子どもたちに人気の「れっしゃの絵本」。特に、しかけがある絵本は大人気です。ドキドキ・ワクワクしながら、好奇心に瞳を輝かせて聞いてくれる子どもたちの姿には嬉しくなりすよね。今回は、読み聞かせにオススメの絵本を4作品ご紹介します。
しかけ絵本『おとぎれっしゃ しゅっぱつしんこう!』
著者 :間瀬 なおかた
出版社 : 金の星社
読み手が「おとぎ列車」の乗客になり、トンネルを抜けるたびに次々と変わる世界を旅する、とても楽しい「しかけ絵本」です。
日本の昔話の世界、外国のおとぎ話の世界、海賊の宝島……。
さあ、次に広がるのはどんな世界?
ページにあいたトンネルの穴から覗いてみよう。
子どもたちも大興奮まちがいなしの、穴あきしかけ絵本!
きっと、お気に入りの一冊になりますよ。
絵本『でんしゃでいこうでんしゃでかえろう』
著者 :間瀬 なおかた
出版社 : ひさかたチャイルド
「デデン・ドドン」と、軽快なリズムに乗って電車が通るのは山の村。穴のあいたページのトンネルを抜けると、そこは広がるのは別世界。
前からも後ろからも、繰り返し読むことができる、とても楽しいしかけ絵本です。
「これ、なぁに?」と、子どもたちの知的好奇心を、おおいに刺激してくれることでしょう。
「季節」などの概念も、さりげなく伝えてくれるお役立ちの一冊。読み聞かせにおすすめです。
『せんろはつづく』想像力がふくらむ絵本
著者 :文・竹下 文子、絵・鈴木 まもる
出版社 : 金の星社
「せんろはつづく、どんどんつづく。やまがあったどうする?かわがあったどうする?」と、軽快なリズムの文章と、淡い色彩のかわいらしい絵が魅力的な作品です。
登場人物の子どもたちが、線路を敷き、列車を走らせて旅をするストーリー展開ですが、問題が起こるたびに問いかけがあり、クイズ感覚で楽しめる要素がふんだんにちりばめられています。きっと列車の旅といっしょに、読み手の子どもたちの想像力もふくらんでいくことでしょう。
『わくわくでんしゃしゅっぱつ』好奇心を育てよう!
著者 :作・視覚デザイン研究所、 絵・くにすえ たくし
出版社 : 視覚デザイン研究所
主人公の「けんたくん」がお母さんと一緒に、電車に乗って「山のおじさんのうち」へ遊びに向かう道筋を描いた作品です。
踏切を越えるところからはじまり、駅でおやつを買って。トンネルを抜けるとそこに待っているのは……?
さあ、ドキドキ・ワクワクの電車の旅がはじまります!
迫力満点の見開きページに繰り広げられる世界に、子どもたちの想像力と知的好奇心は大きく膨らむことでしょう。
とにかく「楽しい!」の一言につきる絵本。オススメの一冊です。