2017年09月08日 公開
忙しい家庭におすすめ!作り置きの「水だし」で簡単&おいしい食育
おいしい料理を食べてもらいたい、でも、ママの毎日は、仕事や子育てで大忙し。そんな多忙なママにおすすめなのが作り置きできる水だし。前の晩に水につけて冷蔵庫に置いておくだけの水だしなら、忙しいママでも本格的な料理が簡単に作れます。
おいしい料理を食べてもらいたい、でも、ママの毎日は、仕事や子育てで大忙し。そんな多忙なママにおすすめなのが作り置きできる水だし。前の晩に水につけて冷蔵庫に置いておくだけの水だしなら、忙しいママでも本格的な料理が簡単に作れます。
作り置きできる「水だし」なら、簡単に本格派の味に!
via photo by author
毎回、だしを取るのは面倒だから、つい即席の粉末だしになってしまうというママも多いと思います。でも、作り置きできる「水だし」なら、料理を作るごとに面倒なダシを取る作業は必要なし! その上、味は本格的なのですから、活用しない手はありません。
作り方は本当に簡単で、かつおぶしや昆布、煮干しなどお好みのものを水につけ、冷蔵庫に一晩入れておくだけ。
via photo by author
水だしを作るときは、麦茶ポットやピッチャーを使います。だしの材料を入れるのに出汁パック、お茶パックなどを利用すると、いちいち漉す必要がなくて便利です(100円ショップでも売られています)。冷蔵庫で一晩寝かせたら、朝には、立派なだしができています。
<水だし1>基本のかつおぶし&昆布
via photo by author
もっともベーシックで、あらゆる和食にぴったりの万能だしといえば、かつおぶしと昆布の合わせです。水1リットルにつき、かつおぶし10g、昆布10gが基本。
via photo by author
お味噌汁、すまし汁、煮物、だし巻き、茶碗蒸し、炊き込みご飯、おひたしなど、どんな料理とも相性のいいだしです。
かつおぶしの旨味成分イノシン酸と昆布の旨味成分グルタミン酸の絶妙なバランスが料理に深みを与えてくれます。
<水だし2>汁ものに欠かせない煮干しだし
via photo by author
煮干しはカタクチイワシを干したもの。いりことも呼ばれます。かつおぶしに比べて、魚の風味が強く出るので、好き嫌いが分かれることもありますが、味噌汁には煮干しだしという人も多くいると思います。
水1リットルにつき、煮干し20gが基本です。
via photo by author
お味噌汁のだしに使うとしっかりとした風味のあるお味噌汁ができます。けんちん汁や豚汁にもオススメです。
煮干しは、かつおぶしより安いのに、旨味成分イノシン酸はかつおぶしの約2倍、カルシウム、鉄分なども含まれていて栄養価は抜群です。
<水ダシ3>ベジタリアンでも大丈夫な干し椎茸&昆布
via photo by author
3つ目に紹介するのは、ベジタリアンや魚風味のダシに慣れてない外国人の方でも大丈夫な昆布と干し椎茸のダシ。
最近、日本でも外国人の方が増えてきましたし、さまざまな事情でベジタリアンの人も増えてきました。水1リットルにつき、干し椎茸10g、昆布10gが基本。
via photo by author
海外在住者の方にも是非活用してほしいダシです。
昆布は入手困難な国もあるかもしれませんが、アジアなら干し椎茸が手に入る国は多いと思います。昆布が入手できない場合は、干し椎茸だけで作ってみてください。
たけのこご飯や、高野豆腐の煮物、おひたしなどにどうぞ。ちなみに干し椎茸には、旨味成分グアニル酸が含まれています。
水ダシの3つのメリット
via photo by author
忙しいママに嬉しい時間短縮
水に浸して冷蔵庫に置いておくだけでできるので、毎回ダシを取る手間が省けます。また、そうめんのつゆやおひたしなどに使うとき、冷ます必要がなく、さっと使えるので調理時間が短縮できます。
雑味のないクリアな旨味
水でゆっくりじっくり旨味成分を引き出すから、雑味がなく、すっきりとクリアなダシが味わえます。
ちょっとだけ使いたい時に便利
一人分のランチ用や、おひたしなど、少しだけダシを使いたい時にも作り置きがあれば、さっと使えて便利です。
子どもの頃から本物の味に親しむのは大切です
via photo by author
忙しくても、本格的な味が簡単に楽しめる水だしを紹介ました。冷蔵庫で保存するなら、約1週間は大丈夫。休日に1週間分のだしを仕込んでおくといいですね。
和食のベースとなる大事なだしだからこそ、小さいお子さんにもぜひ、本格的な味を味わってもらいたいもの。小さい頃から、本物を味わうのも、食育の一環です。簡単なので、一緒に作ってみてもいいですね。
今回は、だしの材料として、昆布、かつおぶし、煮干し、干し椎茸の4つを活用しましたが、組み合わせで、また違った味わいが楽しめます。ぜひ、わが家ならではのだしの組み合わせを見つけてください。