食材をかわいい形に切る「飾り切り」は、食卓を鮮やかに彩ってくれるだけでなく、子どもが好き嫌いなく喜んで食べてくれるきっかけにもなります。不器用な筆者でも作ることができた、入門者におすすめの簡単な飾り切りの方法を5つご紹介します。
お弁当も華やかになる「お花」の飾り切り
にんじんをお花型に切ってグラッセなどにしてあげると、甘みも増すのでいつも以上にたくさん食べてくれました。
まずは、きゅうりのお花の飾り切りから作り方をご紹介します。
②周囲に「∧」のような切込みを入れていく
(この切込みの間隔で、お花の表情が変わります。5~6枚にするとかわいいかなと思います)
②で花びらの形を切り出す過程で、固い皮の面積が少なくなり噛み切りやすくなるので、1歳半の子どもでもきゅうりが食べやすくなったようです。また、中心にミックスベジタブルなどを飾るとより華やかになります。特にコーンは甘いので、きゅうりの味が苦手なお子さまでも美味しく食べられるかもしれません。
次に、にんじんのお花の作り方です。にんじんの飾り切りというと、煮ものを作るとき入れるにんじんの飾り切り「ねじり梅」が有名ですが、不器用な筆者にはちょっと難しく感じたので、簡単に・気軽に作れるようアレンジしてみました。
②6等分になるように、包丁で2mmほどの薄い当たりを入れ、
その6等分線を目安にして端に「∧」の形の切り込みを入れる
③花びらの丸みが出るように、角を取る(りんごの皮を剥くときのように包丁を持つとやりやすいです)
④花びらの中央から補助線に向けて斜めに包丁を入れると、花びらが立体的になります。
6等分の補助線を入れると、簡単に花びらの形を均等に整えられます!④の工程が難しければ、省いても十分かわいらしいお花ができますよ。
好きな厚さにカットできる「にんじんのお星さま」の飾り切り
②切り口に一筆書きの「☆」になるように薄く当たりをつける
(このとき、切り口の細い方を上にして当たりをつけると、切り落とした時に失敗が少ないです)
③線に沿って、不要な部分を切り落とす
④星型のにんじんができるので、好きな厚さにスライスして料理に使う
2ステップ、1分でできる「ミニトマトのお花」の飾り切り
作り方は2ステップ。1分もかからずにできます。コツは、ちょっと硬めのトマトを使うことです。
このとき、切り落とさないように注意する
②切り目に沿って、立体的になるようにそっと広げる
お弁当のすき間にピッタリ「たまごのお花」の飾り切り
二つ折りの「わ」の方に、細かく切込みを入れていく(切り落とさないように注意する)
②端からくるくると巻いていく
「薄焼き卵を作るのが難しい」という方もいるかもしれません(筆者もそうでした^^;)。筆者は、以下のサイトのレシピを参考にしたら、上手に作れましたよ。ひっくり返さなくてOKというレシピなので、気軽にトライできると思います。
薄焼き卵のレシピ/作り方:白ごはん.com
子どもウケNo.1「ソーセージのうさぎ」の飾り切り
作り方は以下のとおりです。この例では、子ども用の魚肉ソーセージで作っています。
②端から3cmくらいのところを斜めにカットする(普通のウインナーなら、斜めに2等分でいいと思います)
さらに、2mm程度の厚さで1枚スライスする
③スライスしたパーツに「∧」の切り込みを入れる(これが、耳になります)
④本体に半分くらいの深さまで切込みを入れる
⑤切込み部分に耳のパーツを差し込む
⑥完成です!ソーセージが丸くて上手く立たない場合は、底の部分を平らになるようカットすると、安定します。
余裕があれば、黒ごまなどで目を作っても可愛らしいです。耳がつくだけでもうさぎとわかるようで、我が家では子どもが喜んで食べてくれました。
飾り切りにチャレンジして、食事の時間を楽しもう
今回ご紹介したのは、飾り切り初心者でかつ不器用な筆者でも、きちんと形にできる簡単な作り方ばかりです。これまで飾り切りに苦手意識を感じていた人でも、ぜひチャレンジしていただければと思います。