2016年04月03日 公開

入園シーズンにおすすめ!保育園の絵本 4選

入園シーズンにおすすめの保育園の絵本4冊を紹介します。 新しくお子さまを保育園に通わせる方、既に通っているけれど新年度の環境の変化にとまどう子をもつご家族の方もいらっしゃるのではないでしょうか。 お子さまもご家族の方も、保育園という新しい環境に不安や期待を感じられていることだと思います。 そこで今回は、保育園に在籍する子どもにお薦めの絵本をご紹介します。

入園シーズンにおすすめの保育園の絵本4冊を紹介します。 新しくお子さまを保育園に通わせる方、既に通っているけれど新年度の環境の変化にとまどう子をもつご家族の方もいらっしゃるのではないでしょうか。 お子さまもご家族の方も、保育園という新しい環境に不安や期待を感じられていることだと思います。 そこで今回は、保育園に在籍する子どもにお薦めの絵本をご紹介します。

1.ずっとママといっしょがいいの!

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ずっとママといっしょがいいの!
作・絵:ヒド・ファン・ヘネヒテン
訳:野坂 悦子
出版社:主婦の友社
カンガルーの子、ベビルーはママのおなかのなかが大好き。ママのおなかのなかは、あったかくて、安心できて、いろいろお世話してもらえて、とってもらくちん。だから、外に出るなんて、とんでもない。ベビルーにひとり立ちしてもらいたいママは、外の世界のすばらしさをたくさん見せてあげるのだけれど……。

この春から保育園だというのに、ママから離れたくない子ども。
外の世界に触れさせてあげたいけど、子どもと離れるのも少し心配。
そんな想いをかわいいカンガルーの親子の姿と重ね合わせながら読み進められる絵本です。

どうしてもママのお腹の中がよかったベビルーですが、外の世界に飛び出すときが急に訪れます。

親御さんにもお子さまにも少し辛い、最初の親離れの瞬間。
寂しくもあり、嬉しくもあり、誇らしくもあるそんな瞬間があたたかみのある絵と文体で描かれています。

2.ほいくえんのいちにち

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ほいくえんのいちにち
作:おか しゅうぞう
絵:かみじょう たきこ
出版社:佼成出版社

保育園って、どんなとこ?何をするの?楽しいのかな?
そんな子どもの素朴な疑問に答える、保育園での1日がスケッチのように描かれた絵本です。

大型の絵本に描かれているので、登園してから降園するまでの流れや、園に通う子どもの表情や行動が見やすく、子どもにも分かりやすい本です。

この絵本を見ると、
「保育園には赤ちゃんのお部屋や幼児さんのお部屋があるんだ!」
「お友達と紙芝居を見たり、合奏したり、給食を食べたり、お昼寝もするんだ!保育園って楽しそうだな。」など、保育園に入ってからの生活をビジュアルで分かりやすく理解できます。

わくわく楽しい保育園生活が思い描ける絵本です。

保育園にあがってからもこの絵本を広げながら、
「今日はどんなことをしたの?」
「給食は何を食べたの?」など、園での生活をたくさん聞いてあげるのも良いですね。

3.どんぐりむらのどんぐりえん

画像提供:学研 (10604)

タイトル:どんぐりむらのどんぐりえん
著者:なかやみわ(作・絵)
出版社:学研
どんぐりむらのどんぐりえんの子どもたちは近頃とてもはりきっています。もうすぐ、年に一度の園行事・お店屋さん祭りがあり、家族や村のつぶたちをお客様として招待するからです。先生たちの見守る中で、のびのび育つ子どもたちの、楽しい園生活を描きます。

『どんぐりむらのほんやさん』『どんぐりむらのあそびやさん』『どんぐりむらのおまわりさん』に続く、人気の「どんぐりむら」シリーズの第四弾です。

『どんぐりむらのどんぐりえん』では、どんぐりむらの仲間たちが通う「どんぐりえん」で年に1度おこなわれるお店屋さん祭りの様子が描かれています。

大きな紙に絵を描いたり、材料を集めたり一生懸命おまつりの準備をする姿が描かれていますよ。
はたしてお店屋さん祭りは無事、成功するのでしょうか?

「どんぐりむら」シリーズの魅力はなんといっても個性的なキャラクターの多さ。
しっかりものの女の子や、やんちゃでかけっこが得意な男の子、正義感のつよい男の子など。
どんな子にもあてはまるキャラクターやお気に入りのキャラクターが見つかるはずです。

「どんぐりむら」のキャラクターたちに重ね合わせて読めば、きっと保育園での楽しい生活を思い描き安くなりますよ。

4.いってらっしゃーい いってきまーす

いってらっしゃーい いってきまーす (こどものとも絵本) : 神沢 利子, 林 明子 : 本 : Amazon (813)

いってらっしゃーい いってきまーす
作:神沢利子
絵:林明子
出版社:福音館書店
『はじめてのおつかい』・『こんとあき』の作者林明子さんと、『ふらいぱんじいさん』『くまの子ウーフ』の作者、神沢利子さんの作品です。
なおちゃんは、お父さんといっしょに自転車に乗って保育園にいきます。たばこやのおばあさんにあいさつをして、風を口の中に受け、お父さんにきのう保育園で遊んだことを報告して、友だちに会って、園につきます。園ではままごとをしたり、たまごを買いにいったり、めだまやきをたべたり、お昼寝をしたりします。

なおちゃんがお父さんと保育園へ登園するところから、仕事帰りのお母さんと帰宅するまで。
子どもたちの何気ない日常を子どもたちの目線で描いた絵本です。

横断歩道で歩行者用ボタンを自分が押せるまで待って「なおがボタンを押したから渡れるのよ。」と喜ぶシーンや、八百屋で目の前に突然現れたネギに「臭!」という顔をするなど、子どもってこんなことするよね!という描写が至る所に散りばめられています。

この絵本は、これから保育園に通うお子さまにとって園の生活を知ると共に、必ず家族がお迎えに来てくれるという安心感を与えてくれます。

お迎えにちゃんと来てくれるかな?と不安に思っているお子さまに読んでいただきたい1冊です。

さいごに

Photo by author (814)

via Photo by author

いかがでしたでしょうか?

今回ご紹介した絵本は、どれも保育園入園前の2歳~3歳のお子さまへの読み聞かせにおすすめの絵本です。

保育園にあがってから朝の登園や、園での生活に不安を覚えるお子さまに繰り返し読んであげる絵本としてもおすすめです。

家族と離れるという子どもの不安を解消し、保育園とはどのような場所でどのような事をするのかなど、新しい生活を楽しみにできるヒントになるのではないでしょうか。 ご家族にとっても、絵本を通して子どもの不安を知り、子どもと向き合う時間をつくるいい機会になると思います。
保育園に通うという大きな一歩を踏み出すお子さまにとっても、親御さんにとっても愛情をもって背中を後押ししてくれるような絵本ですよ。

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この記事のライター