるのが強みです。つまづきやすいポイント、よく入試問題に出る領域などを熟知しているので無駄のない学習ができるのも魅力です。親が学習計画を立てる必要がなく、塾の先生のアドバイスも受けることができます。
デメリット
また、塾の行き帰りの時間や授業時間で毎週一定の時間が必要にもなりますし、費用も決して少ないものではありません。少なくともわが家には高すぎると感じられました。
塾に行かない場合はどうすればよいか
「自分が勉強を教えるなんて無理!」と思うかもしれませんが、小学校受験のペーパー試験の内容は親が教えることができる最後の受験勉強ともいわれているほど。やってみると案外親も一緒に楽しみながら勉強に取り組むことができます。
ただし、内容は簡単なのですが、わずか5・6歳の子どもに理解できるように教えることは少々難しいかもしれません。
わが家の取り組み
年中のときに興味本位で行ってみた塾の説明会で販売されていた問題集で、多くのお母さま方が購入されていたのでつられて購入しただけでしたが、年長になった頃からまずは少しずつはじめてみました。
コピーをとる
実はママミーヤがはじめて問題集に取り組んだ時、直接書き込ませてしまっていたのですが、コピーをとらないと復習できないことに後で気づきました。すぐに消しゴムで消して、最初からコピーしましたが、キレイに消すのにすごく時間がかかったのと、家が消しゴムのカスだらけになり大変でした……。
繰り返しの数は3回がひとつの目安になると思います。なので、問題集のコピーは最初に3回分まとめてとることをオススメします。とったコピーは、1冊ごとにゴムでまとめておくと便利です。
1冊まるごと繰り返す
なぜなら、解答できることだけではなく、問題を解くスピードを上げていく必要があるからです。可能であれば、1枚毎に解答スピードを測るために時間を計測するとよいでしょう。また、できない問題ばかりではなく、「これは簡単!」と感じられる領域を増やしてあげられるようにすると、子どものモチベーションが下がらないというメリットもあります。
教え方のポイント
お話の記憶
数の問題
図形の問題
※タングラムに関しては前回紹介した七田チャイルドアカデミーの記事に詳しく書いています。
七田チャイルドアカデミーでの取り組み「『お受験』はじめました!」vol.6 – Chiik! – 3分で読める知育マガジン –
常識問題
学習計画の立て方
志望校の傾向を分析するのも大切ですが、すべての分野に関して一通りはできるようにしておかないと不安が残ります。特に塾に行っていない場合は、どうやって勉強させるかがわからなくて諦める方も多いと聞きます。
朝の時間を効率的に使う
スキマ時間を無駄にしない
問題集は浮気しない
ママミーヤのオススメは、すべての分野を少しずつまんべんなくステップアップしながら学べるこぐま会の「ひとりでとっくん365日」シリーズです。1年間で無理なく学習をすすめられる問題集ですが、子どもに合わせてペースアップさせてもっと早めに終わらせるとよいでしょう。
得意不得意がはっきりとわかると思うので、苦手分野は単元別の「ひとりでとっくん」問題集をやっていくと良いと思います。
やればやるほど伸びるのがペーパー学習
ペーパー学習は、やればやるほど伸びていきます。受験に対応できる力を、自宅で充分に伸ばせる分野なのです。
ただ、毎日のプリント準備や、それを子どもにやってもらうためのモチベーションづくり、苦手分野の分析などは、親が頑張る必要があります。
それが難しいと感じるようでしたら塾に行かせたほうがよいでしょう。
いずれにしても、親子で頑張ることをイベントのように捉えられるのであれば良い思い出になります。
ママミーヤの場合は、子どもが少しずつ理解を深めていって自信をつけていく様子を近くで見守れたことが、とても心に残っています。
そして、小学校に進学してからは家庭学習の習慣がついていたため、家で勉強することが苦になっていなかったことは、受験当時には想定外の嬉しい結果でした。塾なしで受験に挑むのは大変な面も多かったですが、親子共に得られたものも本当に多いと感じています!