ランドセルの床置きや玄関放置を防ぐには、子どもが置きやすいランドセル置き場を準備することが大切です。適切なランドセル置き場を作ることで、宿題・準備を自主的に行えるようになります。子どもと相談して、入学前までにランドセル置き場を決めておきましょう。
子どもが片付けやすいランドセル置き場とは?
高さは子どもの目線に合わせて
1回の動作で片付けができる
棚に入れる、かごに入れる、フックにかけるなど、動作数は1回で完了する置き場所がベストです。
そういった小さなことに気を付けることで、子ども自らナチュラルに行動できるようになるでしょう。
学力アップにもつながる、自主性を育てる置き場所
ランドセルを放置せず、親にまかせることもしない分、ランドセルへの愛着を育てることが可能です。自分で管理する気持ちが芽生えるので、少しの声掛けで次の日の教科書の用意や宿題等も自主的に行うようになるでしょう。
漏れ・誤りがないように自分で考えてベストを尽くすことで、自分で考えて答えを出す習慣を身に付けさせることが大事です。
帰宅後の床置き防止策
たとえば、「おやつはランドセル置き場に片付けてから」というルールを決めてみてはいかがでしょうか。ランドセル置き場に置かれているのを確認してから、おやつを出すようにします。パパママが不在の場合は、確認したときにきちんと置かれていたらOKです。低学年のうちは、できるたびに褒めるとより習慣化しやすいでしょう。
子どもがランドセルを放置する理由
理由1.重いランドセルを一刻も早くおろしたい
理由2.洗面所が近い(手洗いうがいをすぐにするため)
理由3.友だちとすぐに遊びたい
入学して間もなくはランドセルの重さでかなり疲れます。パパママも、わが子が疲れていることに共感し、頑張りを認めてあげられるとよいですよね。
ランドセル置き場を考えるときのポイント
「その場に放置せず、きちんと子どもが自主的に片付ける」というのが目的なわけですから、まずは子どもとよく話し合ってみましょう。
どこにどのようにしまう方法なら子どもにとって簡単で、ストレスなく習慣付けられそうかを探ってみる必要があるかもしれません。お子さまのタイプによって、片付ける場所も習慣付けの方法も千差万別。自分に合ったやり方なら、すんなりと子どもも取り入れることができるのではないでしょうか。
また、入学準備などで新しく専用のラックを買うのであれば、もちろんそれもOK。今時、シンプルなものから機能的で便利なものまでさまざまな選択肢がありますよね。
IKEAや楽天市場などを覗いてみれば、学習机と一緒になったものや、シェルフ形式のものなど、サイズやデザインもさまざまに、豊富な種類の商品が見つかるでしょう。
すぐ大きくなってしまう子どもですので、価格を押さえて探すもよし、部屋の色合いに合わせこだわりを持って「絶対ホワイトのラック」「絶対ブラウンのラック」という風に探すもよし……。納得のいくものをぜひ探してみてくださいね。
省スペース&手軽なフック
大き目のS字フック、跡がつかない粘着材使用のフックなら傷も気になりません。部屋の四隅、インテリアの間などのデッドスペースにつっぱり棒をつけて、フックを取り付けるのもおすすめです。
リビング勉強派は、収納の一部を使う
親にすぐ質問ができ、アドバイスももらいやすい、というのもその理由のようですが、そんなリビング勉強派におすすめのランドセル置き場は「既存の家具を使用したスペース」です。
引き出しや扉のない棚やボックスを利用して、子どもの目線の高さで置き場所を作ります。小学校入学前の整理として不用品を処分することで、スペースを確保しましょう。
カラーボックスやかごを使う
スポンと入れるだけで片付けられるので、整理整頓が苦手な子におすすめです。少し大きめのものを選んで、学校関係のものをすべて入れるルールにすれば失くし物・忘れ物も減らせそう。
軽くて移動しやすいので、掃除がラクなのも嬉しいポイントです。
クローゼット内に収納する
ウォークインクローゼットのような広い場所がなくても大丈夫!
子どもが使っているクローゼットに空間的余裕があれば、そこの中に置き場を作るのも一つの方法です。ハンガーにかけてしまう、なんて方法もあるそうですよ。
こうした収納のアイデアは、身近なママ友に聞いてみるというのもおすすめ。自分では思い付かないような収納法を紹介してもらえることもあるかもしれません。
整理整頓の習慣化をパパママも一緒に
整理整頓をすることは、集中力・記憶力・空間認識力を鍛えるトレーニング。小学生になればなおさらではないでしょうか。パパママと一緒に、小さいうちから片付ける習慣を身につけましょう。