幼い子どもは、瞬く間に言葉を覚えていきます。この学習スピードを利用して、小さなうちから英語に触れさせておくことで、将来の英語学習がスムーズに進められるようになります。季節行事にからめて、楽しみながら英語を話してみましょう。
ひな祭りは中国から伝来した行事
ひな祭りは中国から伝来した行事です。中国では、季節が変わる時期に水で悪いものを流すという風習があり、それが流し雛につながりました。
今のようにひな祭りが女の子のお祝いになり、流さないお内裏様とお雛様が確立したのは江戸時代に入ってからです。ですから、今のひな祭りのスタイルは日本独自のものだと言えるでしょう。
英語でひな祭りはなんと言う?
ひな祭りは、英語圏にはないお祭りです。それを英語に訳すのはなかなか難しいものですが、似た意味の言葉で表現することが多くあります。
・女の子のお祭り
the Girl’s Festival
・お人形のお祭り
the Doll’s Festival
どちらも、あまりピンとこないという人もいるでしょう。ひな祭りは女の子の健やかな成長を祝い、今後の成長を祈願するためのものですが、これだと、単に女の子がお人形遊びをするイベントのように見えてしまうからです。
そのため、英語でひな祭りを説明するときは、単に単語に留めるのではなく、由来を合わせて伝えるとより本来の意味に近づきます。
ひな祭りの内容を英語で説明するには
・3月3日は女の子のお祭りです。
It is the Girl’s Festival on March 3.
・これは女の子の成長を祝うためのお祭りです。
That is a festival to celebrate the growth of girls.
ひな祭りの食事を英語で言うには
ひな祭りに食べる食べ物は、主にはまぐりのお吸い物や菱餅、ひなあられがあります。最近では、ちらし寿司を食べるというのも一般的になりました。こうした定番の食べ物についても、食卓につきながら子どもに英語を教えてあげましょう。
・散らし寿司
Sushi/Chirashi Sushi
日本の食べ物であるお寿司は、英語でも「Sushi」です。子どもでもすぐに覚えられますから、ぜひ教えてあげてください。
・お吸い物
Clear soup
クリアもスープも、日本語としても使う言葉ですから、こちらも子どもに馴染みやすい英語です。
その他、お菓子は「Sweets」など、子どもでも覚えやすい単語から教えてあげましょう。
楽しいひな祭りを過ごしましょう
ひな祭りは、あくまでも子どもの成長を祝うお祭りです。英語の勉強を楽しく行うのはおすすめですが、子どもが興味を示さないようであれば無理に教える必要はありません。子どもが興味を持ちそうな事柄に合わせて、楽しく学べる工夫をしましょう。
親子で和気あいあいと楽しい「Girls’ Festival」をお過ごしください。