子育ての疲れを癒しリフレッシュできる温泉。行きたいけれど、赤ちゃん・幼児と一緒となると躊躇する方も多いのでは?気持ちよく温泉を楽しむには、マナーを守って周囲へ配慮することが大切。温泉・入浴施設に行く際のマナー・注意点をおさえておけば、乳幼児連れでも安心です。
1.年齢制限がないかどうかチェック
「未就学児」「オムツのとれていない子ども」など年齢・基準は施設によって変わります。大きいお風呂に入れなくても、貸切風呂や部屋風呂は入れることが多いです。
家族全員で温泉を楽しむためには、「子連れ歓迎」の施設であることも重要。赤ちゃん用ベッド・子ども用浴衣・お子様メニュー等子どもの受け入れ態勢が整っている施設を選びましょう。わからない場合は、施設に事前確認をしておくと安心です。
温泉デビューはいつから?
また、施設の年齢制限をクリアしても、最低限のマナーが守れない場合は温泉デビューを見送りましょう。「走り回ってしまう」「大きな声をあげてしまう」ことを止められない場合は周りへ迷惑をかけるだけではなく、子どもにとっても危険です。
2.トイレは入る前に済ませてから
子どもの「トイレに行きたい」はギリギリな場合が多いです。入浴中でも子どもがトイレに行きたがったら、面倒がらずにすぐに連れて行ってください。
赤ちゃんの場合、お湯に入ると大きい方をしてしまうことも。お腹がゆるい場合は、他のお客様と一緒に入ることは避けましょう。
3.体を洗ってから入る
お湯に入る前には、必ず体をしっかり洗いましょう。新陳代謝が活発な子どもの皮膚は、きれいに見えても汗・垢で汚れています。かけ湯で軽く流しただけでは不十分です。温泉に入る前の慣らしにもなるので、全身しっかり洗うことをおすすめします。
脱衣所に入る前に「出るときはしっかり体をふく」
髪の毛の水気をよく切ってから、全身をさっとふきます。赤ちゃんの場合は、タオルでくるんでしまってもよいですね。
4.水分補給と保湿をしっかりとする
体温も高く発汗量も多いので、ぬるい温度でものぼせたり、脱水症状を起こしたりします。あまり長くお湯に浸からせないようにしましょう。出た後も母乳・ミルク・麦茶などで「欲しがるだけ、十分に」水分補給させます。
水分補給と同時に行いたいのが保湿です。0~2歳くらいまでの乳幼児は皮膚が薄く、皮脂膜を作る機能も未熟。温泉に入った後は乾燥しやすくデリケートな状態です。普段使い慣れたローションやクリームでしっかり保湿しましょう。
5.施設内は走らない・騒がない
他のお客様とのトラブルを避け、楽しく安全に過ごすための最低限のルールは以下の3つです。
・施設内では走らない
・大きな声は出さない
・親から離れない
2歳以下の子どもですと、親の言うことを聞かせるのが難しいこともあるかもしれません。食堂や休憩所で子どもが泣いてしまったり、暴れてしまったりしたら、速やかにその場から離れましょう。施設内を散歩する、外に連れ出すなど気分転換させると落ち着くはずです。
子どもの体調を第一に
おすすめは含有成分が一定量に達していない単純温泉。通常よりも「薄い温泉」なので肌に優しいとされています。アレルギーや皮膚の状態に不安な場合は、足湯から試すのもアリです。子どもの体調を見ながら、無理なく温泉デビューをしましょう。