大昔から人と一緒に暮らしてきた犬。ワンちゃんが大好き!というお子さまも多いのではないでしょうか?この記事では、そんな犬に関することわざをご紹介します。かわいい犬のことわざなら、お子さまもきっと興味深く聞いてくれるにちがいありません。
ことわざその1「犬も歩けば棒に当たる」
もともとの意味は、出歩いたために棒でたたかれた、災いにあったことから、行動をおこすと思わぬ災難にあうという意味です。しかし最近では、じっとしていても何も起こらない、行動したほうがいいことがあると解釈することもあります。
ことわざその2「犬が西向きゃ尾は東」
語呂もよいので、何か当然のことをするとき、したときに「犬も西向きゃ尾は東だね」などと口に出してみてはいかがでしょう。ちょっと古くさいようではありますが、ことわざを日常生活で使うのも、子どもに興味を持たせるきっかけになります。
ことわざその3「犬に論語」
子どもに教えるときは、「わんちゃんにはちょっと難しいかもね」などと易しい言い方にしたほうがわかりやすいでしょう。
「馬の耳に念仏」「豚に真珠」「猫に小判」など、よく似た意味でちがう動物が出てくることわざと一緒に意味を考えてみると、お子さまにもイメージがつきやすいかもしれません。
ことわざその4「犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ 」
ペットに犬を飼っているご家庭であれば、「だから大事にしなくちゃいけないよ」と教えてあげてください。
また、犬でさえそうなのだから、人間だって、恩のある人には誠実に向き合わなければいけないという意味も含んでいます。
ことわざその5「犬兎(けんと)の争い 」
昔、犬がウサギを追いかけまわし、力尽きて両方ともが倒れてしまいます。そこへたまたま猟師が通りかかり、犬とウサギの両方とも手に入れることができました。
このことから、関係のない人物に利益を横取りされてしまうことを「犬兎の争い」というようになった……というエピソードに由来しますが、そのままを伝えてしまうと、子どもはショックを受けることも。寓話風にして、楽しい感じで話してあげると意味が伝わるでしょう。
人間にとって犬はとっても身近な動物
今回は、子どもにも伝わりやすく、想像のしやすいことわざを探してみました。これ以外にも、犬にまつわることわざはたくさんあります。これをきっかけに、ことわざについて親子で話す機会が増やしてみてはいかがでしょうか。