2018年11月24日 公開

世界英語能力指数の2018年版が公開 日本は88カ国中49位で「低い」英語能力レベル

世界116カ国で、海外留学などを展開するイー・エフ・エデュケーション・ファースト(EF Education First)が、英語能力指数(EF EPI英語能力指数)2018年版を公開しました。気になる日本の順位は88カ国中49位。英語能力は……もう少し詳しく見ていきましょう。

世界116カ国で、海外留学などを展開するイー・エフ・エデュケーション・ファースト(EF Education First)が、英語能力指数(EF EPI英語能力指数)2018年版を公開しました。気になる日本の順位は88カ国中49位。英語能力は……もう少し詳しく見ていきましょう。

EF EPI英語能力指数って?

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「EF EPI英語能力指数」とは、国際教育事業を展開するイー・エフ・エデュケーション・ファーストが行っている、無料のオンライン英語能力測定テストの受験データを元に、非英語圏の国と地域における英語能力を指数化したものです。

2011年が最初で調査は44カ国。2018年の調査では88カ国となっており、130万人の英語テストビッグデータが元になっています。

2018年の主な結果

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スウェーデンが3年ぶり4度目の世界ランク1位に。シンガポールがアジア圏で初めてトップ3にランクインしました。

英語能力指数が「非常に高い」「高い」のは合わせて27カ国で、スウェーデン、ドイツ、チェコなどヨーロッパの国々が、そのうちの7割以上を占めています。

日本の英語能力指数は、88カ国中49位。近隣国では、香港30位、韓国31位、中国47位、台湾48位となっています。

日本の英語能力の推移は

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日本の英語能力の推移をピックアップしてみましょう。

2011年 14位/44カ国 「標準的」
2012年 22位/54カ国 「標準的」
2013年 26位/60カ国 「標準的」
2014年 26位/63カ国 「標準的」
2015年 30位/70カ国 「標準的」
2016年 35位/72カ国 「低い」
2017年 37位/80カ国 「低い」
2018年 49位/88カ国 「低い」

調査国の数が増える中、順位を下げ続け、3年連続で「低い」英語能力レベルとなっています。

お隣、韓国の英語能力

日本と地理的にも近く、学校制度も同じ6・3・3制、日本よりも加熱気味といわれる受験大国・韓国はどうでしょうか。

2011年は13位/44カ国と、ほぼ日本と同じ。しかしその後、調査国の数が増える中、21位→24位→24位→27位→27位→30位→31位で、英語能力レベルは「標準的」を維持しています。

さいごに

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英語教育に注目が集まる日本。3年生からはじまる小学校の英語の授業は、当初の予定だった2020年から2年前倒しとなり、今年2018年からスタートとなっています。まずは、ローマ字の練習。「A(a)=あ」「I(i)=い」……の練習から入り、カンタンな挨拶、物の英語表現、と進んでいきます。

この成果が、EF EPI英語能力指数でどういうスコアとなって出るのか、期待が高まります。

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この記事のライター