ランドセルは、一度購入すれば基本的に買いかえることはせず、6年間使い続けるものです。しかしお手入れを怠ったり、方法を間違えると傷んでしまう場合もあります。今回は、これからランドセルを買う方も購入済みの方も覚えておきたい、本革・人工皮革の違いとそれぞれのお手入れ方法をご紹介します。
本革と人工皮革との違い
普段のお手入れ方法
注意したいのが雨に濡れたときです。本革、人工革どちらも水分には弱く、濡れたまま放置しておくとカビが生えたり傷みやすくなったりします。雨が降った日は柔らかい布で水分を拭きとり、陰干しをしましょう。夏の汗をよくかく時期も同様です。
忘れがちなのが、中身のお手入れです。中身を全部出してさかさまにしてみると、細かい砂やほこりがたくさん出てきます。外側と同じく、柔らかい布で拭いてお手入れしてください。継ぎ目にゴミがつまったりすることもあるので、時々はチェックしましょう。
本格的なお手入れ方法
本革は専用の革用クリームで汚れを除去し、最後に柔らかい布でから拭きして仕上げましょう。商品によっては、クリームを塗らないほうがいい場合もあります。購入時にお手入れ方法の注意書きが付いてくると思いますので、そちらに従ってください。
人工皮革の汚れは中性洗剤を水に入れて薄め、布に含ませてから落とします。最後にぬれた布をかたく絞り洗剤を拭き取って、風通しの良いところで自然乾燥してください。
本格的なお手入れは頻繁に行なうと逆に革を痛めてしまうので、注意が必要です。汚れがひどくなってきた頃や、だいたい月1ぐらいを目安に行なうのがおすすめです。
ランドセルカバーは付けたほうがいいの?
本体の傷を防ぐ役割もありますが、長期間着けっぱなしは張り付いてしまうことがあるので注意してください。学校が休みの日に外しておくと、ランドセルの痛みが少なくなりますよ。
また夏休みなど長期休暇には、教科書類を取り出し、中に新聞紙を詰めましょう。余分な湿気を吸い取ってくれ、革のダメージを防ぐことができます。
お手入れ方法をチェックし長く使えるようにしよう
子どもにもお手入れ方法を教えて、少しでも長くきれいに使えるようにしてあげてください。
ランドセルを通じて、ものを大切に、長く使い続けることを学んでくれたら嬉しいですね。