2016年12月31日 公開

年齢、相場、知育への活用法……「お年玉」の5つのポイント

子どもにとって「お年玉」はお正月の一大イベントですよね。でも親の立場としては、「いつからいつまであげるのか?」や「年齢別の相場は?」など気になる点も多いのがお年玉です。お年玉の基本情報から知育的活用法までをまとめました。

子どもにとって「お年玉」はお正月の一大イベントですよね。でも親の立場としては、「いつからいつまであげるのか?」や「年齢別の相場は?」など気になる点も多いのがお年玉です。お年玉の基本情報から知育的活用法までをまとめました。

お年玉の由来は「年神さまへのお供え餅」

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日本のお年玉は日本古来の信仰心に由来していることをご存知ですか?

お正月になると家庭には「年神さま」がやってきます。今ではだいぶ減ってしまいましたが、神棚を祀っている家庭では、年神さまをお迎えするため、神棚に丸いお餅をお供えする習慣がありました。

丸い御餅は玉に似ていますよね。玉(たま)=魂とみなせることから、このお供え餅のことを「年魂」と呼び、家長が家族一人ひとりに分け与えたそうです。これが今に通じるお年玉の由来です。

お年玉は子どもが何歳になったらあげるもの?

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お年玉は、「お正月気分を盛り上げてくれるイベント」という意味合いが強いですよね。これは、親から子へお年玉を手渡すという行為そのものに意味があるという考え方です。そのためか、「うちでは赤ちゃんが生まれたら、翌年のお正月からお年玉をあげるよ!」という家庭もあるようです。

ただ、お年玉のやりとりを通じて、礼儀作法やお金の使い方も学ばせたいと考えるなら、「あまり小さい子どもにあげるのはどうなの……?」という疑問も湧いてきますよね。そのためか、「小学校にあがったらお年玉をあげはじめる」というパパママも多いようです。

「いつからお年玉をあげるか?」は、お年玉にどんな意味をこめるかによって変わってくるといえますね。

「成人」が区切りかも?お年玉はいつまであげるか

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みなさんは、お年玉をいつまでもらっていましたか?芸能界などでは、師弟関係が続くかぎりはお年玉をやりとりする習慣があります。

ただ、お年玉がお正月気分を盛り上げてくれるのは、やはり大人が子どもに手渡すからではないでしょうか?
一般的な傾向としては、子どもが成人するとお年玉をあげなくなるようです。また「大学入学」「大学卒業」「結婚」と、各家庭によってリミットを設定していることも少なくありません。

お子さまにどんな風にお年玉を使って欲しいか、それを考えてお年玉卒業のタイミングを設定してみてくださいね。

こんなにもらっているの!?年玉の相場事情

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「うちはうち、よそはよそ。他の家庭のことは気にしない!」と割り切れればいいのですが、やはり一般的なお年玉の相場は気になるものです。

2015年、ネットリサーチ会社「ティムスドライブ」がおよそ6,000人を対象におこなった調査によると、子どもが小学4年生までは1,000~3,000円未満、6年生までは5,000円未満、中学生になると5,000円以上、大学生以上になると10,000円以上というのが相場でした。

高校卒業後は急激に相場があがっていますね。高校を卒業すると「社会人」の印象が強くなるためか、お年玉も相応の金額にしないと、という配慮があるのかもしれませんね。

おすすめ!知育的「お年玉活用法」

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お年玉を知育目的で徹底活用する方法とは……

「お年玉で子どもが欲しいものを計画的に購入させる」

です。

1.目的の商品について、販売している店舗ごとに価格を比較し、どの店で買うのがお得なのかを調べる。
2.店頭(ネットなら画面上)で、求めている商品を選択する。
3.現金での支払い、銀行・カード決済など支払いに必要な手続きを行う。

購入の計画から実行までを子ども自身にやらせるのがポイントです。大人が日常的に繰り返している「売買」を経験させることで、お金の使い方の基礎を学ぶことができます。

もちろん、どんなものにどれだけのお金を配分するかについては、パパママがきちんとチェックして、行き過ぎがある場合は修正してあげましょうね。

お年玉は「お金の知育」に使えます!

お年玉をただのお正月イベントに終わらせるなんてもったいない!子どもが現金を手にできる貴重な機会ですから、パパママがサポートしてあげながら、有効なお金の使い方を教えてあげると知育的効果もばっちりですよ。

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この記事のライター