大福やおまんじゅう、どら焼きなど、和菓子に欠かせないあんこ。つぶあんやこしあん、白あんと、種類はさまざまです。しかし、他にもいろいろな種類があるってご存知でしたか?知っているようで知らなかった、あんこの魅力を親子で一緒に探ってみましょう。
親子であんこを楽しもう
小豆を炊くのは、すごく簡単なのでぜひお試しください。甘さも自分で調整できるので、自家製おやつの材料としておすすめです。
さて、あんこには、さまざまな種類や違いがあるのをご存知ですか?あんこは苦手、という方も他のあんこなら食べられるかもしれません。例えば、栗やかぼちゃで作ったあんは、ほっこりしておいしく食べられるという方も。
では、一般的に知られている小豆で作るあんこの種類から、その他のあんこまで紹介していきます。
そもそも、あんこって何?
日本の菓子の歴史上、あんが初めて登場したのは紀元607年の推古天皇の時代。遣隋使として小野妹子が初めて中国に派遣された頃であり、それによって中国の菓子が日本に持ち込まれるようになったからだ。
砂糖が入った甘いお菓子のあんこになったのは、日本に伝わってからのようです。
あんこが今のような形になったのは、室町時代の中期と見られるようだ。室町時代の末期から安土桃山時代の末期にかけては、南蛮菓子の輸入や砂糖の普及が進み、製餡についても工夫が重ねられるようになる。
あんこの原材料って?
その他、サツマイモ(鳴門金時芋や紫芋など)の芋あん、栗あん、カボチャあん、蓮の実あん、黒胡麻や白胡麻あん、胡桃あんなどが知られています。
小豆自体の歴史は古く、日本で生まれたものではなく、原産地は東アジアとされており、日本には中国から稲作とともに伝わったともいわれています。
もともと中国では、赤色の小豆には災いなどを封じる力があると信じられていました。そのため、日本でも無病息災などを願う年中行事に、特に小豆を使った料理が作られるようになったようです。
子どもにも大人にもうれしい小豆パワー
小豆は、脂質が少なく、良質なたんぱく質を多く含むので、成長期の子どもにはおすすめ食材のひとつです。また、食物繊維やビタミンB類、鉄分、ポリフェノールなどが豊富に含まれ、子どもだけでなく大人も積極的に摂取したい食材です。
でも、あんこに加工した場合は、砂糖もたっぷり入れるので、食べ過ぎには注意してくださいね。
小豆で作るあんこの種類
1.つぶあん
小豆は、デンプン量が多く加熱すると膨らみやすい上、皮が硬いので荷崩れしやすい豆です。粒あんを作る際は、水を入れすぎに豆が浸る程度の水量でコトコト煮るのがポイント。
使う小豆は、皮が破れにくく、他の小豆より大きめな大納言がおすすめです。
2.つぶしあん
荷崩れしてもよいので、子どもと作るのにもおすすめです。
3.こしあん
皮を取り除くなど、作業的に少し大変かもしれませんが、フードプロセッサーを使えば、皮ごと食べられるこしあんが作れますよ。
4.小倉あん
小豆あんの他にもある、いろいろなあんこ
白あん
うぐいすあん
ずんだあん
最後に
実は奥が深い?あんこの種類をご紹介 – Chiik! – 3分で読める知育マガジン –
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