2019年01月18日 公開

【2018年子どもの名前ランキング】男女別・人気の傾向とその理由

大手保険会社・明治安田生命保険が毎年発表する「子どもの名前ランキング」。その年の時勢によって、人気の名前も変化します。こちらのランキングをもとに、2018年生まれの子どもの名付け傾向をまとめてみました。これから名前を考えるパパママは、ぜひ参考にしてみてください。

大手保険会社・明治安田生命保険が毎年発表する「子どもの名前ランキング」。その年の時勢によって、人気の名前も変化します。こちらのランキングをもとに、2018年生まれの子どもの名付け傾向をまとめてみました。これから名前を考えるパパママは、ぜひ参考にしてみてください。

名付けのトレンドを知るなら「名前ランキング」

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音の響き・漢字の意味・画数・字形のバランス……。子どもには、さまざまな条件を満たしたパーフェクトな名前をつけたいと考えるパパママも多いでしょう。名付け本・神社の命名・インターネットの情報を参考にするなど、名付けの選択肢は豊富にあります。加えて「名前のトレンド」も知っておくと、命名のヒントが得られるはずです。

参考になるのが、毎年恒例となっている大手保険会社・明治安田生命保険の「子どもの名前人気ランキング」。この調査は1989年から始まり、2018年で30回目を迎えた歴史あるものです。その年の名付けトレンドはもちろん、男女別人気の漢字・読み方・世相とからめた考察などが紹介されています。

調査時期は2018年11月。個人保険・個人年金保険の保有契約の約1,245万件を調査したものです。男の子9,796人、女の子9,481人の名付けの傾向を明らかにしています。この資料を参考に、こちらでは2018年生まれの赤ちゃんの名前人気をまとめました。

【2018年】男の子の名前トップ10

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第1位 蓮(レン)
第2位 湊(ミナト・ソウ)
第3位 大翔(ヒロト・ヤマト・タイガ・ハルト・ダイト・タイショウ・タイト・マサト)
第4位 大和(ヤマト・ナゴミ・ヒロト)
第5位 陽翔(ハルト・ヒナト・ヒロト・アキト・ヒナタ)
第6位 悠真(ユウマ・ハルマ・ユウシン)
第7位 樹(イツキ・タツキ・イヅキ・ミキ)
第8位 陽太(ヨウタ・ヒナタ・ハルタ)
同列8位 朝陽(アサヒ)
第10位 悠人(ユウト・ハルト・ヒサト)
同列10位 蒼(ソウ・アオ・アオイ・ソラ)

逆境を乗り越える「強さ」を感じさせる名前が人気

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2018年は多くの自然災害に見舞われた年でした。そのなかで助け合い、復興しようとする被災者や支援者の方の「不屈の精神」と「利他の心」は、国内外問わず感嘆・称賛されました。多くの人々の逆境に負けず生き抜く姿勢は、赤ちゃんの名付け傾向にも影響を与えたようです。

昨年度の5位から、4年ぶりに首位を獲得した「蓮」。極楽浄土の花・泥中の花と呼ばれる蓮(はす)は、逆境に強い植物として知られています。澄んだ水では小ぶりな花しか咲かすことができませんが、濃い泥の中なら大輪の花を咲かすためです。

淀んだ濃い泥であればあるほど、深く根を張り美しい花を咲かせる蓮のように「逆境を乗り越え、花開く」という願いがこめられているのでしょう。

2位「湊」は、人やものが集まる、人々の中心人物となるイメージをたたえた名前です。湊は、水が集まる・船着き場という意味の漢字。人やものの行き交う湊のように出会いに恵まれ、グローバルな活躍を願う親心を感じます。

