ザリガニの基本的な育て方！子どもにもできる飼育方法をご紹介

子どもの頃、ザリガニを飼っていたパパママは少なくないはず。ザリガニは飼育が簡単で、お子さまでもお世話がしやすい生き物です。ザリガニの基本的な育て方をご紹介しますので、ぜひチャレンジしてみてください。

用意するもの

ザリガニを飼う前に、必要なものを用意しておきましょう。ひと口にザリガニと言っても、その種類はアメリカザリガニ、二ホンザリガニなどさまざま。ここでは一般的で、もっとも飼いやすいアメリカザリガニの育て方を見てみましょう。

・餌
ペットショップで売っているザリガニ専用のえさは、水が汚れにくくおすすめです。

・石、塩ビパイプ、流木など
ザリガニが身を隠す場所として水槽内に設置します。

・水槽
水槽はふたつきのものを選びましょう。ふたがないとザリガニが逃げてしまうことも。

・じゃり
じゃりを入れておくと水が汚れにくくなります。

・水
水道水を使う時は、中和剤を入れるか一日汲み置きした水を使いましょう。

・エアポンプ
水深を深くする場合はエアポンプが必要になります。浅い場合はなくても大丈夫です。

・水草
水質浄化機能があるほか、エサ代わりにもなります。

まずは、用意したものでザリガニのお家を作るところから始めます。

水槽の中に砂利を敷き、隠れ家となるものを設置。カルキ抜きをした水を注ぎます。ザリガニが快適に暮らせるよう、マツモ、アナカリスといった水草も置いてあげましょう。

水はたくさん入れる方法と、ザリガニの背中にかぶるくらいの少量を入れる方法があります。多く注いだ方が水は汚れにくいのですが、水をかえるのが少し大変です。また多く入れる場合は、フィルターやエアーを入れることも忘れずに。

注意点として、ザリガニは共食いしやすいので、基本的に水槽に一匹ずつ入れて飼育しましょう。

エサは1日1～2回、食べ残しがないように与えます。食べ残しがあると水が汚れてしまうため、残したエサはきれいに取り除いておきましょう。

市販のザリガニ専用のものなら、水が汚れにくく栄養バランスもいいのでおすすめです。

フィルターなどがついている場合は、週1回で問題ありません。ついていない場合は、週に2～3回変えましょう。水が臭わないうちに変えるよう注意し、このときも水はカルキ抜きをしたものを入れてあげてください。

ザリガニは、低い気温になると冬眠します。その場合は水を深くし、エサを与えず春まで待ちましょう。暖かい場所で飼育している場合は冬眠しませんので、そのまま変わらず飼育します。

「何か動物を飼ってみたい！」というお子さまは多いのではないでしょうか。そんなときはまず、ザリガニのお世話をまかせてみるのもいいかもしれません。ザリガニは丈夫で育て方が簡単なので、お子さまがはじめてお世話をするのにぴったりな生き物です。

生き物を飼う経験は、お子さまの心の成長を促すこと。ぜひチャレンジさせてみてはいかがでしょうか。