小2の娘と共に現在英検2級合格を目指して奮闘しているママミーヤです。娘に英語教育を施そうと悪戦苦闘し、これまでさまざまな取り組みをしてきました。うまくいったものもあれば、そうでないものも。今回はわが家の取り組みの失敗例「オンライン英会話」についてです。
英会話に通わせたいけど……。習い事の「送り迎え」問題
習い事は幼稚園に入るタイミングではじめる人が多いと聞きます。
幼児の習い事は体力集中力の限界値からか、ほとんどが45分から1時間くらいで設定されています。
たった1時間、と思うかもしれませんが、その前後の送り迎えを考えると平日はなかなか時間が取れず、ワーキングマザーの場合は土日に集中して習い事を詰め込む人も多いです。
わが家でも娘のミヤピーに英語を習わせていましたが、土曜日に1時間くらい習うだけではそれほど効果がないことを実感していました。とはいえ平日に時間を確保するのが難しく、これ以上どうやって英語を習わせる時間を確保するかという悩みがつきませんでした。
言語が身につくまでの時間
わが家は生後すぐからかけ流しをはじめていたので、発音や聞き取る能力はあるものの語彙がないのと言葉を発する機会が少なすぎることを心配していました。
言語を習得するまでに必要な時間は概ね2000時間といわれています。1週間に1時間だけでは到底足らないことは計算の苦手な私でもすぐにわかります。
オンライン英会話とは
ミヤピーは、年中から英会話教室に通いはじめましたが、年長になったタイミングで進級するはずだったクラスが無くなってしまいました。加えて、小学校受験をすることにもなり、結局英会話教室は辞めました。しかし、英語学習を一切辞めてしまうことにはいささかの抵抗感があり……。
発語の機会を手軽に増やせる良い手段はないかといろいろ調べてみると、あるではないですか!「オンライン英会話」が!
オンライン英会話では、パソコンやタブレットを使いインターネットで先生と生徒を結んで授業を行います。授業はマンツーマンで、英会話教室に通うより発語させてもらえる機会が絶対に多いです。
都合がいい時間に自宅でレッスンできるので、レッスン中は家事や仕事をすることができます。送り迎えの時間のロスもなく時間がないわが家にはぴったりに思えました。
オンライン英会話に必要なもの
オンライン英会話には、カメラやマイクがついているパソコンが必要です。パソコンでなくても、タブレット端末やスマートフォン端末でもOKです。パソコンのカメラやマイクは使用したことがない方も多いかと思いますので、使い方や使い心地をあらかじめチェックしておきましょう。
今のパソコンにはインカメラやマイクがついているものがほとんどですが、もし無い場合はWEBカメラやヘッドセットの準備が必要です。
そして、当然ですがパソコンでつなぐ場合はインターネット回線が必要です。
まずは無料体験を申し込もう
自宅の環境が整っているならいつでもオンライン英会話をスタートできます。でもいきなり講座を申し込むのではなく、価格や教育の内容などを比較するために無料体験を受けることをおすすめします。
ママミーヤは複数のオンライン英会話教室を選び、無料体験に申し込んでみました。闇雲に体験するのももったいないので、各教室を比較検討できる評価項目をいくつか洗い出しました。
ママミーヤが出したのは以下の通りです。
1:インターネット回線が順調に接続できているか。これは講師の質よりも実は重要です!
2:レッスン教材の内容
3:講師の雰囲気
4:時間の使い方とテンポ
体験してみて感じたメリット
1:時間が有効に使える
申し込んだ時間通りにはじまり、時間ぴったりに終わるようになっています。
パソコンの設定などは必要ですが5分もあれば終わります。
授業時間は30分ほど。子どもが椅子にじっと座っていられない、親も立ち会う必要があるなどの場合を除いては、レッスン中は親はその場を離れて家事をすることも可能です。授業の様子は講師が後からレポートしてくれるので安心です。ワーキングマザーのママミーヤにはありがたいなと思いました。
2:子どもが飽きずに楽しく取り組める
ママミーヤが選んだ3つのスクールの場合、どこも講師はフィリピン人が多かったです。どの講師の方も明るく笑顔がステキで、子どもたちにとって安心感を感じさせる方ばかりでした。もちろん英語には全く問題ないと思います(英語力がない私が言うのもなんですが……)。
総体的に気楽に、そして楽しく取り組めると感じました。
体験してみて感じたデメリット(わが家の場合)
1:インターネット回線の問題
2:時間の問題
3:教材の問題
各教室ともにさまざまな教材を揃えています。
ただ、英語未学習者にとってはステップアップが難しいかもしれません。難易度もさまざまあるようですが、書店で売られているELT(English language teaching)教材を超えるものは調べた限りありませんでした。多くの生徒がいるので難しい問題だとは思いますが、この教材ではおそらく「単語が言える、挨拶程度の英語が話せる」以上のレベルに進むことが難しいのではないかと感じました。
もちろん市販のELT教材を利用したレッスンをやっているところもありましたが、短い時間ですし、おそらく教材付録のCDをかけ流したほうが効果的だと思います。
娘が最も抵抗感を表したところ
ミヤピーの場合は先生との目線が合わないことに違和感を感じたようでした。
カメラが画面の上側についているので、お互いに画面を見ていると画面上では少しうつむき加減に見えるのです。仕方ないのですが、娘にとっては意外と違和感が拭えず会話をした感じがしなかったようでした。
最大の問題点は……
自宅での学習をどう継続するかが、最大の問題点だと感じました。
毎日の学習を自宅で進めた上でのオンラインレッスンでないと全く意味がないかもしれません。
宿題もさまざまです。先生が次回までに●●をやっておいてね、という場合もありますが。提出義務はありません。オンライン上でやった成果を披露するのみで義務感に欠けるので、どうしても完成度が低くなってしまうのではないかと危惧しました。
独自のアプリを開発していて、会話も教材もすべてアプリ上でできる教室もありました。復習教材もアプリの中で行うことができ、復習状況も管理してくれるのでなかなか良いなとは思いましたが、進度はかなりゆっくりでした。
子どもによって進度は変えていくのでしょうが、いずれにしてもかなりの長期戦+家庭での取り組みが必須になると感じました。
オンライン英会話が向いていると思うお子さまは……
オンラインスクールは、ある程度の英語力がある子どもにはすごく良いと思いました。
語彙は家庭の学習でも増やすことができますが、外国人と話す実際機会は日本に住んでいる限り、減ってしまいます。オンライン英会話は授業時間が短いので、単語の練習だけで時間が終わってしまうのはとてももったいないと私は感じました。なので、アウトプットをする場と考えるなら、それができる子どもにとっては非常に良い機会だと思います。
また、親がしっかりと授業に関わって自宅でコントロールできる点も良いですね。英会話教室に行くにしてもオンライン英会話に行くにしてもここは同じです。
オンライン英会話教室の入会は見送ることに
わが家ではいくつか試してみて、明らかにインプットが足りない状態だということがよくわかりました。そしてミヤピーがオンライン英会話の形式にどうしても慣れないため入会は見送らせていただきました。
インプットの場をオンライン英会話で使うよりも別の方法を考えてみようと思うに至ったのですが、これはあくまでわが家の場合です。オンライン英会話があっていると感じられる方ももちろんいらっしゃることでしょう。
それぞれの子どもがやりやすい方法+親がどうやってフォローしていくかを計画することが大切なのではないでしょうか。
次回もどうぞお楽しみに!