3位の「大翔」、4位「大和」は、男らしく力強い・たくましい印象の「大」を使った名前です。どんな環境でも生き抜き、大成する強さを感じさせます。

【2018年】女の子の名前トップ10

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第1位 結月(ユヅキ・ユズキ・ユイル・ユズ・ユツキ)
第2位 結愛(ユア・ユイナ・ユウア・ユメ・ユイ・ユウミ・ユナ・ユナリ)
第3位 結菜(ユイナ・ユナ・ユウナ)
第4位 杏(アン・アンズ・コウ・モモ)
第5位 さくら(サクラ)
同列第5位 凛(リン)
第7位 芽依(メイ)
同列第7位 葵(アオイ・メイ)
第9位 紬(ツムギ)
第10位 莉子(リコ)
同列10位 陽菜(ヒナ・ハルナ・ハナ)
同列10位 美月(ミツキ・ミヅキ・ミズキ)

トレンドは人とのつながりを感じさせる名前

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災害に見舞われた2018年は、その反面で人々の絆・思いやりを感じた1年でもありました。また平昌オリンピック・サッカーワールドカップでは、日本全体が選手をサポートし、チーム日本として大躍進。日本人同士の結びつきが強くなった、と感じる方もいるかもしれません。

人同士の「結」びつきによって困難を乗り越えた2018年。女の子の名前のトレンドは「結」の入った名前でした。女の子の名前トップ3は「結月」「結愛」「結菜」となっています。

首位となった「結月」は、昨年20位から大きくランクアップ。また「結」の漢字の入った名前がトップ3位を独占するのは、調査以来初めてです。

「結」という漢字には縁を結ぶ、努力が実を結ぶなどの意味があります。人同士の思いが幸せを生む・尽力し結果を出すイメージを抱く方も多いでしょう。また「ユ」という音の響きも柔かく、優しい印象です。人を受け入れ協力し合い、幸せになってほしいという願いを感じます。

平成で最も人気のあった名前は?

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【男の子・平成名前トップ10】
※読み方は主なもの

第1位 翔太(ショウタ)
第2位 翔(ショウ)
第3位 健太(ケンタ)
第4位 蓮(レン)
第5位 大輝(ダイキ)
第6位 大翔(ヒロト)
第7位 翼(ツバサ)
第8位 大樹(ダイキ)
第9位 颯太(ソウタ)
第10位 拓也(タクヤ)

【女の子・平成名前トップ10】
※読み方は主なもの

第1位 美咲(ミサキ)
第2位 葵(アオイ)
第3位 陽菜(ヒナ)
第4位 さくら(サクラ)
第5位 愛(アイ)
第6位 結衣(ユイ)
第7位 七海(ナナミ)
第8位 愛美(マナミ)
第9位 未来(ミライ)
第10位 美月(ミツキ)

2019年以降人気が予想される名前

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子どもの名付けに大きな影響を与えるのが、スポーツ・芸能・学問・芸術などで成功を収めた著名人たちです。メディアに取り上げられ、目にする機会も多い彼らの名前。「縁起の良い・名を体で表す」イメージがあり、我が子にもぜひと考えるパパママは多いようです。

2019年以降、人気上昇が予想される男の子の名前は「翔平」。MLBのロサンゼルス・エンゼルスに移籍し、新人王を受賞した大谷翔平選手の名前です。また同じスポーツ選手として、フィギュアスケートの羽生結弦選手の「結」を使った名前は男女ともに増えてくるでしょう。すでに2018年、女の子の名前でトップ3を独占しています。

女の子では、モデル・女優として活躍中の山下美月さんを筆頭に、芸能関係で活躍する「美月」さんが注目の的に。「美月」は平成ランキング10位にも入っていて、定番の名前になりつつあります。2019年以降も人気が続きそうです。

名前ははじめてのプレゼント

時勢によって名前のトレンドは変わりますが、どのような名前にしても「子どもの幸せを願う気持ち」が込もっていることに変わりはありません。子どもへのはじめてのプレゼントともいえる名前。家族で話し合いながら、納得できるものを探してみましょう。

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この記事のライター

AOTANAOAO
AOTANAOAO

2015年よりライターと鞄・アパレル雑貨メーカーのWEBモデルの仕事をしています。Chiik!!では幼稚園入試、英語学童、インターナショナルスクール、親子で作れる知育玩具などの記事を執筆。 教育・健康・レジャー・ファッションなど、「日常生活がより豊かに楽しく送れる」ような情報記事を書いております。