2016年12月31日 公開

おせち料理に込められた伝統ある日本の文化

昔は、各家庭で作られていたおせち料理。今は、デパートや、ネットや、コンビニなど気軽に注文すれば手に入れることができます。それを引き換えに、家庭の中でおせち料理の話題や、いわれなどの会話が失われつつあります。品々に込められた思いを親子で学んでみましょう。

昔は、各家庭で作られていたおせち料理。今は、デパートや、ネットや、コンビニなど気軽に注文すれば手に入れることができます。それを引き換えに、家庭の中でおせち料理の話題や、いわれなどの会話が失われつつあります。品々に込められた思いを親子で学んでみましょう。

毎年食べるおせち料理って、なんだろう?

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“御節料理”の「節(せち)」という文字は、「節日(せちにち)」という言葉からきています。一年の節目にあたる元日は、昔から特別な意味がある日です。そのめでたい日に食べる食事ということで、“御節料理”という名がついたといわれています。
また、おせち料理は重箱に入れて用意しますが、「めでたさを重ねる」といった意味を持っているのです。

みなさんはおせち料理は何が入っていて、どんな種類があるかご存知ですか?種類の数は地域によって異なりますが、20~30種類あると言われています。
代表的な種類を中心にさっそく見ていきましょう。

おせちと言えばコレでしょう!黒豆

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おせち料理のなかで、つやつやと輝いている黒豆。代表的なおせち料理の種類の一つですね。
「まめ」は元来、「健康」「丈夫」といった意味を持つ言葉で、勤勉で元気に働けるようにとの願いが込められていて、おせち料理には欠かせないものです。「まめに働く」の語呂合わせの意味もあるそうですよ。

お子さまと一緒に黒豆を食べて、「元気に学校に行けるね!」、「一生懸命勉強できるね!」など声を掛け合ったらわかりやすくていいでしょう。

普段から食べる、身近な食材!かまぼこ

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普段から食卓でもかまぼこを食べる機会も多いのではないでしょうか。
おせち料理のかまぼこは「紅白かまぼこ」を使用します。かまぼこは「日の出」を象徴していて、元旦に食べるおせちになくてはならない存在です。
紅白の紅はめでたさと慶び、白は神聖を表しているそうです。単純に紅白になっているかまぼこから、松竹梅の柄が入っているかまぼこもあります。
自宅で用意する場合、そのまま切ったかまぼこでもいいのですが、ちょっと手を加えて飾り切りに挑戦するのもおすすめです!
「結びかまぼこ」や「松葉」などの飾り切りをしたら、きっとお子さまも見た目の美しさに喜ぶこと間違いなしです!

甘くてお子さまにも人気!伊達巻

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ふわふわで甘い伊達巻は好きなお子さまも多いはず。その伊達巻には「知識」の意味だったり願いが込められているのです。
伊達巻を見たらわかるように、その形状が巻物に似ていますよね。昔の書物である巻物に似ていることから知性を表しています。勉強や習い事が成就する縁起物として、ぜひお子さまに食べてもらいたいおせち料理です。

おせち料理はそれぞれ意味があり願いが込められている

今回紹介したおせち料理はたった3種類ですが、たくさんあるおせち料理にはそれぞれ意味があります。おせち料理を食べる前に、意味や願いを知ってから食べると、ありがたさが増し、よりおいしく食べることができるのではないでしょうか。ぜひ、お子さまと一緒におせち料理を食べながら、意味や願いを話してみてくださいね!

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この記事のライター