2017年12月31日 公開

実は奥が深い?あんこの種類をご紹介

和菓子には欠かせないあんこ。小豆をはじめとした豆類や、芋、栗などを甘く煮て練ったものです。あんこの種類には「つぶあん」「こしあん」という製造法による分類や、「小豆あん」「うぐいすあん」など材料による分類があります。どんな種類があるのか見ていきましょう。

和菓子には欠かせないあんこ。小豆をはじめとした豆類や、芋、栗などを甘く煮て練ったものです。あんこの種類には「つぶあん」「こしあん」という製造法による分類や、「小豆あん」「うぐいすあん」など材料による分類があります。どんな種類があるのか見ていきましょう。

製造法によるあんこの分類

 (70913)

あんこと聞いて一番に思い浮かべるのは「つぶあん」「こしあん」といった小豆あんの種類でしょう。あんこは作り方によっていくつかの種類に分けられます。

・つぶあん…豆の形を残したあん
・こしあん…豆をつぶし、布などで裏ごしをしたもの
・つぶしあん…豆をつぶしながらも、豆の皮をそのまま残しているタイプ
・小倉あん…つぶしあんやこしあんに蜜で煮た大納言を加えたもの

材料によるあんこの分類

 (78560)

gontabunta / shutterstock.com
代表的なあんこは小豆を使った小豆あんです。赤あんと呼ばれることもあります。これに対して白あんは、白インゲン豆など白い豆で作られたあんです。ほかにも豆類から作られたあんは種類が豊富。青エンドウで作られたうぐいすあんや、枝豆で作られたずんだが知られています。

芋あん、栗あん、かぼちゃあんといった、秋の味覚から作られるあんこも人気です。饅頭や大福餅などに使われ、地域の名産品となっていることもあります。

いちごあんやバナナあんなど、フルーツを使ったあんこも存在します。こうしたフルーツあんこは、白あんとフルーツを組み合わせて作られたものです。

変わり種あんこ

 (70918)

商品名:爽快ラムネあん
販売元:茜丸本舗

こちらの一風変わった雰囲気のあんこは爽快ラムネあん。大阪のあんこメーカー茜丸本舗が販売しています。茜丸本舗では基本の小豆あんはもちろん、変わり種のあんこも取り扱っているのが特徴です。

爽快ラムネあんの鮮やかな青色は多くの人から注目を集め、展示会ではバイヤーのほとんどが手に取ったのだとか。「本当にあんこなの?」と思う方もいるかもしれません。しかし原材料にはしっかり白いんげんが含まれており、ラムネ味とあんこの融合が楽しめます。

あんこの食べ方あれこれ

 (78559)

nana77777 / shutterstock.com
あんこというと和菓子のイメージが強いですが、パンにのせて食べてもおいしいです。名古屋グルメのひとつである小倉トーストがよく知られています。

茨城県では、ごはんにあんこを乗せて食べる地域もあります。ちょっと不思議な姿ですが、ぼたもちと同じ材料ですから、相性のよさは間違いありません。

寒い時期にはおしるこやぜんざいがおすすめ。温かいスイーツは身体も心も暖めてくれることでしょう。

好みは分かれますが、コーヒーや紅茶に入れる飲み方もあります。砂糖の代わりにあんこを入れると、変わった風味が楽しめるのです。

あんこで食育

 (78561)

karinrin / shutterstock.com
以上、あんこの種類についてご紹介しました。あんこの作り方や原料について考えることは、お子さまの食育にもつながります。さまざまなあんこを食べ比べて、お気に入りのあんこを見つけてみてはいかがでしょうか。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター