アメリカの理科の授業は何歳頃からどんなことを教えているのでしょうか。アメリカでは、プリスクールからカリキュラムの一貫で宇宙や水など「サイエンス」を学んでいます。小さな子どもも理解できるような、わかりやすい授業の内容をご紹介します。
アメリカのプリスクールで驚いたこと
そういった取り組みの中で、サイエンスについても学んでいました。
実際には何を学ぶの?
このトピックは周りのママ友からも聞くので、多くのプリスクールでも学ぶのだと思いますが、かなり本格的なことを学んで帰ってくるのです。
たとえば、プロジェクトとして学ぶ1~2カ月の間は、家に宇宙関係の本があれば持って行き、それをショーアンドテル(Show and Tell)としてクラス全員に紹介をします。また、天体の基礎知識も教えるので、子どもたちは太陽系の惑星をすべて覚えてしまいます。
それぞれの惑星の形や特徴、地球と比べた大きさなどを知るために絵に描いたり、実際に模型をつくったりするため、授業にはアートの要素も含まれます。
NASAについても教えてもらうので、「実際に宇宙に行きたい」「宇宙飛行士になりたい」と子ども自身が思うきっかけにもなるようです。
子どもたちはいつの間にか、宇宙についての基礎知識を覚え、自分のものにしていきます。
アメリカのプリスクール教育
『Water Cycle』についてもカリキュラムがあり、実際に模型もつくって持ち帰ってきました。
小学校以降も同じ!?
そして何かを学習したら、遠足に行って実際に目で見てみる。たとえば、絶滅危惧種について学校で学んでいたときには、その保護活動についても見学に行っているようでした。
日本と比べて……
プリスクールでは、3歳頃から宇宙や天気、生物などについて学びますが、子どもの周りにある身近なテーマから入ることで、自然と興味を促し、知識を深められるようなカリキュラムが組まれているようです。
やらされているのではなく、自分から知りたいと思わせる。サイエンスへのアプローチとして非常に良い方法なのではないでしょうか。