窓際で植物を育てて日差しを遮る「みどりのカーテン」。暑い季節のエアコンの使用を控えることができ、地球温暖化防止の一歩にもなります。今回は、みどりのカーテンに関する基礎知識や作り方をご紹介します。今年の夏はお子さまと一緒に、エコなカーテンづくりにチャレンジしてみては?
みどりのカーテンとは?
植物によって直射日光をやわらげ、葉っぱから出る水蒸気で室内の空気を涼しくしてくれるので、蒸し暑い夏にぴったり。エアコンの使用量を抑え、電気代の節約や地球温暖化の防止にもつながります。
植える植物によって、ゴーヤの実を収穫したり、アサガオの花を楽しんだりと、お子さまへの自然教育にも役立つでしょう。
みどりのカーテンにおすすめの植物
・ゴーヤ
葉がよく茂るので、みどりのカーテンにぴったり。実を食べることもできるため、食育の一環としても楽しめます。
・ヘチマ
成長が早く、初心者向けです。採れた実をたわしに使うこともできます。
・アサガオ
よく使われるのは、西洋アサガオや日本アサガオ。色とりどりの花が咲くので、見た目にも楽しめるでしょう。
ほかにもフウセンカズラ、ヒョウタン、ミニメロンなどが使われます。
みどりのカーテンの材料
・植物の種、苗
初心者の方は、苗から育てたほうが難易度が低くなります。苗は種類によって販売時期が異なるので注意しましょう。
・鉢底石、用土
ゴーヤの場合は野菜用がおすすめ。
・肥料
・プランター
十分な深さがある、大きいものを選びます。
・ネット
10cm程度の網目のものを用意しましょう。
・支柱
みどりのカーテンの作り方
1.種まき(4月中旬~5月上旬)
プランターに鉢底石と培養土を入れ、苗を植えます。苗の間隔は40~50cmずつ空けるのがポイントです。
2.ネットを張る(6月)
窓や壁に沿ってネットを張ります。つるが伸びはじめる前に行うようにしましょう。
3.追肥(6月~)
成長の様子を見ながら、追肥を行います。
4.摘心
親づるに本葉がたくさんついてきたら、新しく伸びてくる茎や枝を途中で摘み取ってください。
5.完成(7月)
7月になると窓を覆うぐらいに成長します。朝と夕の水やりを忘れずに。
6.収穫(8月)
8月になるとゴーヤが収穫できます。おいしくいただきましょう。