自宅で簡単にヨーグルトをつくれるヨーグルトメーカー。でもつくれるのはヨーグルトだけではないことをご存知ですか?発酵機能を活かして、納豆や、甘酒、お味噌までつくれるんです。納豆づくりをメインに、ヨーグルトメーカーの新しい使い方をご紹介します。
ヨーグルトメーカーってどんなもの?
販売元:ROOMMATE
腸のためにも毎日食べたいヨーグルトを、気軽に自宅で手作づくりできるのは便利ですよね。カスピ海ヨーグルトや花粉症対策・免疫力UPにも効果的な「R-1」などを自宅でつくることができると、一時期メディアでも話題になりました。
複数のメーカーから発売されていますが、どれも基本的な機能はいたってシンプル。「温度設定とタイマー機能があり、牛乳や豆乳を発酵させることができる」というものです。
発酵させるためには【種菌】が必要なので、市販のヨーグルトを使用します。
筆者が購入した機種では、牛乳500mlに対して、【種菌】のヨーグルトは約50ml、発酵時間は約5時間。設定温度は、市販のプレーンヨーグルトで約40℃とありました。
ヨーグルトメーカーで!手づくり納豆
販売元:糀屋三左衛門
筆者は海外在住なので、ヨーグルトよりも、むしろ納豆づくりのために購入。海外では手に入りにくい納豆を自宅で手づくりしています。
では、実際のつくり方をご紹介していきましょう。
・圧力鍋
・ヨーグルトメーカー
【材料】
・乾燥大豆:250g
・水
・市販の納豆菌※市販の納豆(種菌用)1/4パックでもできます。
【1】豆を蒸して柔らかくする
③圧力鍋を火にかけ、高圧に達してから火を止め30~40分程度蒸します。
④火を止めたら圧力弁が降りるまで放置します。
【2】納豆種菌液を用意する
用意する方法は2つあります。
(1)市販の「納豆種菌」を購入して使う
(2)市販の納豆を使う
今回は、市販の「納豆種菌」を使った方法をご紹介します。
大豆100gにつき、だいたい納豆種菌液1mlが目安のようです。
【3】納豆種菌液を大豆に混ぜて発酵させる
②熱々の大豆を納豆種菌液の入った容器に入れ、熱いうちに消毒済みのスプーンなどでよくかき混ぜます。
③キッチンペーパーなどを軽くかけてしばらく置いて冷まします。
④ヨーグルトメーカーの本体にセットし、ガーゼかキッチンペーパーをのせ、その上に蓋を斜めに置いて通気を確保します(発酵には空気が必要なので密閉しない)。
⑤ヨーグルトメーカーの説明書等を確認し、時間と温度をセットしてスタート!
(筆者の機種では24時間40℃設定)
できたてはかなりアンモニア臭がきついですが、ラップをして冷蔵庫で1~2日熟成させると臭いも消えて、美味しい納豆になります。3日目ぐらいがベストの食べ頃です。
ほかにはどんなものがつくれる?
〇甘酒
<材料>米麹・炊いた白飯・水
〇塩麹
<材料>米麹・塩・水
〇白味噌
<材料>水煮大豆・米麹・塩
〇豆板醤
<材料>そら豆・塩・唐辛子の粉・味噌・にんにく・米麹
〇発芽玄米
<材料>無農薬、低農薬の玄米・水
発酵食品を食生活に取り入れて健康に!
ヨーグルトメーカーを使えば、難しい温度設定を機械がしてくれるのでとっても簡単!大人にも子どもにもメリットの多い発酵食品を、健康のために、また食育も兼ねて、ぜひお子さまと一緒につくってみてはいかがでしょうか?