物事を柔軟に考えられる「数学的センス」を磨くなら、立体パズルがおすすめです。楽しく遊ぶうちに集中力・直観力・空間認識力などを伸ばすことができます。立体パズルで子どもの考える力を育んでみませんか。手先と脳をフル回転させる「立体パズルおすすめ5選」のご紹介です。
立体パズルは知育に最適
このような人たちは物事を抽象的に捉え、正解(結論)に至る道筋を何通りも考えられる「数学的センス」を持っています。数学的センスを伸ばすには、集中力・直観力・空間認識力・論理的思考力のトレーニングが不可欠。この4つの力を伸ばしたいとき、立体パズルがおすすめです。
立体的であることでパーツがつかみやすく、幼児も「パズルを完成させること」に集中できます。また立体パズルの特徴として「さまざまな方向から、その都度仕上がりの確認が必要」「完成したら自由に立体を触れられる」ことがあげられるでしょう。このため子どもが飽きにくく、集中力・忍耐力が育まれます。
パーツを自分で組み合わせて試行錯誤しながら立体的な形を作ることは、直観力・空間認識力・論理的思考力を鍛えることにもつながるはずです。
賢人パズル
販売元:エド・インター
3歳から大人まで長く遊べる立体パズル。幼児教室と共同開発した「考える力」を伸ばす知育玩具です。カラフルな7つのブロック・木製プレート・56種類の立体が掲載されたテキストがセットになっています。作り方のヒントがテキストにあるので、小さなお子さまも楽しめるでしょう。ブロックの向きを変えたり、回転させたりしながら「正しい形」を目指します。
はじめは低い難易度からスタートして、達成感・自己肯定感を育てること。「できた」を繰り返すことで、確実にレベルアップにつながります。遊ばないときは、お部屋のインテリアにもなるおしゃれさもポイントです。
Homejoyi 嵌め込みケムシ
販売元:Homejoyi
対象年齢は0~3歳。カラフルな13ピースを使って、色合わせ・形合わせ遊びが楽しめます。乳幼児期の脳の発達を促進するのは、手指への刺激。この嵌め込みケムシは「握る・積み上げる・引っ張る・はめ込む」といった動きで、巧緻性を高めるおもちゃです。
赤ちゃんが遊ぶことを考慮して、無毒で舐めても安心、環境に優しいPVC素材で作られています。柔かい素材なので、突然の放り投げも大丈夫。ボール遊びにも使えます。
HannaBlock マグネットブロック
販売元:HannaBlock
推奨年齢3歳から。マグネットブロック126ピースを使って、さまざまな立体が作れます。三角形×32、四角形×27、二等辺三角形×4、半円×4、ひし形×2、扇形×2、台形×2、六角形×2、車輪パーツ×2、アルファベットプレート(非磁性)×26、数字カード(非磁性)×15、観覧車パーツ×8個と、かなり充実したセット内容です。
小さなお子さまでも、作り方ガイドブックを見れば観覧車・自動車・飛行機などを完成させられます。マグネットなので組み合わせしやすく、完成品がくずれにくいところも魅力。自由に遊ぶうちに数学的思考力・想像力・推理能力・造形力・創造性・感覚能力・色彩感覚・空間認識力が身につくとされています。
図形キューブつみき
販売元:くもん出版(KUMON PUBLISHING)
対象年齢は3歳から。子ども自ら学べて、力がつく教育・教材を提供してきた公文式教室の開発です。カラフルな立方体の積み木50個と、パターンカードがセットになっています。国内加工のブナ材を使用した積み木は木の質感が活かされていて、拙い幼児の手でもしっかりつかめるでしょう。
パターンカードには平面・立体の問題が36問掲載されています。はじめは平面から取り組んで、慣れてきたら立体の問題に挑戦してみてください。問題図では分からない見えない部分を想像して作ることで、想像力・空間認識力・直観力が鍛えられます。パターンカードを使わずに自由に遊ぶだけでも、巧緻性・創造性・集中力が育まれそうです。
立体4目並べ
販売元:平和工業(Heiwa Kougyou)
推奨年齢4歳から、原材料は松・カイの木です。シンプルなデザインとほっこりした木の温かみはインテリアにもなるでしょう。対戦型ゲームタイプのパズルで、球の色・先手・後手を決めたら、ひとつずつ球を棒に通していきます。自分の色が縦・横・斜めのいずれかにそろえば勝利です。
論理的思考力・推理能力に加え、空間認識力も欠かせません。自分で考えて球を通すことで、考える楽しさを実感できます。「下から2番目の段を1列黒でそろえてみて」「2列を黒でそろえてみて」など、パパママが問題を出して遊ぶのもおすすめです。
まずは自由に触って楽しもう
しかし、はじめのうちから難しいパズルで考えることを強要するのは避けましょう。考えることが面倒になり、「答えを自分で見つける楽しみ」を実感できなくなってしまいます。まずはパズルのピースなどに自由に触れさせてみること。自分なりに遊び始めて、夢中になっているようならそのまま見守ってあげます。
特に乳幼児の場合、パズルそのものに対する好奇心を満たしておくことがポイント。そのあとにルール・課題を共有し取り組ませるとスムーズです。