子どもの心をつかんで離さない科学漫画「サバイバル」シリーズ。オールカラーで読みやすく、ページをめくるたびにその世界に引き込まれます。今回は、なかでも身近な「生物」にスポットをあてた作品をご紹介。どんな生物とのサバイバルが待ち受けているのか、お子さまと一緒に冒険してみませんか?
スリルの連続!昆虫世界のサバイバル
著者 :洪在徹(文)、李泰虎(絵)
出版社 :朝日新聞出版
発売直後に人気が出て、短期間での売り上げは科学漫画サバイバルシリーズ中最多という人気を誇るのが、「昆虫世界のサバイバル」です。
ある日突然、昆虫の世界に迷い込んでしまったジュノ、マリ、ヌリ。巨大なバッタやアリ、クモなどに次々と遭遇していく様子は、ハラハラドキドキの連続です。いつ襲ってくるかわからない昆虫たちから目が離せません。
普段とはまったく違う目線で昆虫の世界を知ることができるこの一冊。ストーリーを読み進めながら、虫たちの体はどうなっているのか、どんな生活をしているのかを学ぶことができます。いままで生物に興味がなかったお子さまも、きっと夢中で読んでしまうでしょう。
迫力満点の恐竜世界へタイムスリップ
著者 :洪在徹(文)、李泰虎(絵)
出版社 :朝日新聞出版
世界中の子どもから愛されているのが、この「恐竜のサバイバル」シリーズ。
3人の子どもたちが、ある日突然、恐竜のいる世界にタイムスリップ。そこには、化石や図鑑でしか見たことのないさまざまな恐竜の姿が。大型の草食恐竜や小型の肉食恐竜、石を食べる恐竜やティラノサウルスなどが登場します。躍動感とスリルにあふれたストーリー展開にどんどん引きこまれてしまいます。
壮大なスケールで描かれた恐竜の世界に、一緒にタイムスリップしてみませんか?お子さまが恐竜に興味を持ったら、図鑑やほかの本にも手を伸ばしてみましょう。
こんな対戦みたことない!ナイトサファリのサバイバル
著者 :ゴムドリco. (文)、韓賢東(絵)
出版社 :朝日新聞出版
夜のサファリは、動物たちが活発に動き回る姿をみることができる貴重なひととき。夢中でサファリをまわっていた主人公たちは、時間を忘れて大喜びです。しかし突然の停電で、猛獣たちが境界から飛び出してしまい……。
サファリをうろつく猛獣たちが、思いもよらない対決を見せるという、ここにしかない戦いが見ものです!次の展開が読めないストーリーは、ドキドキの連続。親子で予想しながら読んでみてはいかがでしょうか?この本を読んだあとに、ストーリーを思い出しながら動物園に出かけるのも楽しいですよ。
たくさんの「なぜ?」に出会える鳥のサバイバル
著者 :ゴムドリco. (文)、韓賢東(絵)
出版社 :朝日新聞出版
「鳥の楽園」といわれる美しい島へ渡り、鳥たちのサバイバルを目の当たりにしていく主人公たち。
「なぜインコはなぜ喋れるの?」
「なぜ固いココナッツの実を食べられるの?」
などなど、鳥たちの「なぜ?」を、図解を交えてわかりやすく説明してくれます。鳥の目線ですすむ物語もおもしろいです。
冒険物語が好きなお子さまはもちろん、鳥を飼っているお子さまにもおすすめ。
はたらきの違いがよくわかる 微生物のサバイバル
著 者:ゴムドリco. (文)、韓賢東(絵)
出版社:朝日新聞出版
私たちの生活に深いかかわりを持つ微生物。身近なところでは、ヨーグルトや味噌などの「発酵」は微生物のはたらきによるものです。では、食べ物が腐る「腐敗」と、「発酵」の違いはなんでしょうか?
この物語では、微生物にどんな特徴があるのか、どんなはたらきをするのかが、わかりやすく描かれています。危険がいっぱいの微生物の世界から、はたして無事に戻ってこれるのか……。主人公たちと一緒に微生物が起こす不思議な現象を身近に感じられ、お子さまの想像力をかきたてる一冊です。