小学生女子を対象に、日本初の「将棋アンケート」が実施されました。藤井聡太七段の活躍により将棋ブームが到来している中、女子にも将棋を普及させたい狙いがあります。調査結果と共に、将棋に親しむことで得られる効果、きっかけづくりについても紹介します。
将棋ブーム到来!女子にも普及!?
今回、「ハート将棋」を開発したアクエルが、将棋が女の子にどのくらい受け入れられているのかを調査しました。対象は、小学生の女児を持つ20代~50代の保護者145人。5月30日の「女子将棋の日」に先立って実施されました。
「女子将棋の日」は、公益社団法人日本女子プロ将棋協会(LPSA)が、同協会の設立記念日である5月30日にちなんで2011年に制定。これとは別に、1975年に日本将棋連盟が11月17日を「将棋の日」と制定しています。
アクエル「小学生女子対象・将棋アンケート」のプレスリリース
小学生女子の3人に1人が将棋経験あり!
また、「誰に将棋を教えてもらいましたか?」という質問では、「パパ」と「おじいちゃん」が大半をしめました。家庭内で将棋が教えられる大人がいることが、将棋をはじめるきっかけになるといえそうです。夏休みなどの長期休みで、里帰りした時におじいちゃんに教えてもらう、というのもいいですね。幅広い年代の親戚と楽しく遊べるのも将棋の魅力の一つです。
将棋の楽しさ&はじめるきっかけ
頭を使って考え、勝負に勝つことに喜びを感じている女の子たちがすでに将棋を楽しんでいるようです。
また、将棋経験はないがやってみたい女子に理由を聞いたところ、「テレビで話題」「アニメの影響」「家族や友だちがやっているのを見て」との回答が。
年齢の近い藤井聡太七段の活躍や、将棋アニメ『りゅうおうのおしごと!』や『3月のライオン』のブームも、興味を持つきっかけになっているのではないでしょうか。
将棋のうれしい効果とは?
ひらめく力が身につく
集中力アップ
待つことを覚える
他にも論理的思考力や状況判断力などさまざまな力が培われます。
未就学児向けの将棋も!
確かに将棋は難しそうなイメージがありますが、女の子でも興味が持てそうな可愛らしい将棋や、初心者や子どもでも楽しめるよう工夫された将棋も発売されているのでご紹介します。
女の子におすすめ「ハート将棋」
販売元:naturliv(ナチュリブ)
世界初のかわいいハート型の木製将棋セット。駒の進み方がハートの上にデザインで表示されているため、駒の動かし方がわからない初心者でも、取り組みやすいのが特徴です。また、自分の駒と相手の駒をホワイト・ピンクの2色で展開していて、見た目もわかりやすい設計になっています。
4歳から楽しめる「どうぶつしょうぎ」
著者:きたおまどか(著)、 ふじたまいこ(イラスト)
出版社:小学館
3×4マスの盤と、8枚の駒で遊ぶミニ将棋。かわいい動物の駒には、動ける方向に印が付いていて、子どもにもわかりやすいルールで、将棋の基礎を楽しく学ぶことができます。対象年齢は4歳以上です。
最後に……
最初からいわゆる「本将棋」にチャレンジするのではなく、ルールが簡単な「挟み将棋」からはじめ、まずは親子で将棋に慣れ親しむことを第一歩にしてはいかがでしょうか。まずはどうぶつしょうぎからスタートするのもいいかもしれませんね。
忍耐力や思考力などさまざまな効果も期待でき、幅広い世代の方々と楽しく遊ぶことができる将棋。興味のある方はぜひ、子どもに体験させてあげてくださいね。