ことわざは意外と日常生活の中にも溢れているもの。言葉の深い意味がぎっしりと込められたことわざには、ためになるもの、おもしろいものなど種類も豊富です。そんなことわざを覚えるときは、ことわざ辞典がおすすめ。今回は、ことわざ辞典の選び方とおすすめ5冊を紹介します。
ことわざ辞典の選び方
「辞典を引く」という作業は原始的に感じるかもしれません。しかし、自ら進んで学習するスタイルを身につけたいときに大いに役立ちます。自分の手で分厚い本をめくり、探したい言葉を索引から選び、文字を目で追うという一連の動作を踏むことで、知識として記憶に残りやすくなるのです。
辞典を手にいれたら、ことわざを耳にしたときすぐに辞典を引けるよう、リビングに置いておくと良いでしょう。できれば調べたことわざをノートなどに書く習慣がつくと、自主学習に結びついていきます。
子どもが使いやすいことわざ辞典とは?
1.子どもの目を引きやすいイラストや写真が使われている
2.文字が大きく、ふりがながふられている
3.子ども目線の簡単な文章で書かれている
それでは、具体的にどんなことわざ辞典がいいのでしょうか。おすすめの5冊をご紹介していきます。
オールカラー マンガで身につく!ことわざ辞典
著者:青山由紀 (監修)
出版社:ナツメ社
表現力や読解力に役立つことわざや慣用句が600語以上も掲載されています。オールカラーの漫画とイラストで解説してくれるため、幼児から小学生まで楽しんで学習できるでしょう。
ただ読むだけではなく「どのくらい覚えられたか?」を復習できるワークがついているのもポイント。学習といえどもゲーム感覚で知識を身につけられそうです。
小学生のまんがことわざ辞典
著者:金田一 春彦(監修) 金田一 秀穂(監修)
出版社:学研
約600語のことわざ、故事成語、四字熟語、慣用句が収録されているこちらの辞典。1語に対し1ページを使用し、一語ごとに4コマ漫画で説明してくれるため、飽きることなくページをめくれます。
子どもが親しみやすい擬音語入りのイラストのため、漫画感覚で気軽に手にとることができるでしょう。巻末に「ことわざクイズ」が収録されているのもポイントです。
はじめてのことわざ辞典 なかまでおぼえる
出版社:小学館
こちらの辞典は小学生低学年が対象です。すべての漢字によみがながふられているため、字がわかる幼児なら絵本感覚で読むことができます。
オールカラーで親しみやすく、重要なことわざが約800語も収録されています。人や動物、生き物など「なかま同士」の分類になっているため、まとめて覚えられるのが特徴。入門書としておすすめです。
ドラえもんのことわざ辞典
著者:栗岩英雄(著) 藤子・F・不二雄(監) さいとうはるお(まんが)
厳選されたことわざ200語を、ドラえもんの四コマ漫画でわかりやすく解説してくれるこちら。国語に苦手意識がある子どもも、楽しみながらことわざに触れることができそうですね。
似た意味を持つことわざも一緒に書かれているため、同時に複数のことわざを知ることができます。子どもは集中すると素晴らしい記憶力を発揮するため、あっという間にたくさんのことわざを覚えることでしょう。
すみっコぐらしのことわざ108
著者:有沢 ゆう希(著) サンエックス株式会社(監)
出版社:講談社
人気のキャラクター「すみっコぐらし」のかわいいイラストが特徴の辞典です。小学生が覚えておきたい厳選されたことわざが108語収録されています。日常的なことわざから、海外で使われていることわざまで幅広く扱われているため、大人も楽しんで読むことができるでしょう。
他の辞典と比べて文字が少ないため、集中力が途切れがちな子どもにもおすすめです。
ことわざは楽しみながら覚えよう
「勉強」だと身構えず、家族でことわざクイズを出し合うなどして楽しみながら覚えるのもおすすめです。それぞれの家庭で工夫しながら辞典を活用していきましょう。