きれいでかわいい衣装を身につけた、バレリーナにあこがれる女の子は多いのではないでしょうか。そこで今回は、バレエの魅力がギュッとつまった絵本をご紹介します。これからバレエをはじめたいお子さま、もうはじめているお子さまそれぞれにおすすめの絵本を選びました。
バレリーナにあこがれているお子さまに
著者 :犬飼由美恵(文)、まるやまあやこ(絵)
出版社 :教育画劇
バレリーナにあこがれ、「バレエをやってみたい!」と思っているお子さまにぜひ読んであげて欲しいのがこの絵本。バレエをはじめて観劇する小さな女の子のお話です。
あこがれのバレエを見に行けるというドキドキやワクワクを、余すことなく表現しています。バレエ好きなお子さまならきっと、自分のバレエに対するあこがれと重なり、物語に引き込まれるのではないでしょうか。
自分もバレエを習っていたというママは、幼いころのワクワクを思い出して懐かしい気持ちになるかもしれません。
楽しいしかけで絵本が苦手なお子さまも楽しめる
著者 :石津ちひろ(文)、田村セツコ(絵)
出版社 :ひさかたチャイルド
絵本があまり好きではないお子さまには、楽しいしかけ絵本がおすすめです。この絵本には、「バレリーナになりたい」という女の子のあこがれがいっぱいつまっています。
絵本の中のかわいいチュチュを着た女の子にはしかけがほどこされており、動かせるようになっています。しかけを動かすことで、自分がバレリーナになったような気分を味わえるのではないでしょうか。
これなら絵本が苦手なお子さまや、まだストーリーがよくわからないというお子さまでも楽しめそうです。絵本が好きになるきっかけになるかもしれませんよ。
バレエを習い始めたお子さまに
著者 :バーバラ・マクリントック(作)、福本友美子(訳)
出版社 :ほるぷ出版
バレエを習いはじめたお子さまには、この絵本がおすすめです。タイトルのとおり、絵本には2人の女の子が出てきます。バレエを習う小さな女の子・エマと、バレエダンサーのジュリアです。絵本の中では2人の生活が交互に描かれていきます。
2人の接点は「バレエが大好き」ということ以外にありません。当然会ったこともありません。しかし物語の最後にとうとう2人は出会います。どこで出会ったのかは、絵本を見てからのお楽しみです。
バレエが大好きなお子さまなら、きっとエマの気持ちが手に取るようにわかるのではないでしょうか。バレエのレッスンへのモチベーションも上がるかもしれませんね。
壁にぶつかり悩むお子さまに
著者 :安房直子(文)、南塚直子(絵)
出版社 :小峰書店
バレエに限らず習い事をしていると、壁にぶつかる時期がやってくることがあります。そんなとき「もうやりたくないな」と感じるお子さまもいるかもしれません。そんなときに読んであげて欲しいのがこの絵本です。
この絵本の主人公の女の子も、バレエがなかなか上達せずに悩んでいました。そんな女の子の前にうさぎのバレエシューズ屋さんがあらわれて……。
まだ小さなお子さまの場合、壁にぶつかったとしてもちょっとしたことが乗り越えるきっかけになることも。この絵本がそのきっかけとなってくれるかもしれません。主人公の女の子と自分を重ね合わせ、「自分もきっと上手になれる」と気持ちが吹っ切れるのではないでしょうか。
そろそろ絵本は卒業!というときに
著者 :スザンナ・デイヴィッドソン(再話)、ケイティ・デインズ(再話)、アリーダ・マッサーリ(絵)、西本かおる(訳)
出版社 :小学館
そろそろ絵本は卒業して、本格的なストーリーにも挑戦させたいとき。「でも、どんなお話を選ぶといいんだろう?」と頭を悩ませるパパママもいるかもしれません。そんなときはバレエ好きなら誰もが憧れるような、親しみやすいストーリーを選ぶと興味を持ってくれるかもしれません。
この絵本には『白鳥のみずうみ』『くるみ割り人形』『眠れる森の美女』ほか、バレエの舞台でよく演じられる7つの作品がおさめられています。どのお話もお子さまにわかりやすくまとめられており、最後まで楽しく読むことができそうです。
大好きなバレエの舞台で演じられる物語なら、きっとお子さまは親しみを持ってくれるでしょう。お子さまの読書の世界を広げるきっかけになるかもしれません。
バレリーナの絵本でもっとバレエの魅力を味わおう
女の子のあこがれ「バレリーナ」。そんなバレエの魅力は、観劇だけじゃなく絵本でも満喫できます。絵本なら小さなお子さまにも気軽に見せてあげられますね。
今バレエを習っているお子さまは、大好きなバレエがもっと好きになり、練習にも気合いが入るかもしれません。そしてこれからバレエをはじめるお子さまは、あこがれる気持ちが強まるのではないでしょうか。
また大好きなバレエの絵本がきっかけで、絵本への興味が増し、読める絵本の幅も広がるかも。バレリーナのきらきらした世界にあこがれたことがあるママもいるでしょう。ぜひ親子で楽しんでみてくださいね。