赤ちゃんが一人遊びできるようになると、パパやママは少しだけ楽になるでしょう。でもなかにはなかなか一人遊びができるようにならない子もいますし、反対に一人遊びばかりする子もいます。おうち知育に役立つ、赤ちゃんの一人遊びの見守り方やうながし方をまとめてみました。
赤ちゃんの一人遊びの変化
2~4カ月
モビールやガラガラなどに関心がわき、眺めて楽しめるようになります。また、自分の手足に興味を持ち、指しゃぶりをしたり手足をバタバタ動かしたりすることも。自分の手をじっと見つめる「ハンドリガード」という仕草を行うのもこのころです。
4~6カ月
そのため一人遊びの時間が今までよりも長くなり、幅もぐんと広がります。気になるものに手を伸ばし、つかもうとするのもこのころです。おもちゃを手に持って動かし、何でも口に入れて確かめようとします。
6~9カ月
手の届く範囲に危ないものを置かないように、注意してください。また、手の動きが器用になり、紙をやぶく・丸めるといった動きもできるようになります。
10カ月~
指先が器用になるため、握るだけではなく、小さなものをつまむこともできるように。考えながら遊ぶこともできて、知育おもちゃを楽しめるようになります。
赤ちゃんが一人遊びに熱中しているときは
一人遊びの最中に話しかけてしまうと、集中が途切れてしまいますし、達成感を感じにくくなることも。もちろん赤ちゃんと一緒に遊ぶことは大切ですが、一人で遊んでいるときは、静かに見守りましょう。
ただし完全に放っておくのはよくありません。赤ちゃんがパッと目を向けたときに、パパやママがすぐに反応を返すことが大切です。「よくできたね」「すごいね」と声をかけてあげてください。そうすることで赤ちゃんは安心できますし、周囲とのコミュニケーションの仕方を覚えていきます。
一人遊びができない赤ちゃんの対応は?
一人遊びができない赤ちゃんは、不安を感じやすい性格の子が多いようです。そのため「パパやママがいなくなるのでは」と感じ、一人遊びに集中できなくなっています。
赤ちゃんが一人遊びをしているときはそばで見守るようにし、安心して遊べる環境を整えましょう。一人遊びに慣れてきたら、赤ちゃんのそばから少しの間離れ、すぐに戻るといったことを繰り返します。
そうすることで、「パパやママはいなくならない」ということを徐々に理解していくのです。一人の時間を無理なく延ばしていくようにすると、少しずつ安心して遊べるようになります。
一人遊びが楽しくなるようなおもちゃを用意することも大切です。年齢や興味に合わせて、一人でも熱中できそうなおもちゃを用意しましょう。
同年代の子どもが集まる場所に連れて行くのも効果的。ほかの子が一人で遊ぶ様子を見て、真似をして一人で遊ぶようになるかもしれません。
上手に一人遊びをさせて、赤ちゃんの成長をうながそう
赤ちゃんの成長はあっという間ですが、一人遊びの内容もまた成長にともない変化していきます。一人遊びを見守っていると、その成長の過程をひとつひとつ感じられるのではないでしょうか。