グローバル化が進み、母国語に加え外国語も話せることが重要な現代。英語だけでなく、さらにもう1、2カ国語を話せるという人も少なくありません。では、どの外国語を選ぶべきなのか?今回は、数ある言語のうち【フランス語】が役に立つ場面についてご紹介します。
2050年には7億人に話されているらしい
日本に住んでいると耳にする機会が少ないかもしれませんが、実はフランス語は世界で5番目に話されている言語。
フランス語が話されている国と聞いて思い浮かべられるのは「フランス」かもしれませんが、フランス以外にもカナダやベルギー、スイスなど102カ国で話されており、人口にすると約2億7,400万人に使われています。
フランス語圏が特に多いアフリカの人口増加にともなって、2050年には現在の約3倍にあたる7億1,500万人に使用されるだろうと推測されています(フランコフォニー国際機関調べ)。
Estimation des francophones – Organisation internationale de la Francophonie
学問で役立つ
筆者は大学で法律を専攻していた際、さまざまな資料を調べる上でフランス語の文献にも触れる必要があり、フランス語を学んでいたことで多いに助かりました。
また、フランス語を理解していると、ほかの外国語を学ぶ上でもメリットがあります。
たとえば、英語の中にはフランス語が元になっている単語が数多く存在し、英語を学習する上で楽な点も。また、スペイン語やイタリア語等のフランス語と同じ語源であるラテン系の言語は、フランス語と似たような文法や単語があり、イチからはじめるよりもフランス語を理解していると格段に習得しやすいでしょう。
職業・仕事で役立つ
国際連合の公用語としても使用されているフランス語。英語の次に有用性が高いとされていて、数多くの国際機関で公用語としても使用されています。
将来、国際公務員や国際関係のキャリアを視野に入れている人は、ぜひとも習得しておきたい言語です。
【スキルの差別化】でステップアップ
【ほかの人とのスキルでの差別化】という意味でも、フランス語は役立ちます。
将来的に見ても、急激に経済が発展しているアフリカ市場でフランス語を必要とする機会が増える可能性も多いにあります。
生活をより豊かにするフランス語
今回ご紹介した以外にも、個人的に役に立ったと思うのが、フランス語で育児情報を調べることができたということです。
日本の育児方法や子育ての価値観にとらわれるのではなく、「フランスではどうなのか?」と気軽に調べることができ、ときには日本とは異なる考えや価値観に触れることで、育児の不安やストレスを和らげてくれることにつながったり……。
生活や人生を豊かにするキッカケが、フランス語には沢山つまっている……かもしれませんよ。