心あたたまるストーリーやドキドキワクワクするストーリーを楽しめる絵本もいいけれど、単純に思いっきり笑える絵本も良いものです。知能がぐんと発達する5歳児。たくさん笑って、さらに脳を活性化させましょう!親子で楽しいひとときを過ごせる笑える絵本を5冊紹介します。
あ、忘れものだよ!「かものはしくんのわすれもの」
著者:かないずみ さちこ(作・絵)
出版社:大日本図書
読み聞かせると、はじめのうちは、筆者の息子も「あー、忘れちゃってるねー」という反応だったのが、繰り返される忘れものの数々に、「もう、まただよー!」とどんどん顔がにやけていきました。
忘れものをするたびに変わっていくかものはしくんの外見と、最後に忘れてしまったものに注目です。
ゆるいノリを楽しんで「ぼちぼちいこか」
著者:マイク・セイラー (作)、ロバート・グロスマン (絵)、今江祥智(いまえよしとも)(訳)
出版社:偕成社
「ぼく、消防士になれるやろか。」でも「なれへんかったわ。」「船乗りはどうやろか。」と意気込んでも「どうもこうもあらへん。」「ピアニストになるちからはー ありすぎやったな。」
ページをめくるたびに「壊しちゃってる!」「また失敗してる!」とどんどん笑いが大きくなっていきます。
いくら失敗を重ねても落ち込むことなく、マイペースなカバくんには、親もきっと癒やされるはず。関西弁になじみがない方にも、ぜひ読んでみてほしい絵本です。
大きな魚の結末は?「11ぴきのねこ」
著者:馬場のぼる(作)
出版社:こぐま社
おなかを空かせたねこたちが、みんなでおなかいっぱい食べられるという大きな魚をつかまえに行きます。みんなで協力してつかまえたお魚を持ち帰るはずが……。
笑いながらビフォー&アフターを何度も見たくなる絵本です。
じわじわ笑いがこぼれてくる「ロージーのおさんぽ」
著者:パット・ハッチンス (作)、わたなべ しげお (訳)
出版社:偕成社
文章では語られないキツネに振りかかる惨事。絵でストーリーが語られる、絵本ならではの作品です。
はじめは「どういうこと?」となるお子さまもいるかもしれませんが、よーく絵を見ているうちに、クスクス笑いがこみ上げてくるはず。
さて、ロージーは無事帰ってこられるのでしょうか?
ゲラゲラ笑える「うえきばちです」
著者:川端 誠(作)
出版社:BL出版
筆者が幼稚園児6人程度に読み聞かせたとき、全員からゲラゲラ笑いがわき起こった絵本です。
絵のインパクトも強いです。文章におもしろさが隠れているのですが、最初は意味がわからなくても絵だけで笑えるパワーを持っています。とにかく親子で笑いたいときにおすすめです。
親子で笑える絵本タイムを!
親子で笑い合うと、大人にとってはいいリフレッシュになります。子どもにとっても、声を出して笑うことは、脳にとてもいい刺激を与えてくれます。
今回ご紹介した絵本とともに、ぜひ楽しい時間を過ごしてくださいね。